many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

使ってはいけない言葉

2020-08-16 17:36:21 | 忌野清志郎

忌野清志郎 二〇二〇年五月二日 百万年書房
「忌野清志郎、デビュー50周年企画。」ってことで、キヨシローの名言集が出た。
どーしよーかなーと思ったもんだが、構成が、キヨシローに「ヤマちゃん」と慕われた山崎浩一氏なので、信頼できると思って、買うこととした。
聞いたことある言葉もあるし、知らなかった発言もあるんだけど、さすがに、どれも、いいこと言うよなキヨシローは、と改めて感慨もひとしおのものばかり。
1ページにひとつ掲載、短いひとこともあれば、けっこう長いセンテンスのものもある。
数は全部で211か。巻末に出典一覧がついてるのがいいやね。
いろいろあるけど、歌について言ってるのが、らしくて好きだね、やっぱ。
たとえば、
>歌を歌う場合は、やっぱり人に伝えるんだってことを考えた方がいいですね。どうでもいいようなことを伝えてもしようがないわけだからさ。伝えたいんだってこと、伝えないといけないと思うんですよ。それが基本じゃないかな。どうしてもこれだけ伝えなきゃってことがない人は、歌わなくてもいいんだ、別に。ねぇ!(p.80)
とか、
>みんなが納得するような歌なんて、
>そんなの歌じゃないと思うんですよね。
>どこからも文句がこないような
>歌なんてのは……。(p.202)
とかっての。
そうやって歌の言葉だけのこと言ってんのかと思いきや、一方で「君が代」なんかについては、
>学校なんかで流れる「君が代」も、
>あまり歌いたくないアレンジですよね。
>「歌わないと左だ」とかそれ以前に、
>「歌いたくないアレンジだな」というのがあった。
>ここは坂本龍一さんに、みんなが歌いたくなるような
>アレンジを考えてもらえるといいんじゃないかな(笑)。
>それでみんなが歌ってみて
>「でもこれ、やっぱり意味がよくわからないんじゃないの?」
>という話になったほうがいいと思うんです。(p.74)
なんてことを言ってる、君が代をアレンジって切り口で語るひと、あんまりいないと思うw
以下の章にわかれてて、まあ、なんかそういうタイトルと合ってる感じの言葉に分類されての収録。
Part1 ぼくら夢を見たのさ
Part2 わかってもらえるさ
Part3 いい事ばかりはありゃしない
Part4 うまく言えたことがない
Part5 つ・き・あ・い・た・い
Part6 あきれて物も言えない


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自民党政権 | トップ | 総特集星野之宣 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

忌野清志郎」カテゴリの最新記事