GW後半は、信州でした。
恒例となっている家内の実家での「田植え」です。
まず、連日晴天だったことに感謝。
田んぼに、北アルプスの白い峰々が映り込む。
鮮やかな色の苗。
今年も大活躍だった田植え機「ISEKI 500DX」。
5列同時に苗を植えていく、フルオープンの雄姿は、まさに田んぼのF1だ。
で、私たち助っ人は何をするかといえば、田植え機が植えられない「死角」の部分に苗を植えていくのです。
田植え機は、田んぼの中を畦(あぜ)の近くまで行ってはターンして、何往復もする。
すると、「四角い部屋を丸く掃く」感じとなり、そこに余白が生まれる。機械が植え残した部分を、人間が手で植えていくわけです。
私がやっているのは、田植え機が走行した後の土を、平らにならす作業。
苗が植えられた田んぼもまた美しい。
これまで農家は、減反政策でしばられ、安い米価でいじめられているが、これからはTPPの影響も加わるのだ。
「日本の食」という大きな問題はもちろん、わが家も、いつまで美味しくて安全な“ふるさとのお米”を食べられるのか。
5月の陽光とアルプスからの風の中で、そんなことを考えたのでした。