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黄帝内経素問 評熱病論篇 第三十三 第一節 語句の意味 1

2013-11-01 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です 

黄帝内経素問 評熱病論篇 第三十三

第一節

 黄帝問曰。有病温者。汗出輒復熱而脈躁。疾不爲汗衰。狂言不能食、病名爲何。

 岐伯對曰。病名陰陽交。交者死也。

 帝曰。願聞其説。

 岐伯曰。人所以汗出者、皆生於穀。穀生於精。今邪氣交爭於骨肉而得汗者、是邪卻而精勝也。精勝則當能食而不復熱。復熱者邪氣也。汗者精氣也。今汗出而輒復熱者是邪勝也。不能食者精無俾也。病而留者其壽可立而傾也。且夫熱論曰。汗出而脈尚躁盛者死。今脈不與汗相應、此不勝其病也。其死明矣。狂言者、是失志。失志者死。今見三死不見一生、雖愈必死也。

 

語句の意味 1

鍼灸医学大系 (語句の解)

*張志聡の註 「温病とは、冬寒に傷られ、夏至の日に先だちて発する者を温病と為すなり」と。

温=・・・。従って張志聡の註にあった如く、冬寒に傷られたものが、そのままおさえつけられて、中にこもり、ある時期になって発するというものであろう。<傷寒論>に示す所は、その場合においける一般的な症状から区別したものと思われる。

 

荒木性次著 方術説話第一巻 傷寒論 傷寒例第三

第二段

其傷於四時之氣、皆能爲病。以傷寒爲毒者、以其最成殺之氣也。中而即病者、名曰傷寒。不即病者、寒毒藏於肌膚、至春變爲温病、至夏變爲暑病。暑病者、熱極重於温也。是以辛苦之人、春夏多温熱病者、皆由冬時觸寒所致、非時行之氣也。凡時行者、春時應暖、而復大寒。夏時應大熱、而反大涼。秋時應涼、而反大熱。冬時應寒、而反大温。此非其時而有其氣、是以一歳之中、長幼之病多相似者、此則時行之氣也。

解 其の四時の氣に傷らるるも皆よく病を爲すに傷寒を以て毒となすは、其れが最も殺の氣を成すを以てなり、中りて即病する者を名づけて傷寒といふ、すぐに病まざる者は寒毒肌膚にかくれ春に至り變じて温病となり、夏に至り變じて暑病となる、暑病の者は熱極まりて温よりも重し、是を以て辛苦の人に春夏温熱の病多きは皆冬時寒に觸るるに由りて致す所、時行の氣にあらざるなり、凡そ時行の者は春時は暖に應ずべきに復た大寒し、夏時は大熱するに應ずるに反って大涼し、秋時は涼に應ずるに反って大熱し、冬時は寒かるべきが應なるに反って大温す、此れ其時に非ずして其氣あり、是を以て一歳の中に長幼の病の多く相似たる者は此れ則ち時行の氣なり。

荒木性次著 方術説話二巻 傷寒論 辨太陽病脈證并治法上第五

第六條

太陽病、發熱而渇、不惡寒者、爲温病。

解 太陽病、發熱して渇し惡寒せざる者を温病となす。

 

輒=輙は俗字。チョウ。スナワち=即。タチマち=忽。タヤスく。

輒=・・・。つまり「どうかすると、すぐ・・・・・しがちだ」という意で、訓読では「ややもすれば、すなわち」というように用いる。鍼灸医学大系

 

汗出輒復熱而脈躁。疾不爲汗衰。の読みについて

鍼灸医学大系(語句の解)

*脈躁疾為汗衰(不為の不がない)の読み方について、従来この句を「脈躁疾にして汗するも衰えず」と読んでいるものが多いが、それは誤である。そう読んでは何が衰えないのかわからないであろう。又躁ということは、速いことであるのに、それに疾をつけてどうなるのか。これは「脈躁。疾汗するも衰うるを為さず」と訓するか、又は「疾汗のために衰えず」と訓ずべきである。つまり脈は速い、そして汗を出しても疾は一向に衰えを見せない」ということである。

 

東洋学術出版社素問の読み

汗出輒復熱、而脈躁疾、不為汗衰、狂言不能食。

汗出でて輒(すなわ)ち復(ま)た熱し、而して脈 躁疾にして、汗をなさざれども衰え、狂言して食らうこと能わず。

 

疾=シツ。ヤマイ→病。病気。疾病。急病。流行病。かたわ。廃疾。ヤむ→病。病気になる。ハヤい→速。トし。はげしい。ひどい。ニクむ。苦しむ。うれい。恨む。=嫉。ねたむ。つとめる。精を出す。きず。欠点。くせ。きらう。怒る。

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典、荒木性次著方術説話、鍼灸医学大系、東洋学術出版社素問

 

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