BSプレミアムで、草間彌生のドキュメンタリーを見た。
タイトル:世界が私を待っている「前衛芸術家 草間彌生の疾走」。
午後8:30~午後11:30という180分だったが、途中で止められず(笑)
全部見てしまった。
最も興味深かったのは、その制作風景だ。

ほとんど迷いもなく、キャンバスに筆を入れていく。
世界を巡回する個展のために、100枚の新作を描く過程は圧巻だった。

また、絵画もいいけど、立体もいい。
アルミニウム製の「かぼちゃ」なんて欲しくなった。
3000万円だけど(笑)。
そうそう、こうした「アートの値段」もきっちり伝えていた点も、良かったなあ。
オークションで1960年代の作品が落札されたけど、約3億円だった。
持ち主が買った時の値段は500ドル(笑)。
当時はまだ草間彌生も知られていなくて、だから純粋にこの作品を気に入って購入したのだ。
亡くなるまでの約50年間、どこに引越しても、家の中に飾っていたという。
この絵が売れたおかげで、遺族は家を手放さずに済んだそうだ。
草間作品くらいになれば投機対象になるのは仕方ないけど、こういう“ちょっといい話”もあっていい。
いやあ、草間彌生で3時間(笑)。
NHKBSならではの番組でありました。
