ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

エエッ!101歳のフラダンス?

2022年12月29日 | 俳句

 昨日は今年最後のラジオ体操でした。次は4日からだそうで、それまでの天気は概ね晴天の穏やかな気候だという予報。今日も日中は太陽の日差しが気持ちよく穏やかな1日でした。もし年初めもこのような天気ならこれは天からの何よりの〝お年玉〟!うれしい限りです。

 写真は、ラジオ体操に行くときの昨日の空。

 いよいよお正月が来るので101歳の義母に…〝何か食べたいものはない?〟とか〝何処か行きたいところは?〟〝何かしたいことは?〟…などと聞いても〝今更何にもないよ!〟という素っ気ない返事。最近ちょっとずつ弱っているように見えて心配。〝お婆ちゃん、ボケちゃいけんよ。ほら手を動かして何かせんと本当にボケるわよ!〟と言うと、〝それいね、こうやって何もせんと毎日テレビばかり見てボーッとしてると…でもボケた方が楽かもしれんわね〟と言い出す始末。これはイケン!あれだけ前向きだった義母がやる気を無くしているみたいで…。

 〝お婆ちゃん、頭の体操には塗り絵がいいってよ。買った来てあげようか?〟〝ありゃあ面倒で途中で飽きてイヤになるけんすかん…〟と。〝じゃあ、文字を書いたら?〟と言うと今度は〝わたしゃ字が下手じゃけん…〟と。〝いやいや、小学生の漢字のドリルでなぞって書くやつよ。それをすれば字の練習にもなっていいかもよ〟と言うと〝そうやね、それならいいかしら…〟と食指が動いたようなので、すかさず主人に明日ドリルを買ってきてあげてと頼みましたが…さて主人のことですから?

 と、まあこんな調子で、お婆ちゃんの今持ってる機能を何とか衰えさせないようにと…あれこれ考える毎日なんですよ。昨日の夕食も何を食べようかと考えて、義母の好きなお正月用の餅を買ったので、早速餅を入れて豚汁を作り、〝豚汁雑煮よ〟と言って出すと、〝これは餅が軟らかくて美味しいね!〟と、丼一杯を見事に完食。何だかホッ…です。先ずは食べることが一番なんですから。その後、〝お婆ちゃん食べるだけじゃ身体は維持できんのだから、今度は少し運動もしなくちゃ…ねッ!〟と言うと、突然…耳を疑うような言葉がお婆ちゃんの口から…もうビックリです!

 〝運動のためあんたの習ってるフラダンスを私も習おうかねえ~。先生教えてくれるかしらん?〟ですって。エエッ!と本当に耳を疑いましたが、実はフラダンスの先生が義母の隣の家なんですよ。ああ良かった。まだこんな冗談が言えるぐらいなら、お婆ちゃん大丈夫!です。だってその前に急に遺産相続の話なんかをしだすものだから気になって…。人は気持ち次第で明るくも暗くもなりますからね。

 こうやって義母を励ますのも結局のところは自分自身のため。お婆ちゃんの明るい笑顔を見るたびに私も〝またガンバロウ!〟という気持ちになるし、それでいつも元気づけられていますもの。だからいつまでもと…いや、いや欲張ってはいけませんね。でももうしばらくは私と一緒にガンバリましょう。

 実は一昨日令和4(2022)年度・宇部市芸術祭の、〝感動と癒しの出会い~文化を次世代に~「うべ市民文芸集」〈第7号〉〟が、宇部市文化創造財団より送られてきたんです。その俳句部門の選者詠として、今年は〈古酒新酒呑みて生涯現役と〉という句を私は載せました。まさにこの句はお婆ちゃんを見ていて出来たものなんです。義母は普通はビールですがお酒なら何でも…先日の牡蠣クリスマスパーティーではワインが飲みたいと言い出して…主人と買いに行きましたものね。でもこんな生活がいつまで続くかは誰にも分りません。いつかは終りが来るということを考えるとコワイです。しかし、何が起きても後悔だけはしないような日々を送ろうと思います。私のモットーの〝あるがまま〟を貫いて…。

 ちょっとヘンな話になりましたね。ではそれはさておいて、10月の末から12月の初めに〝子ども文化夢教室〟を、宇部市内の小学校5校の3年生~6年生までの13クラスで行ったんですが、その子どもたちがその時に作った俳句などが今回のうべ市民文芸集には掲載されていました。

 これは今年初めての試みだったのですが、〝2022年度子ども文化夢教室において「俳句で遊ぼう、俳句を学ぼう」と題して、小学生に楽しく俳句を体験してもらいました。自分の想いを言葉にして伝えることの難しさと大切さを学びました。〟と、うべ市民文芸集には紹介されています。来年1月にはもう1校2クラスが残っていますが、それで今年度の全ては終了です。

 先日、子どもたちのアンケートの結果を見せて貰いましたが、9割近くの生徒達が〝とても楽しかった〟か〝楽しかった〟と答えてくれていました。感想も全員が書いてくれていましたが、その中でも特に、〝俳句は、あたりまえのことをかかないとおっしゃっていたのが心にのこりました。なぜかというと、私は夢教室をする前はあたりまえのことを俳句にし、書いていました。なので、この教室をして、俳句がどういうものかがわかってよかったです。俳句は、その時の気持ちをあらわしたりするので、俳句を書く時に少しむずかしかったです。毎日、日本語を使っているのにいざ「俳句を書くぞ」と思った時にぜんぜんことばがでてきませんでした。だからむずかしいなと思いました。これからもっと俳句が上手にかけるようにがんばります。〟とか〝はいくを作って、はいくは季語と五七五のやくそくを守れば、どんな言葉でもOKだということをはじめて知りました。作って、「全員さいのうあり」と言われたときには、とてもうれしかったです。〟など、非常に詳しく書いてくれた生徒さんがたくさんいて有り難かったです。どちらも4年生の感想でしたが、むしろ私の方が勉強させて貰ったような気分です。皆さん本当に有り難う!また来年も一緒に勉強できるといいね。


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2 コメント

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有難うございました。 (縄文人)
2022-12-30 06:54:25
2022も残すは2日と成りました。
  俳句の勉強こちらでさせてもらいました。
    有難うございました。

◎ 歳重ね月日の過ぎる早いこと
       残すは二日アットいう間に (縄)

   ◎ 本年や御世話になった有難う
        家族ともどもよきお年迎い (縄)
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Unknown (ちわき)
2022-12-30 12:57:14
縄文人さん、コメント有り難うございました。
いよいよ明日で今年も幕を閉じますね。来年は一体どんな年になることやら…?不安はありますが、考えてもなるようにしかならないし…ケセラセラですよ。
でも、今年一年いろいろとコメントなどを頂いたりして、こちらこそお世話になりありがとうございました。
来年もよろしくお願いしますね。
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