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黄帝内経素問 異法方宜論篇 第十二 第五節 語句の意味

2011-07-20 09:21:20 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 異法方宜論篇 第十二 第五節(55)

 

 中央者其地平以濕、天地所以生萬物也衆。其民食雜而不勞。故其病多痿厥寒熱。其治宜導引按蹻。故導引按蹻者。亦從中央出也。

 故聖人雜合以治。各得其所宜。故治所以異而病皆愈者、得病之情、知治之大體也。

 

語句の意味

 

中央=五位(東西南北中央)の一つ。

 

所以=このところでは、条件という訳が最も適当であろう。鍼灸医学大系

 

生=生命を保たせる。なる。実る。ハえる。芽が出る。

 

衆=シュウ。オオい。数が多い。多数の人。多数。

 

雜=まじる。ごたごたいりまじる。

 

不=あらず。・・・ない、打消のことば。しない。

 

勞=ろう。はたらく、ほねをおる。ひどく力を費やす。ツカれる。働き。

 

 =不労・あまり過激な労働はしない。鍼灸医学大系

 

痿厥=いけつ・手足が萎え力が入らず冷える病状。

 

寒熱=陽が勝てば熱、陰が勝てば寒。「寒は之を熱し」「熱は之を寒す」である。悪寒、発熱症状の簡称。

 

導引=古代より保健と治療に用いられた一種の方法である。

具体的には、後代の気功と体育療法の二種の形式を含んでいる。

導引に数種の解釈がある。

清・張志聡(1610-1674)は《素問異法方宜論》の注解で、「導引とは、手を挙げて引いて欠することなり」といっている。

引は吸気であり、欠は口を開けて呼気することである。

「手を挙げて引いて欠する」とは、両手を高く挙げて深く呼吸することである。

 

按蹻=あんきょう・治療法。按摩、推拿(すいだ、すいな)などの法で筋骨を暢やかにする。導引に同じ。

 

推拿=すいだ・按摩のこと。正骨法の一種で、推とは手で推すこと、拿は両手または片方の手でこねること。このような方法で、異常を調整して回復させること。

 

雜合=いろいろな治療法を総合しての意。鍼灸医学大系

 

情=じょう。事実。ほんとのわけ。ようす。

 

大體=おおよそ。あらまし。たいがい。

 

知=しる。さとる。わかる。見分ける。弁別する。しらせる。

 

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