ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今日は「迢空忌」!〝葛の花 踏みしだかれて、〟の作者です。

2022年09月03日 | 俳句
 大型で非常に強い台風11号が、石垣島の南の海上にあって、北北西にゆっくり進んでいて、今夜にも先島諸島に最も近づく見込みなんですって。その影響でしょうか、一昨日から雨がかなり降りました。今日もまたポツポツと降っていますが…でも予報は曇り。しかも最高気温は31度と相変わらずですからきっと湿度も高いんでしょう。蒸し暑そう!
 
 さて、忙しくってつい忘れていましたが、昨日また、また以下のようなメールが来ていました。これと全く同じものが先日から二度も来ていたんですよ。最初〝国税庁〟という発信元を見てビックリしましたが、e-Taxなど利用したことはないし、もちろんメールアドレスも登録していません。ましてや税金の滞納なんて…直ぐにおかしいと気が付きましたが、念のため主人に知らせたら、直ぐに抹消せよ!と…
 でも、こんなことで引っかかる人がいるのかしら?とは思いましたが、何だかバカにされているみたいでクヤシイのでブログに載せます。まさかとは思いますが皆さまもどうぞお気を付け下さいませね。でも、これって犯罪でしょう?だから一応証拠物件としてここに残しておこうかなと…
 前回のは添付ファイルとして国税庁の写真まで付いていたんですよ。
 
税務署からの【未払い税金のお知らせ】 2022/09/03 土 07:28

e-Taxをご利用いただきありがとうございます。

あなたの所得稅(または延滞金(法律により計算した客勛 について、これまで自主的に納付されるよう催促してきま したが、まだ納付されておりません。
もし最終期限までに 納付がないときは、税法のきめるところにより、不動産、自 動車などの登記登録財産や給料、売掛金などの值権など の差押処分に着手致します。
納稅確認番号:****1130
滯納金合計:50000円
納付期限: 2022/9/4
最終期限: 2022/9/4 (支払期日の延長不可)

お支払いへ⇒https://www.nta.go.jp/tax-payment

※ 本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。

 ところで、早くも9月に突入して3日目。今日は「迢空忌」で、言わずと知れた歌人・釈迢空(しゃくちょうくう)の忌日なんです。もしご存じない方がいらっしゃれば、国文学者・民俗学者の折口信夫(おりくちしのぶ)といえば分るかしら。

 今ちょうど葛の花が咲き始めていますが、それを見ると直ぐに私は迢空の〈葛の花  踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり〉の短歌を思い出してしまいます。高校の教科書で必ず教えていましたから…

 ちなみに、この短歌は〝葛の花が踏みにじられ、その赤紫の色がなんとあざやかなことだ。これはきっと今し方この山道を自分より先に通った人がいるのだなあ〟というような意味。俳句はもちろん、短歌でも珍しい句読点や1字空けという表記が使われていて、散文的で理解しやすい歌だと言えます。迢空のことを書き出すとまた長くなりますので、それはさておいて…

 大学時代には部活で山へ行っていましたが、その頃は余り鳥や植物などには興味が無く…じゃあ何に興味があったのかって?それはもう随分昔の頃で…忘れてしまいました。(笑) だから食べる葛は知っていても、その元の〝葛〟という植物、ましてやその花なんか当然知らなかったんですよ。

 しかし、この短歌を教えてから、何とかして〝葛の花〟を見たいと思いながら…結局は俳句を始めてから知ったのでした。さすがに見つけたときは感動、感動!

 このように俳句を始めたお陰でいろんなことを学び、鳥や花などあらゆる自然物に、また地域の祭や行事などにも…気が付いたときはもう時間が足りないところまで来て、もっと早くから関心を持ちあらゆるものに目を向けておけば良かったなあと後悔しきりです。でも人生の前半で俳句に出逢い、それに気が付いたということはまだマシなのかも…なんて。何も知らぬままに終る人生と比較すると、自然からの恵みをこんなにたくさん享受できて少しは豊かな人生を送れたかと…そして、万物に感謝する心も授かったかと…

 若いときはやっぱり傲慢でした。自分を中心に世界が回っているように思って、恐れというものを余り知りませんでした。その結果?の大病で味わった苦しみ、そして生きていることへの喜びなど、以後に出会った俳句とともに今日までやって来ましたから。今は病気も含めて本当に全てへの感謝の心しかありません。

 思い返せば、私の人生の大きな節目(岐路)では不思議な出逢いがたくさんありました。その岐路の話をすると、よく人に〝その時なぜそうしたの?〟とか〝どうしてそっちへ行ったの?〟とか聞かれることがあるのですが、??? 即ち目に見えない力が働いて、自ずから導かれて行ったというしか言いようがないのです。いうならばそれが〝お加護〟ということかも。父が、母が幼い頃から神仏を〝拝む〟という心を植え付けてくれました。〝拝〟とは、〝頭をさげておじぎをすること〟、ひいてはあらゆるものに〝ありがたいと感謝すること〟に繋がるものではと思うのです。その心への〝加護〟、即ち〝神仏が力を加えて護ってくれている〟という…。ヘンな話になりましたが、お許しを!でも、これが偽らざる私の実感なのです。

 写真は、かなり前に撮った〝葛の花〟、初秋の季語になります。色がキレイに出ていませんでしたので、三枚目はお借りしました。スミマセン!

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コメント (8)
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