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黄帝内経素問 評熱病論篇 第三十三 第一節 語句の意味 3

2013-11-04 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です 

黄帝内経素問 評熱病論篇 第三十三

第一節

 黄帝問曰。有病温者。汗出輒復熱而脈躁。疾不爲汗衰。狂言不能食、病名爲何。

 岐伯對曰。病名陰陽交。交者死也。

 帝曰。願聞其説。

 岐伯曰。人所以汗出者、皆生於穀。穀生於精。今邪氣交爭於骨肉而得汗者、是邪卻而精勝也。精勝則當能食而不復熱。復熱者邪氣也。汗者精氣也。今汗出而輒復熱者是邪勝也。不能食者精無俾也。病而留者其壽可立而傾也。且夫熱論曰。汗出而脈尚躁盛者死。今脈不與汗相應、此不勝其病也。其死明矣。狂言者、是失志。失志者死。今見三死不見一生、雖愈必死也。

 

語句の意味 3

邪気

 

卻=却。卻は本字。キャク。シリゾける→退。おし返す。はねつける。受けつけない。承知しない。のぞく。はらい除く。シリゾく→退。あとへさがる。ひく。カエって。反対に。サテ。また。動詞の下に添える助字、・・・してしまう意「失―、忘―」。

 

俾=

鍼灸医学大系(語句の解)・・・二つのものをそろえて合わすれば増加することになる。それを「益する」と言うたのである。本文にいう俾とは、そのような意味を含むのである。

 そこで本文の「不能食者精無俾也」を従来「食すること能わざるものは、精俾(ヒ)することなきなり」又は「精俾せしむることなきなり」と読んでいるが、それは誤りで、訓読で示した如く「精に俾(ヒ)なきなり」と読むのである。そしてその意味は、「食物を食べることのできないのは、精にそうさせる(汗によって邪気を追い出す力)がないのである」ということである。

 

東洋学術出版社素問

精に俾なし――俾とは補益のこと。つまり精気が補給されないことをいう。

 

明解漢和辞典から見ると

俾=ヒ。シて・・・シむ=使。従う。ヘイ。「―倪(ゲイ)」は横にらみに見る。

「不能食者精無俾也」は「食すること能わざるものは、精をして無からしむなり」ではなかろうかと思うのだが、そうは読めないのか。食えないから当然精は無い。

鍼灸医学大系第一巻序説第二節 従来の原典解説に誤訳が多いのは何故か? 二、原典は現代の作品ではない。上古の作品であるということの認識不足

 

鍼灸医学大系(語句の解)

*病而留者

 已に王冰の注のところで述べて置いた如く「病而留者」の意味にとるのが妥当である。

*新校正には、「詳するに病而留者、王注を按ずるに、病は当に疾に作るべし。又按ずるに、甲乙經には、而熱留者に作る」とあり。

 

壽=寿。壽は旧字。ジュ。ス。コトブキ。祝い。喜びをいうこと。喜びのことば。命が長いこと。長命。コトホぐ。コトブく。祝う。喜びをいう。長命を喜び祝う。トシ。年齢、特に長命の年。ヒサしい。物が久しく存在する。イノチナガし。長命する。目上の人に酒杯をささげる。金品を人に贈る。寿星、人の生命をつかさどるという星の名。

 

立而傾

立=タチドコろに。すぐに。明解漢和辞典

傾=ケイ。カタウく。カタブく。安らかでない。なびく。つくす。危険になる。カタムける。かたよらせる。ななめにする。衰えさせる。つくす。

 

志・五行の五精の腎に配当される。五行の配当

 

鍼灸医学大系(語句の解)

*三死 三つの死の症状ということである。・・・(王冰、馬蒔、張志聡の註があり)・・・

そこで、死の三つの症状としては、

(1) 汗が出ても脈が依然として躁盛なること。

(2) 汗が出たあと身が熱して食欲全くなく、食うこと能わざるもの。

(3) 狂言し、志を失うもの。

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典、鍼灸医学大系、東洋学術出版社素問

 

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