碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

次は、「ロンドンパラリンピック」

2012年08月23日 | 「東京新聞」に連載したコラム

東京新聞に連載しているコラム「言いたい放談」。

今回は、「パラリンピック」について書きました。

約90名の日本選手団がロンドンへと向かったのは昨日のことです。


次はパラリンピック

オリンピックが閉幕して睡眠不足も解消されたが、“ロンドンの熱戦”はまだ終わらない。来週二十九日からパラリンピックが始まるのだ。

陸上、テニス、水泳などオリンピックと同様の競技が並ぶが、パラリンピックならではのものも多い。

たとえば「ゴールボール」。全盲の選手たちが三対三で向き合う。ゴール目がけて投げてくるボールを、床に横たえた体で受け止め得点を阻止する。相手の足音とボールに仕込まれた鈴の音を追う緊迫の戦いだ。

また「ウイルチェアラグビー」は車イスのラグビー。バスケットボールと同じコートを四対四で走り回る。ボールを抱えたまま相手陣地に置かれたコーンを通過すればトライだ。競技仕様の車イス同士がぶつかり合うタックルでは衝突音がすさまじい。

日本チームは六月の国際大会で世界王者アメリカを破っており、初のメダル獲得も夢ではない。

イギリスの公共放送BBCが制作したパラリンピックのCMをユーチューブで見た。そして圧倒された。

肉体の限界に挑むアスリートたちの厳しさと美しさ。交通事故などで体に損傷を受けながら、それを乗り越える勇気と努力。さらにスポーツを楽しむ心までが見事に表現されているのだ。このCMがきっかけでパラリンピックを見る人が増えればと思う。

ちなみに日本でのパラリンピック放送は、地上波ではNHKのみだ。 

(東京新聞 2012.08.22)

お台場で、ガンダム

2012年08月23日 | テレビ・ラジオ・メディア

連日室内で仕事をしていたので、外の空気を吸うべく、高校生の息子と2人で湾岸ドライブ。

お台場へ。

以前から行きたかった「ガンダムフロント東京」初探訪だ。

館内は、「DOME-G」で上映される限定映像をはじめ、モビルスーツの1/1がある「Experience-Field」など見どころ多し。

1980年から現在までのガンプラが1000体、ずらっと並ぶ「ガンプラTOKYO」も壮観だ。








しかし、外に出て、我々のお目当てである、全長18メートルのガンダムの“実物”を見た瞬間は格別だった。

なにか“トンデモナイ”ものがそこにいたのだ。

だって、ガンダムが、目に前に立ってるんだから(笑)。










私は、息子ほどにはガンダムに詳しくないし、入れ込んできたわけでもないが、それでも、ちょっと、たじろいだ。

力強いというか、神々しいというか、青空を背にしたその姿は、とにかく美しい。

重さを感じるというか、中身を感じるというか、十分存在感がある。

見ているだけで、頭の中で、勝手に「物語」が動き出すような、あるチカラを持っているのだ。

これは実際に見てみないと、わからないことでした。

いやあ、侮れないぞ、実物大(笑)。

ガンダムファンであるなしに関わらず、一見の価値あり、です。