ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

国指定史跡〝長登銅山跡〟へ吟行で~す!(その2)

2022年11月11日 | 俳句

 今日も快晴、最高気温は20度を超して暖かい日が続いています。最低気温も12度ですからこの前までと随分違いますね。明日はもっと暖かくなるらしいと…。

 それにしても最近の郵便事情には本当に困ります。今日までに必着の書類があったので、昨日、それも朝の第1便に間に合うようにと郵便局へ持って行ったんですよ。市内なら今までは次の日に必ず届いていたので…でも念のために確かめると、今時は市内でも絶対に2日はかかりますから、明日は届かないというのです。ということは月曜にしか届かない…エエッ、そんなこと!びっくりして…それなら車で10分も掛からないところなんだから直接届けますと言って返して貰いました。

 確かに、今は土・日や祝日が入ると途端にダメになって…締切などがあるものは相当早くから余裕をもって出さないと間に合わなくなってしまいます。私のような愚図な者はいつでも速達で駆け込みなんですよ。それが東京とかの遠方なら仕方が無いのですが、同じ市内でなんて…イヤになっちゃう!

 それも、封書は84円、葉書は63円というのに、速達料は260円ですよ。届かなかったらと言う不安のためにいつも速達で…そんな人間にはこれはまさに値上げみたいなもの。この値段はちょっと高すぎませんか?こういう事情を考えて、以前の速達料より20円は安くなったとは聞いていますけどね~。

 だから今では原稿などは宅急便かでなければFAXかメールですよ。とにかく早いし、土日関係なく料金も安いとくれば郵便局など益々誰も行かなくなるのでは?

 さて今日は、先日の「国指定史跡〝長登銅山跡〟へ吟行で~す!」が中断したままですので、続きをどうぞ…

 初心者・シニア向けの花の山コースの①②の後の、③山神社空気坑~④山神社~⑤本誓寺跡~⑥無縁墓地~⑦天平の池~①交流館へのコースです。

 先ず③山神社へ行く前に、〝千人仏碑〟がありました。これはこの長登銅山で亡くなった犠牲者の方々を弔うために建てられたもの。

 ここを下っていくと、換気のために坑道の途中に開けられた竪穴の〝山神社空気坑〟がありました。年代は不明だそうです。

 さらに下ると〝山神社(さんじんじゃ)〟。ここは鉱山の神で、大山祇命を祀っていて、ここにある洪鐘は、寛文12年(1672)にこの鉱山で採掘した銅で鋳造して寄進されたものですって。

 この鐘を女性陣が鳴らすとなんともか細い音…それではと男性陣が…さて、結果は?ご想像に任せますね。

 次は、江戸時代前期に京都の鉱山師が建てたと伝えられる浄土宗の〝本誓寺跡〟です。その寺に付属していたものと考えられる〝無縁墓地〟。中には古い「元禄」の年号がある墓石もありました。

 嘗ての寺の垣だったのでしょうか、茶の花がひっそりと咲いていました。紅葉もちょうど見頃になっていて、日に映えてとてもキレイ!

 最後に〝天平の池〟。この池には花菖蒲と古代蓮(大賀蓮)が植えられていますが、今は当然〝蓮の実〟や〝枯蓮〟になっていました。ちなみに〝蓮の実〟は秋ですが〝枯蓮〟は冬の季語なんですよ。

 あともう少しありますので、次回もこの吟行の続きを報告します。お楽しみに…ではお休みなさい!


