ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

永観堂と高台寺

2017年12月06日 | 日記

 今日も寒い1日でした。実は急に冷え込みが激しくなった3日ほど前からエコキュートの調子が悪くなり、お湯が出なくなってしまいました。これは大変です!だってお風呂には入れないし、洗面所や台所の流しにお湯が出ないのですから…。冷た~い水でお茶碗や皿を洗うのはイヤですね。何だか綺麗にとれてないような気がして、ヌルッとした感じ。昔はこれが当り前でしたよね。特に油ものが多い時など…。人間はどんどん贅沢になって、昔の暮しには到底戻れないなあ~ということを痛感した次第。やっと今日の午後修理して貰って、夕食の片付けがとても楽でした。

 午後から健康体操でした。ここは暖房がしっかり入っているので、薄着でも大丈夫!…でした。

 今日は京都の紅葉見物の最後です。化野の念仏寺を出て、今度は昼食場所の永観堂へ向いました。ここ永観堂は浄土宗西山禅林寺派の総本山です。禅林寺というのは、真言密教の寺として863年、弘法大師の高弟・真紹僧都(しんじょうそうず)が清和天皇から寺院建立の許可をもらい、その名を賜ったのだそうです。200年あまり後の永観律師の時代に禅林寺は大きく発展し、恵まれない人々のために奔走したり施療院を建てたりした永観律師を慕う人々に、いつしか禅林寺は永観堂と呼ばれるようになったんですって。この永観堂のご本尊は、有名な「みかえり阿弥陀」と呼ばれています。この阿弥陀様は私たちに「遅れる者を待つ姿勢・思いやり深くまわりを見つめる姿勢・自分自身をかえりみ、人々とともに正しく前へ進む姿勢」を教えて下さっているのですよ。写真はダメなので合掌してきました。

 ここもやはり人・人・人…で、長い長い廻廊を巡ってやっとご本尊に会えましたが、とても疲れました。お昼はここで〝湯どうふ御膳〟をいただきました。

 最後に、東山霊山の山麓にある豊臣秀吉とねねの寺、「高台寺」を見学しました。正しくは高台寿聖禅寺といい、豊臣秀吉の菩提を弔うために秀吉夫人の北政所(ねね)が開創した寺です。当時は徳川家康の援助により寺観は壮麗を極めたというのですが、たびたびの火災に遭い、今日残っているのは開山堂と霊屋(おたまや)、傘亭、時雨亭、表門、寒月台などで国の重要文化財に指定されています。傘亭と時雨亭は茶席で伏見から移建したもの。傘亭は竹が放射状に組まれ、カラカサを開けたように見えるので、その名が付いたそうです。

 写真は①永観堂参道 ②湯どうふ御膳 ③唐門の盛り砂 ④座敷より見える庭 ⑤永観堂の紅葉 ⑥黄色の千両 ⑦高台寺の庭園(小堀遠州の作) ⑧傘亭 ⑨時雨亭

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする