鎌倉の香りは何だろう?
遠く離れてみて、ふと思った。
潮騒の匂いと樹木の匂い。
里山の焚火の匂い、御朱印帳の墨の匂い、
それからそれから・・・、
小さな都、大仏様の雪景色はきれいだろうなー、
鎌倉を離れて1か月が経とうとしています。
鎌倉の香りは何だろう?
遠く離れてみて、ふと思った。
潮騒の匂いと樹木の匂い。
里山の焚火の匂い、御朱印帳の墨の匂い、
それからそれから・・・、
小さな都、大仏様の雪景色はきれいだろうなー、
鎌倉を離れて1か月が経とうとしています。
平成28年が終わります。
実り多き年でした。新しい経験をし、新たな出会いもいただいた。
夏、私は三か月間、調理場の厨房で働いた。
履歴書を持参し「ここで働かしてください」と頼み込んで採用されたということです。
話が前後しますが、今年に入って私がひそかに企てていた計画を実行したのです。
ちっぽけな会社の長として、スタッフも変わらず(有難いことに長く共に働いてくれて感謝)何かが慢性化していた。
私を叱る人のいない、女性だけの仕事集団に違う風を入れたかった。
あってはならないことだが、天変地異に襲われたら、私の商品なんて全く意味がないと思われた。
思いは「食」に行き着いた。果たして、私が出来る仕事があるだろうか?、年齢制限は?、
私の方にも条件があった。それは男性中心の職場で働きたい、出来れば週2,3日。
「働きたい!」突き上げるような思いを抱え、履歴書を買い、張り紙を見てさっそく行動に移った。
レストラン、和食やさん、電話で年齢を言うと「あとで担当者から連絡させます」とだけ言って電話を切られた。
数日待っても連絡はなかった。
三軒目、和ダイニングのお店で面接にこぎつけ出かけた。
ランチの引けた店内で会った調理場のチーフは40歳で「俺のおふくろと同じ歳かー」と明るく笑った。
「会社の社長でしょー?」とも聞いた。
私は正直に志望動機を話した。
「面白いねー」と、私は採用された。
翌日からダボという制服(?)に手拭いハチマキで洗い場に立った。
食器洗い、野菜切り、揚げ物。盛り付け、全てが時間との勝負で目が回るような忙しさだが新鮮だった。
食のバックヤードの厳しさも学んだ。
おくれ毛をちょっとかき上げても「手洗って!」と言われ、盛り付けも「きれいに見えない」とよく直された。
でも、野菜の皮むきは褒められ、主婦の面目が保たれた。
最初から短期の約束だったので取り敢えず「卒業」
私は何十年ぶりに「お給料」というものをいただいた。嬉しかった。
また、人手の無い時お手伝いに行く約束を。
生涯現役は夢で終わらせない、気持ちがあれば叶うのだと知った。
お酒を飲みながらの異業種交流会は興味ない。「異業種体現」がいい。
改めて自分の仕事を、違う目線で見れるようになったことも収穫。
新しい年が、力に満ちた実り多き一年になりますよう!
今年もお世話になりましてありがとうございました。 平成28年 大晦日
もう何十年前の話だ。
近所に工場経営者の御嬢さんがいました。
下町では珍しく、ファッションの勉強にパリに留学していました。
20歳を少し超えたぐらいの、「エリさん」
我が家とそんな親しい付き合いはしてなかったと思うのですが
パリから戻ったお土産にミニチュアの香水のセットを、
それも私に、とくれました。
細長い箱に並べられた6種類の美しいミニボトルは、
まるで宝石のようでした。
私はおそらく10歳ぐらいで、母の化粧水の匂いぐらいしか知らず、
そっと栓をあけた一本の、その芳しい香りに、名前しか知らない「パリ」を思い描きました。
勿論、その香水の名前は記憶にはありません。
でも、もしあの香りに今出会ったら「これ!」と言い当てる事が出来そうです。
半世紀前の香りの記憶・・・、
ロンドンから、超高速列車ユーロスターに乗ってパリに行きたい。
外国の洗剤やシャンプー等は、結構匂いが強い。
何か和む「香りもの」を持っていこうと思った。
お香でも重たい感じ・・・、
で、選んだのはスイートオレンジとユーカリのブレンドの
エッセンシャルオイル。
5センチほどのミニボトルがどれだか寛せてくれたことか。
考えたらこの半年、オーデコロンの類を使っていない。
手を抜いてます、私。
帰りに空港でチョイスします。
私の香りは、ディオールのディオリシモ。
野菜好きで、食事の中心は野菜。
ロンドンのスーパーには、たいていの日本の野菜はあるが、牛蒡はない。
ロンドンに長く住む日本人の方に言わせると、
「あれは根っこ以外の何物でもない」といわれるそう。
カボチャもいまいち、胡瓜もおいしくない。
日本の食材のグレードの高さに改めて感心する毎日。
でも、工夫をして「ザ・和食」を心がけている。
今日は、少し水分の多いさつま芋で大学芋を作りました。
安上がりでヘルシ―なおやつです。