ゲームホリック

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長期的にゲームを売ること

2008年09月20日 | ゲーム
高度消費社会っていう社会は何と難しいのかと、本とかCDとかも古いアルバムは一部の例外を除いて、書店やCDショップなんかは基本的に一律定価販売で売られてます。一方でブックオフとかの市場原理に忠実なお店の棚を見ると、資本主義の残酷さを垣間見させてくれます。

ゲームショップの棚を見てみると、多くのお店では市場の流通量と連関して新品の価格は上下していますし、中古なんかは市場の流通量と人気度によってそれ以上の価格幅で上下をしています。

学生時代、ゲーム屋さんでアルバイトをしていましたが仕入れ価格に愕然としました。店舗の規模や問屋さんの大小によって、多少の価格差はあると思いますが大きな利益はありませんでした。返品制度がない中でこんな利ざやだとやはり潤沢にロングテール部分まで在庫を抱えるということは、特に小さなゲーム屋さんなどでは、かなり難しいように思えました。

ロングテールの雄というか祖であるところのアマゾンなどは新作ゲームなどは流通量の極端に少ない一部の例外を除いて、20%近い割引販売をしていますが、発売から時間の経過したものはほとんどの場合定価で販売されています。秋の秋刀魚が安く、冬のスイカが高いのと同じです。旬の頃には安く、旬を過ぎれば高くという当たり前の形で、完全ではありませんがこれなら古い、無名なソフトも取り扱えるというものです。


ですがこの方法は検索性に優れたネットでの販売であるから可能な方法で、地域によってお客さんの層もニーズも異なるようなリアル店舗、特に個人経営店や小規模チェーンではなかなか難しいと思います。

そういった店舗で過去の作品を買う手段にベスト版があります。ベスト版というのも基本的な考え方としては沢山売れたり、評価の高かったものを中心に選抜されているわけで、ベスト版さえあればある程度需要は満たせるのでしょうが、一方でそういった選抜からもれたソフトの中にも良いものはあるわけで、そう考えるとどんなソフトでもいつでも買えるというのが理想ではあると思います。

けれど先述しているようにやはりそんないつ誰が買いに来てくれるかどうかもわからないようなわからないようなソフトまで抱えておくような余裕は、ましてや今日では、やはり無く、期待するほうが酷なような状況です。そうするとやはり今現在浸透し始めているダウンロード販売というのが一番現実的なのかと思います。

現に今現在、例えばPSアーカイブスのラインナップを見てみると、大きなセールスを記録した作品もありますが、それ以上にニッチな人気作、それも入手困難になりつつあるものから、ほぼ無名のソフトなどが中心にラインナップされています。またPSNもそうですが、Liveアーケードなどでは一般流通ではなかなか受けそうには無いけれど、質の高いゲームが多数配信されています。



どのソフトが面白いかというアンテナをいつも張り巡らさせることが出来る人ばかりではなく、普通のゲーム好きは面白そうだなと思ったら時既に遅しで、いつの間にか大変なプレミアになっていたり、まったく手に入らなかったりすることが多いかと思います。廃盤になったりしたソフトは版権の問題などが絡んだソフトを除いてダウンロード販売をしてくれたらいいなとか思います。

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