ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

イエスタデイワンスモア的3丁目の夕日

2005年11月04日 | 映画
 『Allways 3丁目の夕日』公式

 なぜだかVFXを強調している感のあるこの映画。VFXは『リターナー』の山崎貴監督。
 
 日本はゲーム内CGやアニメーション分野などでは世界トップの技術レベルを有しているにもかかわらず、こと映画になるとガッカリな出来となってしまう。特に山崎監督のVFXは。

 実写とCGの合成は親和性が薄く、どこか浮いたような、違和感を覚える。そしてその違和感は作品への没入を妨げる。

 そんな山崎監督が再現した昭和も違和感の塊。無理からに作り出された昭和はどこか紛い物の雰囲気を放つ。美化されただけの昭和。まるでイエスタデイワンスモアの作り出した昭和のような。 
 

 CGは裏方であるべきだ。特にこういった現代劇の場合は。だがこの作品においてはCGはその力を主張しすぎている。映画自体からも、宣伝からも。意識させないCGこそ『3丁目の夕日』には必要だったはずだ。



 商業的な配慮のためか、ろくさんがろくちゃんとなり、茶川さんは青年になってしまった『Allways 3丁目の夕日』は懐かしい昭和でもなければ、西岸良平の『3丁目の夕日』でもない。西岸良平が確立した”昭和人情もの”というべきジャンルのマンガは近年のノスタルジーブームに組み込まれてしまった感がある。残念だ。

 現在一部地域で再放送中のアニメ版の方が原作に忠実な、単なるノスタルジーではない『3丁目の夕日』が楽しめる。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
かりかりなさんな (通りすがり)
2005-11-09 15:45:30
原作知らない私は凄く楽しめましたよん

VFXも違和感無くて良かったよん
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うーん (kameotoko)
2005-11-09 23:28:52
原作至上主義な私には話的にもいまいちでした。
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