ゲームホリック

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駄目ネッタ

2009年10月08日 | ゲーム
「べヨネッタ」(セガ公式)
『べヨネッタ』の体験版がPS3・360版供に本日リリースされました。ゴールドメンバーシップが切れたままなので、PS3版をダウンロード。2週ほどしてみましたが、良くも悪くも神谷節。『デビルメイクライ』と『ビューティフルジョー』のみのプレイですが、神谷さんのなおざりなシナリオは苦痛でしかなく、やたらとどんぱちなアクションゲームがどうにも苦手。なのでちょっとネガティブな感想しか沸きませんでした。色々な違和感。



ムービーシーンに違和感。ムービーシーンの演出がありえないくらいにダサいし、そのムービーシーンのモデリングも現行機のアクションゲームの水準からするとデザイン面でも技術的な面においても、酷い。そもそもの問題として、べヨネッタというぴっちりライダースーツのような衣装の肉感的女性主人公というのはどうなのか。ビッチでカッコいい女性主人公というコンセプトは良いとしても、これもデザインが致命的に気持ち悪い。

ムービーシーン→移動orアクション→ムービーシーンといった具合に、神谷さんの過去の作品同様にムービーシーンが戦闘や移動の合間に挿入されていますが、体験版だからなのかPS3版だからなのか画質が落ちます。そしてシームレスのように装ってムービーシーンの最後のカットとアクション直前のカットを合せてはいますがシームレスでもない。そのうえムービーシーンとゲームシーンの画質が異なるので必要以上に違和感を与えます。

新しいシステム、「ギリギリ回避」にも違和感が。「ギリギリ回避」という名前の通り、敵の攻撃を受けるギリギリのところでR2ボタンを押して回避することで、カウンター的に敵のモーションがスローになり反撃のチャンスになるというシステムです。で、一番違和感があったのがある種『ストⅢ』のブロッキングのようなカウンターシステムなのですが、避ける快感がほぼ無いのがどうも。あくまで敵をスローにするカウンターのための理由付けのシステムのよう。

そしてボスに感じる違和感。体験版の道程に巨大なボスが登場しますが、このジャンルとして見ても、現行次世代機アクションゲームというカテゴリーで見てみても、巨大ボスに致命的に”巨大感”が足りない。べヨネッタの前に立ちふさがり、べヨネッタを乗せたままの橋を引きちぎったり、階段を壊しながら迫ってきたりと迫力満点なシチュエーションで登場するものの巨大さがもたらす恐怖のようなものは皆無で、単に主人公よりも大きな敵が迫るだけ。

そしてまたまた致命的にカメラが余りよくありません。良くないなら自分で動かせば良いじゃんとは思うものの、実際右スティックにはカメラが当てられていますが、カメラスピードが非常に遅くあまり役に立ちません。もちろん激しいアクションであるからこそカメラをあまり動かせないようにしてるとは思うんですが、それならもっと気持ちよく動いて欲しいというのが人情というか。


これが次世代機の国産アクションゲームなのかと思うと、暗澹とします。

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