先日急に俳句の友だちがどこかへ吟行に行きたいというので、他の友人も誘って3人で〝秋吉台自然動物公園サファリランド〟へ行ってきました。ここへ来たのは久しぶり…いや、何十年ぶりでしょう。子供が幼いころに一度来たことがある程度ですから、もう40年は経ってるかも。
宇部市には、以前あったのをリニューアルした〝ときわ動物園〟がありますので、そこへは何度か吟行しています。でも、サファリのような所は初めてだから果たしてどんな句が詠めるかしら…きっと難しいでしょうね。
さて、この秋吉台自然動物公園 サファリランドは、東京ドーム8個分の広さを誇る園内に、60種600頭羽を超える動物たちが生息する動物園です。マイカーやサファリバスに乗って楽しむ周遊型の動物園となっていて、園内にはアフリカゾウやトラ、アメリカクロクマといった大型の動物たちがずらり。世界でも珍しいホワイトライオンやホワイトタイガーが生息しているところもポイントです…とはパンフの宣伝文句。
といったところで実際に来てみると、わあ、入園料が高い!大人2,600円(シニア・70歳以上は300円割引)。それにエサやりバス乗車券が1,100円なので、計3,700円ですって。でも考えてみれば遊園地などの今どきの相場からいえばこんなものかもしれませんね。私たちは吟行といっても寺や神社、または自然の景観がいい所など、無料のところへしか行きませんので、ほとんど車代と昼食代で終わりですもの。
車で約1時間、着くまでの間〝こんな一年中で一番寒い大寒に来る物好きは俳人ぐらいしかいないわよね〟とか〝今日は平日だから、もしかしたら私たちの貸し切りかもよ〟などと言いながら…駐車場に着いてみるとあちらこちらに少ないながらも車が停まっていてホッとしました。サファリバスなどは一応満員になって、特に幼稚園から1歳ぐらいまでの女の子4人の家族連れがいて、とても賑やか。エサやりのとき動物たちが近づいてくるたびにワアーやキャーと黄色い声が飛んで、それはそれは楽しそうでした。
実はこの日は大寒にしては珍しく風もなく暖かな日で、バスから降りでぶらぶら歩いても気持ちがいいぐらいのお天気でした。さすがは…先生と言われて、うん、私も納得です!(笑)
では、写真をたくさん撮ってきましたので、皆さんにも順にサファリランドへご案内しましょう。さあ、エサやりバス乗場で待っていた〝レッサーパンダ号〟に乗り込んで、出発ですよ。レッツゴー!
サファリゾーンでは、先ず草食動物エリアのエラシドの親子(牛の仲間で体に薄い縦縞があるのが特徴)~ブッラクバック(ボスは真っ黒になるそうです)~アフリカゾウ(パンが大好物でエサやりの最初でした)~ラクダ~インドサイ~ダチョウ~グランド縞馬(インドサイとダチョウは遠くて写真が撮れませんでした)
次は肉食動物エリア。ブチハイエナ(他の肉食動物の残った肉を食べるとか)~アメリカクロクマ(北米大陸に生息し、クマの中では中型でおとなしい性格)~チーター(アフリカのサバンナで生息、陸上で最も早く走るが、スタミナがないそうです)~ライオン(アフリカ大陸に生息、群れで生活する。これは雌です)~ホワイトライオン(世界で約300頭、国内では約20頭しかいない珍しいライオン。ホワイトといっても生まれた時は白いが段々薄茶になる。これが雄)~トラ(インドから中国南部に生息)~ホワイトタイガー(トラの目や肉球は濃い茶色だが、ホワイトタイガーの目はブルー、肉球はピンクですって。よく見なかったわあ、残念!)
ここまで巡って来たらふれあい休憩所でバスを降り、その他のふれあいのできる動物たちを歩いて見学です。カンガルー、ヤギ、レッサーパンダ、アミメキリン、ラマ、ヒツジ、アメリカハゲコウなど、餌をやったり写真を撮ったりと…その後歩いてレストハウスへ。約1時間半の見学でした。
もっとたくさん写真は撮ったのですが、似たような写真やボケたのは削除しましたので、悪しからず。
冬の時期は動物たちもお天気のいい日はみんなのんびりと日向ぼっこなどして…それほど猛獣という感じを受けませんでしたね。ただトラのところに来ると、バスの窓に餌をくっつけてあるのを食べに来るので、窓越しに迫ってくるトラの顔や牙には恐怖を覚えました。
このサファリという所は、冬の時期の方が木々も葉を落としているし、何もかも枯れているのでよく見えて、夏のように茂った草木で見えにくい時より却っていいのかも。でも、やはりもう少し緑があった方がきれいだし、動物たちにとっても恋をする春の方がいいでしょうから、そうすると、サファリランドへ来るのは早春から若葉の頃が一番いいということになるのかしら。でも…私にはまた来る機会はまだあるのかな???