みぞれが降ったり、北風が吹いたり、暖冬と言いながらそこは1月。
昭和の匂いのする好きな句です。
羽子板の重きが嬉し突かで立つ 長谷川かな女
おそらく役者絵の押し絵を贅沢に施した大ぶりの羽子板、他の子供たちが軽やかに羽をついている傍らで、その羽子板を大事そうに抱えている女の子。
私は、幼いころから偏見かもしれないが、こどもの遊びにも「格差」を強く感じていた。
子供達にとっては、どうしようもない親たちの立ち位置、そこをどう自分の中に落として将来を見据えトライするのか、中途半端な「社長業」の私などが偉そうに言う筋合いではないが、人の一生は、思いの外早い。
「人生100年」などと言われているが、それが果たして幸せなのか、イヤ、幸せにしなければいけないのですね。
やるべきことは、山のようにある。