碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

映画「プロメテウス」の、「やるなあ」と「あれれ?」

2012年08月28日 | 映画・ビデオ・映像

楽しみにしていた映画「プロメテウス」を観た。


で、結論から言うと・・・・

「おお、やるなあ、リドリー・スコット!」の部分と、「あれ?あれれ?」の部分が相半ばする、といった読後感でした。

実は今回、本当に事前情報をシャットアウトして、マッサラな状態で観たのです。

だから、「プロメテウス」と「エイリアン」の“相関関係”も、劇場で初遭遇したわけで(笑)。

それに、ちょっと残念だったのは、物語のスケールが、意外と、予想よりも小さかったというか。

観終わった時も、「この作品って、“そういうもん”だったのかい?」の思いが強かった。

でも、リドリー・スコット監督らしさは十分あったし(当たり前か)、ビジュアル面もかなりなものだったし(笑)。


そうそう、映画の中で、登場人物たちが遥か遠い惑星に降り立つ際、「人類にとって偉大な一歩」みたいな台詞があった。

つい先日の、月面着陸のアームストロング船長が亡くなったというニュースがアタマに浮かんだ。

それに、リドリー・スコット監督の弟である、トニー・スコット監督(「トップガン」大好き)も、最近亡くなったよなあ、なんてことも映画の最中に思い出していた。

併せて、合掌。


というわけで、「プロメテウス」でした(苦笑)。