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黄帝内経素問 熱論篇 第三十一 第四節 訳

2013-10-30 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 熱論篇 第三十一

第四節

 帝曰。其病兩感於寒者、其脈應與其病形何如。

 岐伯曰。兩感於寒者、病一日則巨陽與少陰倶病。則頭痛口乾而煩滿。二日則陽明與太陰倶病。則腹滿身熱、不欲食譫言。三日則少陽與厥陰倶病。則耳聾嚢縮而厥。水漿不入、不知人、六日死。

 帝曰。五藏已傷、六府不通、榮衞不行、如是之後三日乃死何也。

 岐伯曰。陽明者十二經脈之長。其血氣盛。故不知人三日、其氣乃盡。故死矣。

 凡病傷寒而成温者。先夏至日者爲温病。後夏至日者爲病暑。暑當與汗皆出勿止。

 

黄帝が申されました

其病兩感於寒者、其脈應與其病形何如。

鍼灸医学大系(通解)

「其の病が陰陽二つながら同時に寒に感じた場合に於ては、其の脈状というものは、病の症状と、どのように応ずるものであろうか」。と。

東洋学術出版社素問【現代語訳】

「先に、寒邪に両感するものは必ず死を免れないと説明されたが、その両感病の邪を受けた経脈と、対応する症状はどのようなものか」。

岐伯が申し上げました

 陰と陽が寒を受けた両感の者は、一日に巨陽と少陰が倶に病みまして、巨陽は頭痛と少陰は口乾がして煩満となります。二日には陽明と太陰が倶にやみまして、陽明は身熱と宣言して、太陰は腹満と食欲不振にとなります。三日には少陽と厥陰が倶に病みまして、少陽を耳聾しまして、厥陰は陰嚢が縮みそして厥、軽ければ四肢寒冷し、重ければ人事不省、となります。(この項では)重湯も摂取出来なくなり、意識がなくなり、六日で死ぬのでございます。

 黄帝が申されました

 五藏が已にダメージを受け、六腑(胆・胃・大腸・小腸・膀胱・三焦)は通じなくなり、血のめぐりと免疫力は機能しなくなり、このような状態ではあと三日で死ぬというそれはどういうことなんじゃ。

岐伯が申し上げました

陽明は十二経脈の長でございます。その血気は盛んなものでございます。そのようなものでございますから意識がなくなれば三日でその気は尽きてしまい、それゆえ死ぬのでございます(鍼灸医学大系では=ですから六日で死するものであります。とあります)。

したがって、傷寒の病は悪寒又は悪風とさむけを感じるものであるのですが、夏至より先の日に病むものを温病と為ります。夏至より後の日に病むものを暑病と為ります。暑病は発汗させ止めることはなりません。

 

温=おん。①温病の簡称。②病名。<素問六元正紀大論>参照③補うこと。<素問至真要大論>「労する者は之を温め、損する者は之を益す。」漢方用語大辞典

 

東洋学術出版社素問

【注釈】

暑当与汗皆出。勿止。

暑は当に汗とともに皆出づべし。止むることなかれ

張の説「『暑当与汗』以下の八字には脱誤がある」。多紀元堅の説「温病は汗のことはいわず、とりわけ病暑には汗のことはいわない。したがってこの記述の道理はわかりにくい。張の説は正しいと思われる」。

 下線の示すとおりだと思いますが。

漢方用語大辞典、東洋学術出版社素問

 

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