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6 コメント

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秋の一日 (縄文人)
2022-11-12 08:52:31

  ▼ 吟行やボケの防止や妙薬じゃ
         頭を使いハイキングかな (縄)

若いときは毎週山に登ったり、里山のハイキングをしていた。
ただ、身体を使うことで頭は使わなかった。
山のてっぺんに至り、昼食「アア絶景かな、絶景かな」
こんな具合でただ歩くのみ・・・・・体力増強。
最近は八十路の道では、体力気力減退、歌を忘れカナリヤではありませんが、自宅に巣籠、またコロナ禍というような
とんでもないものが出現・・・・・世の人々を鎮まり返してしまった。
今改めて「吟行」という事について考えると
「体力・気力・脳力」の活力の発生元の源となりと思うことしきり!!
返信する
Unknown (ミルク)
2022-11-12 18:24:08
こんばんは。
郵便事情・不便になりましたね~
友人が、チケットを送ってくれた時に
速達で、2度も。間に合わないと困るからって。
友人に、申し訳なく思いました(;^_^A
特に、金曜日投函ですと、下手すれば火曜日の配達に。

今日のつぶやき。近所の銀杏の木です。
薄闇に銀杏黄葉の仄あかり
日暮れて銀杏の黄色が浮かび上がっているような感じでした。
うまく表現できませんが(;^_^A
返信する
Unknown (ちわき)
2022-11-13 04:58:15
縄文人さん、コメントありがとうございます。
若いときは山男だったんですか?私も大学時代から山へ行くようになって、ただ行くこと、登ること、そして景色を見ること…ああ、それに先輩や後輩、同級生などの仲間といることが目的で愉しんでいました。
今俳句をして、する以前の見た物が何一つ役に立ちません。
それぐらいいい加減に〝観ていた〟ということなんですね。
観光にしてもただどこへ行ったということだけで何も覚えていませんから。
今は吟行であちらこちらに行きますが、句を詠むためにしっかり見ていますから細々と覚えているんですね。
縄文人さんの言うとおり「体力・気力・脳力」が必要です…そのためには元気でいないと!
縄文人さんも近場で吟行して下さいね。
返信する
Unknown (ちわき)
2022-11-13 05:09:50
ミルクさん、いつもコメントありがとうございます。
本当に郵便の遅いのに困っています。大体が締切り近くなってすることが多くて…なかなか性分というのは替えられませんから。
でも以前よりは少し早めにしているつもり…でも届いていないことがあるんですね。となるとお金よりもそちらの方が重要だから速達にしてしまうんですね。困ったものです。
今日のつぶやき…
〈薄闇に銀杏黄葉の仄あかり〉
よく表現できていると思います。下五の仄あかりがいいですよ。
欲を言えば、〈薄闇〉を〈夕闇〉にするとハッキリしてきますけどね。
また、ガンバッテ詠んで下さい。
返信する
 (風の盆)
2022-12-06 17:29:22
山裾の鉱山、無縁墓地、モリアオガエル、大賀ハス
それも過去の光景だから、遺物だから、人が余りいないから余計に良いな

昔の金、銀、銅、石炭などの鉱山には工夫が駆り出された。そしてその果実を藩主とかが受けた

しかし、何だな
福岡だったかな。筑豊炭鉱だったかな
名の売れた、ウーン
こう言う時にインタ-ネットは検索してくれる
俺は思いだして快楽を得る
上野英信だったか

草枕だったかな
山路を登りながらこう考えたと
智に働けば角が立つ
情に掉させば・・・・
意地を通せば窮屈だと

年を取ると地が出てくる
お互いに
返信する
Unknown (ちわき)
2022-12-12 22:55:34
風の盆さん、こんばんは!
山口県には他にも銅山がありましたが、この長登銅山が一番有名です。奈良の大仏さまは殆どここの銅で造られたようですし、また徳地には重源上人の指揮で山林の杉の木が伐りだされ東大寺の大仏殿の再興に使われたんです。このように何かにつけて山口県は歴史的にも重要な役割を果たしています。
私も俳句を始めて色々なところを訪ね歩くようになって知ったことばかりですが…
きっと俳句をしていなければ知らないままに終ったでしょうけどね。
ところで、上野英信は山口の生れで炭鉱労働者を描いた作家だということしか知りませんが…
それと漱石の草枕の〝智に働けば角が立つ情に掉させば・・・・意地を通せば窮屈だと〟とどう繋がるんですか?
また、最後の言葉は余分だったのでは?
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