鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

香り その3

2016年01月31日 | 日記

鎌倉の香りは何だろう?

遠く離れてみて、ふと思った。

潮騒の匂いと樹木の匂い。

里山の焚火の匂い、御朱印帳の墨の匂い、

それからそれから・・・、

小さな都、大仏様の雪景色はきれいだろうなー、

鎌倉を離れて1か月が経とうとしています。

 

 

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平成28年という年

2016年01月31日 | 日記

平成28年が終わります。

実り多き年でした。新しい経験をし、新たな出会いもいただいた。

夏、私は三か月間、調理場の厨房で働いた。

履歴書を持参し「ここで働かしてください」と頼み込んで採用されたということです。

話が前後しますが、今年に入って私がひそかに企てていた計画を実行したのです。

ちっぽけな会社の長として、スタッフも変わらず(有難いことに長く共に働いてくれて感謝)何かが慢性化していた。

私を叱る人のいない、女性だけの仕事集団に違う風を入れたかった。

あってはならないことだが、天変地異に襲われたら、私の商品なんて全く意味がないと思われた。

思いは「食」に行き着いた。果たして、私が出来る仕事があるだろうか?、年齢制限は?、

私の方にも条件があった。それは男性中心の職場で働きたい、出来れば週2,3日。

「働きたい!」突き上げるような思いを抱え、履歴書を買い、張り紙を見てさっそく行動に移った。

レストラン、和食やさん、電話で年齢を言うと「あとで担当者から連絡させます」とだけ言って電話を切られた。

数日待っても連絡はなかった。

三軒目、和ダイニングのお店で面接にこぎつけ出かけた。

ランチの引けた店内で会った調理場のチーフは40歳で「俺のおふくろと同じ歳かー」と明るく笑った。

「会社の社長でしょー?」とも聞いた。

私は正直に志望動機を話した。

「面白いねー」と、私は採用された。

翌日からダボという制服(?)に手拭いハチマキで洗い場に立った。

食器洗い、野菜切り、揚げ物。盛り付け、全てが時間との勝負で目が回るような忙しさだが新鮮だった。

食のバックヤードの厳しさも学んだ。

おくれ毛をちょっとかき上げても「手洗って!」と言われ、盛り付けも「きれいに見えない」とよく直された。

でも、野菜の皮むきは褒められ、主婦の面目が保たれた。

最初から短期の約束だったので取り敢えず「卒業」

私は何十年ぶりに「お給料」というものをいただいた。嬉しかった。

また、人手の無い時お手伝いに行く約束を。

生涯現役は夢で終わらせない、気持ちがあれば叶うのだと知った。

お酒を飲みながらの異業種交流会は興味ない。「異業種体現」がいい。

改めて自分の仕事を、違う目線で見れるようになったことも収穫。

 

新しい年が、力に満ちた実り多き一年になりますよう!

今年もお世話になりましてありがとうございました。  平成28年  大晦日

 

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