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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

「最近好調のテレビ朝日」について

2009年06月26日 | メディアでのコメント・論評

本日発売の『日刊ゲンダイ』で、「最近好調のテレビ朝日」についてコメントしている。

記事は、「追い風 好調テレビ朝日は“裕次郎特番”でもう一丁?」だ。

20日、21日連続の50周年記念ドラマ「刑事一代・大塚八兵衛の昭和事件史」が、視聴率19.4%と21.6%を獲得。

テレ朝は、今月、ゴールデン、プライム、プライム2の夜の時間帯で、週平均視聴率が、何と全局トップとなってしまった。

確かに、WBCも、サッカーW杯アジア地区予選も、「相棒7」も、「臨場」も、結構な結果を残している。

私のコメントとしては・・・

「最近の民放は視聴率に振り回されて墓穴を掘っている」

あえてどこの局とは言いませんが、分かりますよね。

「そんな中、テレ朝は視聴者が自分たちに期待しているイメージやニーズを愚直に守り続けています」

「得意にしている『刑事ドラマ』を丁寧に作り込んで人気シリーズに育てたり、スポーツや報道にも力を入れている。こうした姿勢が中高年世代に受け入れられいるのです」

個人的には、民放の中で、テレ東と並んで見ているのがテレ朝だ。

記事は、7月の石原裕次郎23回忌関連特番で、ますます勢いづくのでは、という話で締めくくっている。

いやあ、それにしても、「刑事一代・大塚八兵衛の昭和事件史」はよかった。見ごたえがあった。

演出は、さすがの石橋冠さん!

拍手です。