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黄帝内経素問 熱論篇 第三十一 第二節 語句の意味 1

2013-10-15 09:13:46 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

下線部を故口燥舌乾而渇と訂正します、舌を絶としてしまいました。H25・10・17

黄帝内経素問 熱論篇 第三十一

第二節

 帝曰。願聞其状。

 岐伯曰。傷寒一日。巨陽受之。故頭項痛、腰脊強。二日陽明受之。陽明主肉。其脈挟鼻、絡于目。故身熱目痛而鼻乾。不得臥也。三日少陽受之。少陽主膽。其脈循脅、絡于耳。故胸痛而耳聾。三陽經絡皆受其病而未入於藏者、故可汗而已。

 四日太陰受之。太陰脈布胃中、絡於嗌。故腹滿而嗌乾。五日少陰受之。少陰脈貫腎、絡於肺、繫舌本。故口燥舌乾而渇。六日厥陰受之。厥陰脈循陰器而絡於肝。故煩滿而嚢縮。

 三陰三陽、五藏六府、皆受病、榮衛不行、五藏不通則死矣。其不兩感於寒者、七日巨陽病衰、頭痛少愈。八日陽明病衰、身熱少愈。九日少陽病衰、耳聾微聞。十日太陰病衰、腹減如故、則思飲食。十一日少陰病衰、渇止不満、舌乾已而嚏。十二日厥陰病衰嚢縱、少腹微下、大氣皆去。病日已矣。

 

語句の意味 1

状=ジョウ。さま。かたち。ありさま。ようす。なりふり。みめかたち。てがみ。文書。

 

伝経=でんけい。傷寒が一経より別の一経に伝入することで、一経の証候が変化して別の一経に証候となることである。伝経は実際には病証の変化が進行することである。

1)循経伝:太陽・陽明・少陽・そして太陰・少陰・厥陰という順序で、表より裏に入り、浅より深に入るといった伝わり方をさす。しかし必ずしも六経すべてを伝遍するのではなく、もし病人の正気が充実し、抵抗力も増強して、治療が当を得ていれば、伝経は終止できる。

2)越伝経:病邪が経を越えて伝わることをさす。たとえば太陽経から陽明に伝わらずに少陽に伝わるといったようなこと。

3)表裏伝:互いに表裏の両経に伝わることをさす。たとえば太陽と少陰、陽明と太陰、少陽と厥陰はすべて互いに表裏であるので、太陽が少陰に伝入することを表裏伝という。<傷寒論太陽病篇><素問熱論>参照

 

参考

直中=傷寒病邪が直接三陽経を犯さず三陰経を犯すこと、直中三陰ともいう。

直中=じきちゅう。病邪が三陽経を経ずに伝変し、直接三陰経をおかすことである。発病して三陽経の証候を示さないで、三陰経の証候があらわれることで、また直中三陰ともいう。臨床上では少陰に直中するものが多い。

  

傷寒一日=

太陽病脉證并治上 第五 4条

傷寒一日、太陽受之。脈若靜者、爲不傳。頗欲吐、若燥煩、脈數急者、爲傳也。

解 傷寒一日は太陽に之を受く脈若し靜なる者は傳へずとなす、頗る吐せんと欲し若しくは燥煩し脈數急なる者は傳ふるとなすなり。方術説話

傷寒一日=寒邪に傷られた発病第一日という意味である。鍼灸医学大系

 

参考

足太陽=足太陽膀胱経に同じ。

<霊枢根結篇>「足の太陽、至陰に根し、京骨に溜(なが)れ、昆崙に注ぎ、天柱飛揚に入るなり。」

<霊枢経水篇>「足の太陽、外は清水に合し、内は膀胱に属して水道を通ず。」

足太陽膀胱経=足太陽経脈に同じ。

足太陽経脈=膀胱経の脈のこと。十二経脈の一つ。もとは膀胱の足の太陽の脈(膀胱足太陽脈)という。

循行経路は、体内にあって膀胱に属し、胃を絡い、脳に連なる。体表にあっては、眼部より上に向って頭頂を越えて、後に下降し、項部、背部両側臂部、下肢後面を経て、小趾端に止まる。

<霊枢経脈篇>「膀胱の足の太陽の脈は、目の内眥に起り、額に上り巓に交わる。其の支なるものは、巓より耳の上角に至る。其の直なるものは、巓より入りて脳を絡う。還て出て別れて項に下り、肩髃の内を循り、脊を挟み、腰中に抵り入りて膂を循り、腎を絡い、膀胱に属す。其の支なるものは、腰中従り下りて脊を挟み、臀を貫いて、膕中に入る。其の支なるものは、膞内より左右に別れて、下りて胛を貫き、脊の内を挟み、髀枢を過ぎ、髀外を循り、後廉より下りて膕中に合す。以って下りて踹内を貫き、外踝の後に出て、京骨を循りて小指の外側に至る。」

手太陽小腸経=手太陽経脈に同じ。

手太陽経脈=小腸の経脈のこと。十二経脈の一つ。もと小腸の手の太陽の脈という。小指尺側端より始まり、手掌の尺側縁に沿って上行し、尺骨茎状突起の所に出て、上肢の背面の尺側に沿って上行し、肩関節に出て、肩胛部を繞い、大椎穴で左右が交わり、前に向かって欠盆に入り心臓に連絡し、咽を経て膈に下り胃に至り小腸に属す。その支脈は、欠盆より頸傍にそって上行し頬より外眼角に至り、回って耳中に入る。別の支脈は、両頬部より分出し上行して内眼角に行き足の太陽膀胱経と接する。

<霊枢経脈篇>「小腸手の太陽の脈は小指の端に起り、手の外側を循り腕に上りて踝中に出づ、直に上りて臂骨の下廉を循り、肘の内側両筋の間に出づ、上りて臑外の後廉を循り肩解に出て肩胛を繞りて、肩上に交わる。欠盆に入りて心を絡い咽を循り膈を下り、胃に抵りて小腸に属す。其の支なる者は欠盆より頸を循りて頬に上り目の鋭眥に至り却て耳中に入る。その支なる者は頬に別れ (出へんに頁)に上りて鼻に抵り目の内眥に至り斜めに顴を絡う。」

 

頭項=頭部と項(うなじ)のこと。

 

漢方用語大辞典、方術説話、

 

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