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黄帝内経素問 評熱病論篇 第三十三 第五節 語句の意味

2013-11-20 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 評熱病論篇 第三十三

第五節

 帝曰。願聞其説。

 岐伯曰。邪之所湊、其氣必虚。陰虚者、陽必湊之。故少氣時熱而汗出也。小便黄者、少腹中有熱也。不能正偃者、胃中不和也。正偃則欬甚、上迫肺也。諸有水氣者、微腫先見於目下也。

 帝曰。何以言。

 岐伯曰。水者陰也。目下亦陰也。腹者至陰之所居。故水在腹者、必使目下腫也。眞氣上逆。故口苦舌乾。臥不得正偃。正偃則欬出清水也。諸水病者故不得臥。臥則驚。驚則欬甚成。腹中鳴者、病本於胃也。薄脾則煩不能食。食不下者、胃脘隔也。身重難以行者、胃脈在足也。月事不來者、胞脈閉也。胞脈者屬心而絡於胞中。今氣上迫肺、心氣不得下通。故月事不來也。

 帝曰。善。

 

語句の意味

湊=ソウ。〔日〕ミナト。アツまる→集。アツめる→集。湊合。膚のきめ。

 

陰虚=いんきょ。

①陰分が不足し、津血毀損の証候をさす。陰虚すれば、内熱を生じて、微熱・手足心熱・午後の潮熱・消痩・盗汗・口燥咽乾・尿短赤・舌質紅で少苔あるいは無苔、脈は細数無力などの症状をあらわす。

②足の三陰(肝・脾・腎)の虚をいう。

③腎中の真陰虚弱のこと。

<素問調経論>「陰虚すれば内熱を生ず。」

<霊枢本神>「五蔵は精を蔵するを主るなり。傷るべからず。傷れば則ち失守して陰虚す。陰虚すれば則ち気なし。気無ければ則ち死す。」

 

小腹=しょうふく。下腹部のこと。

小腹=少腹・小肚ともいう。腹部臍下の部分、或は臍下の両傍をいう。一説に小腹は臍下部、少腹は側腹部。

 

胃中不和=いちゅうふわ。胃腸の消化機能が減退して、気滞が内結している現象。

<傷寒論太陽病下>「傷寒汗出で、これを解した後、胃中和せず、心下痞鞕、乾噫食臭、脇下に水気あり、腹中雷鳴、下利する者は、生姜瀉心湯これを主る。」

 

水氣=水気、すいき。

①水腫のこと。水気は病理から言ったもので、水腫は症状から言ったものである。体内の水分の運行は、主に肺気の通調粛降作用や、腎気の開閉調節作用や、脾気の運化転輸作用によっているが、その内の一つの臓器の機能が失調すると、水を気化することができずに水分が停留して水腫を発生する。

<金匱要略>では風水・皮水・正水・石水・黄汗などの類型に分けており、また五臓の証候より五水に分ける。臨床上では大きく陰水と陽水に分けて考える。

②水毒のこと。③津液のこと。④水飲のこと。

⑤寒水の気のこと。

<傷寒論太陽病中>「傷寒心下に水気あり、咳して微喘し、発熱して渇せず・・・・小青竜湯これを主る。」

 

至陰

 

眞氣=真気・しんき。①正気、元気ともいう。先天の原気と飲食などより得る後天の気を結合して成ったもので、生命の動力となる。

<霊枢刺節真邪篇>「真気は天に受くる所、穀気と併せて身を充すなり。」

<霊枢根結篇>「真気稽留し邪気之に居るなり。」

<素問上古天真論>「真気は経気なり。」

<素問離合真邪論>「真気は経気なり。」

②心気のこと。⇒心気。

<素問評熱病論>「心気上逆す、故に口苦舌乾す。」

心気=しんき。心臓の気のこと。広義では、一般的に心の機能活動をさす。狭義には、心臓の血液を推動し循環する機能をさす。⇒心陽。<霊枢脈度篇>「心気は舌に通ず。心和すれば舌よく五味を知る。」

 

鍼灸医学大系 語句の解では王冰・馬蒔・張志聡の註のみが記載されている。

口苦=くちかれ 口は苦(か)れ、

第四節 苦渇 この場合の苦は枯と同じ意味で、「苦渇」とは「のどがかわくこと」である。

 

東洋学術出版社素問

口苦=口 苦(にが)く

【注釈】

真気 上逆す―張景岳の説「・・・・・。そこで口が苦く舌か乾くのである」。

 

清水=せいすい。透明な水。新・東洋医学辞書ソフト

清水=せいすい。①黄河と淮河とが分流する清河のこと。<霊枢経水篇>「足の太陽の外は清水に合し内は膀胱に属す。」②冷水のこと。<素問刺瘧篇>「清水を得んと欲す。」

 

 

胃脘=胃の内腔。新・東洋医学辞書ソフト

胃脘=いかん。胃腔のこと。<霊枢四時気>「飲食下らず、膈塞通ぜざるは邪胃脘にあり。」

 

隔=かく。

①隔塞して通じないこと。<素問生気通天論>「陽気当に隔すべし。隔なる者は当に瀉すべし。」

②飲食下らず、大便不通のこと。<素問陰陽別論>「一陽病を発すれば・・・其の伝わるや隔をなす。」「三陽結、これを隔という。」

③胸膈の意。<丹渓心法>「若し血の濁道に溢れれば、留まりて隔間に聚まり、満すれば吐血す。」

④噎隔証のこと。

⑤膈と同じ意味に用いられる。

隔塞=咽喉や胸郭のつかえ。噎膈、膈噎ともいう。

 

胃脈=いみゃく。

①胃気の脈。脈象は浮ならず沈ならず、急ならず徐ならず、おだやかで一定のりずむがある。<景岳全書>「大都(経穴名、足太陰脾経に属する)に脈の来たる時、大過なく及ばざることなく、自ずと雍容和緩の状があるものが宜し。すなわち胃気あるの脈なり。」

②足陽明胃経の簡称。

 

胞脈=ほうみゃく。胞絡ともいう。胞宮(子宮)上に分布している脈絡で、この中に衝脈と任脈が含まれる。胞脈の主な作用としては、月経・妊娠・胎児の育成である。

<霊枢五音五味>「衝脈任脈は皆胞中に起つ。」

<素問評熱病論>「胞脈は心に属し、胞中に絡す。月事来たらざる者は胞脈閉するなり。」

 

胞=ほう。①子宮。月経のこないことを胞脈閉とよぶ。<霊枢水脹>「石瘕胞中に生ず。」②胞衣、すなわち胎盤のこと。③膀胱。小便の通じないことを転胞という。<霊枢淫邪発夢>「厥気・・・胞 (月へんに直)に客す。」④眼瞼。⇒胞瞼(ほうけん)

 

心氣=心気。心の機能・活動、または心の循環機能、心の精気、脈気のこと。新・東洋医学辞書ソフト

心気=しんき。心臓の気のこと。広義では、一般的に心の機能活動をさす。狭義には、心臓の血液を推動し循環する機能をさす。⇒心陽(しんよう)。<霊枢脈度篇>「心気は舌に通ず。心和すれば舌よく五味を知る。」

 

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