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黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十 第十節 語句の意味 2-2

2012-10-31 09:32:43 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十

第十節

形肉已脱、九候雖調猶死。七診雖見、九候皆從者不死。所言不死者、風氣之病及經月之病。似七診之病而非也。故言不死。若有七診之病、其脈候亦敗者死矣。必發噦噫。

 必審問其所始病與今之所方病、而後各切循其脈、視其經絡浮沈、以上下逆從循之。其脈疾者不病。其脈遲者病。脈不往來者死。皮膚著者死。

 

語句の意味 2-2

風氣之病=ここでは風邪の病

風氣=中気、卒中、風邪、中風を指す。新・東洋医学辞書

風気=①六気の一つ。

<金匱臓腑経絡先後病>「夫れ人は五常を禀け、風気によって生長す。風気能く万物を生ずると雖も、亦能く万物を害す。」

②空気の流通するもの。<素問陰陽応象大論>「風気肝に通ず。」漢方用語大辞典

風=①病因。六淫の一つ。

陽邪に属し、外感疾病の先導となる。

ゆえに外感の多くは風証であり、他の病邪と結びついて病となる。

風寒・風熱・風湿・風燥などはこの例である。

症状は、悪風寒、発熱があり、遊走性で変化しやすい特性がある。

<素問風論>「故に風は百病の長なり。其の変化するに至りて、乃ち他病と為るなり。常方無く、然るに風気あるを致すなり。」「風は善く行きて数(しばしば)変ず。腠理開けば、則ち洒然として寒え、閉ずれば、則ち熱して悶す。」

②病証の一つ。内風、風気内動。漢方用語大辞典

 

經月之病=ここでは月経の病

経=①十二経脈の流れるみち。→経絡。<霊枢九鍼十二原篇>「二十七気の行く所を経となす。」<素問示従容論>「上に循り下に及ぶ。何おか必ず経を守らん。」

②綱のころ。<素問陰陽類論>「三陽は経となす。」

③井・榮・兪・経・合の五穴の一つ。

④血脈の直行するもの。

⑤月経の簡称。

⑥経典。

経病=①病が経脈にあるもの。<素問三部九候論>「経病はその経を治す。」

②月経に関する病。

 

噦=えつ①胃気の上逆により、発する呃声すなわちしゃっくりのこと。

②啘(えつ・)に同じ。王履<医経溯集>「夫れ啘と噦は蓋し字異なりて、意義倶に同じ者也。」<金匱要略臓腑経絡先後病脈証>

噫=あい(鍼灸医学大系ではイと読んでいる)。

証名。おくび。げっぷ。

心の変動・肝胃の不調和・過食・胃気の阻鬱などにより、気が上逆して微かに声がするもの。

噯気(あいき)に同じ。

<素問宣明五気篇>「五気の病む所、心は噫をなす。」

<素問診要経終論>「太陰の終は腹脹閉して息するを得ず、善く噫し善く嘔す。」

<霊枢口問篇>「寒気胃に客し、厥逆し下より上に散ず、また胃に出づ故に噫と為す。」

 

始=シ。ハジめる。あらたに開く。あらたに起す。ハジまる。あらたに開ける。あらたに起こる。くせが出る。おこり。もと。発端。以前。あらたに。


方=ホウ。カタ。むき。なかま。四角。ただしい。形がきちんとしている。行ないが道に合う。平方。地方。マサに。今。ただいま。方今。ちょうどそのとき。さかんに。アタる。クラべる。分ける。国。ところ。そば。世の常道。医術。治療法。薬の処方。神仙(セン)術。方術。舟をならべる。常。一定のきまり。いかだ。たぐい。ムかう。

 

切=せつ。①切脈の簡称。すなわち、脈を按ずること。

<素問三部九候論>「切して之に従う。」

②おさえること。

<素問調経論>「必ず切して出づ。」

<素問骨空論>「欠盆骨上を切して堅痛すること筋の如き者は之に灸す。」

③劇烈なさま。<霊枢邪気蔵府病形>「腸中切痛す。」

④急速なるさま。<医方集解>「まさに」大いに気血を升浮し、切に命門の下脱を補うなり。

⑤切片にきざむこと。<傷寒論太陽病下>「附子瀉心湯方・・・右四味、三味を切り・・・。」

循=じゅん。①手でなでる。さする。②めぐる。③刺針法の一つ。

 

上下=上部と下部。(上中下でないようなので上半身と下半身でよいか。三部の上下か?)

(参考・上下出血=上部よりの出血(衄血・吐血・喀血など)と下部よりの出血(便血・尿血・子宮出血など)が同時におこること。)

 

逆從=証候の逆の薬を用いて治療することを正治法といい、証候に従がって治療することを反治法という。

<素問至真要大論>「逆は正治なり、従は反治なり。」

逆治=①治療すべきでないものを妄りに治療すること。

<霊枢玉板篇>「工これを察せざる者にしてこれに刺す。これ逆治という也。」

②また正治のことをいう。一般的に治療方法は疾病の性質、病機に対して正面から治療を行う。

たとえば、寒証に熱薬を用い、熱証に寒薬を用い、実証に攻法を用い、虚証に補法を用いるなど。

薬性と病性とが相反する所からまた逆治ともいう。

<素問至真要大論>「逆なるは正治なり。」

従治=反治(はんち)に同じ。

 

往來=往復。通り。

 

著=チョ。アラわす。書物を作る。著作。明らかにする。イチジルしい。目だつ。アラわれる。着の正字。

着=著は正字(今わけて、音チャクのとき、この略字を使う)チャク。キる。ツける。身につける。かぶる。身に引き受ける。キ。ツく。行きつく。しごとにかかる。きまりがつく。くっつく。密着。到着すること。着物を数えること。

漢方用語大辞典、新・東洋医学辞書、明解漢和辞典

 

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