ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

俳人協会山口県支部俳句大会

2017年09月30日 | 俳句

 今日は俳人協会の山口県支部俳句大会でした。

 受付係の2名と一緒に9時前に防府市の会場に行きました。9時30分発表の席題は「鰯雲」。11時から山口県支部総会、俳句大会は13持からです。今回の講師は、俳誌「山茶花」主宰の三村純也先生でした。演題は「高浜虚子と能楽について」でしたが、ちょっと難しくて…。謡や仕舞などをしている仲間は面白かったと、ウ~ン、やっぱりワカラナイ!

 14時30分から応募句・席題句の表彰と選評。応募句の三賞は以下。

  山口県知事賞 立葵背丈伸びてもまだ少女   木村郁代

  朝日新聞社賞 測量の二人手話めく日の盛り 吉次 薫

  俳人協会山口県支部長賞 白靴の硬さも旅のはじめなる  千住紀子

 講師の三村純也先生の特選句は次の三句です。

  番犬の何処へ吠ゆる五月闇       磯部清昭

  落しても割れぬキャンプの食器かな   藤田信義

  あつてなき禁酒日やいざ生ビール    宮本幸江

 この特選句の宮本さんが私の俳句教室の人なので、今回は11人で出席し拍手してきましたよ。

 15時過ぎに閉会しましたので、せっかくだから周防国分寺に寄って帰ろうということになって、車3台に分乗して行きました。先日テレビで酔芙蓉が今満開だと放映していたらしんです。着いたら本当にたくさん咲いていました。 ここ周防国分寺も、741年の聖武天皇の詔により各国に建立されたものの一つで、現在のものは1779年に再建されたもの。創建当時の境内にそのままの規模や配置で残っているのは珍しいものだそうで、金堂や木造仏などが重要文化財となっています。平成9年から8年間かけて金堂の修理(平成の大修理)が行われました。

 誰かが〝芙蓉寺〟と言ってもいいですかと聞くので、それはちょっと問題があるのでは…と答えておきました。調べてみると固有名詞で、岡山県と鹿児島県に〝ふようじ〟としてありました。とにかく何かが咲いていたからとか何かがあったからということで、安易にくっつけて詠まない方がいいと私は思っています。ついでに言うなら、この国分寺に以前来た時はこんなに酔芙蓉はなかったような気がします。もしかしたら平成の大修理が終ってから、これを売り物にしようと考え、植えて増やしたのではないかと思いますし…。やはりある程度歴史があって、それを万人が認めるようにならなければいけないのでは…。

 珍しい〝筋塀〟がありました。説明は写真で。

 


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2 コメント

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Unknown (youiti)
2017-10-01 17:07:00
幸江さんに拍手。おめでとうございます。
同じ教室の一員として嬉しいです。
元気をもらいました。
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Unknown (ちわき)
2017-10-03 21:55:49
youitiさん
仲間が頑張っていると自分もガンバロウという
気になるでしょう。嬉しいことです!
来年は是非youitiさんも…ね。
返信する

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