病院に病人を見舞った後、私は私の行動に一つの癖があることに気が付いた。
父の時も母の時もそうだったその癖とは・・・、
病院を後にして、私はいつもバス1駅2駅、時間にして2、30分歩くことです。
昨日もバス2駅、たくさんの荷物もあるのに、疲れていたのに歩いた。
元気な人達の居る雑踏を歩きたくなるのだ。元気な人たちの中に居たいのだ。
本能なのかもしれない。元気な人は、仕事をし、例えば飲み、食べ、唄い、スポーツジムに行き
やがて家族のもとに帰っていく。
「家族」がない人もいる。家族に属していても「ひとり」な人もいる。
人の在り様は千差万別で、選ぶスタイルは自由だ、何処までも自由だ。
私は目の前で倒れた人がいたら、体力があれば起こしてあげる。
その人が息も絶え絶えならなおさらだ。子育てもそうだが、介護なんて、
こうでなければいけないなんて無い。それぞれの向きあい方でいいのだ。
怒りは、生きるエネルギー。
「許せない」と思う人は、いまは許せなくていいの。
私のような歳になると「許せない」ことがあっても、してくれなかったことを恨むのではなく、
してくれたことに感謝して、出来ることをする・・・、だけです。