ロンドンでの１０週間の休暇が今日で終わります。
震えるほど寒い日は数えるほどで、季節はゆっくり春に向かっています。
「ありがとうロンドン」
離陸したら泣くかもしれない私・・。
ビッグべンもバッキンガム宮殿も素晴らしかったけど、
私の心に刻まれたロンドンの印象は「人」
１０週間を過ごした住まいは大英博物館から５、６分の文教エリア。
子連れで、世界各地から学びに来ている人の何と多かった事か！
３０代、４０代のご夫婦が、法律や医学といったそれぞれの分野を学びに、
研究しに、南米やインド、台湾といった各国から大勢来ている。
お知り合いになった日本の３０代の産科の女医さんは、
「長く勤務していた病院を辞め、貯金を切り崩して衛生学を学んでいるの」
と、苦笑しながら打ち明けてくれた。
何しろ物価が高いロンドン、家賃も半端じゃないのです。
大英博物館でも身の引き締まる思いをした。
２度３度通う内、ギリシャのコーナーで、必ず同じ場所で
同じ老人を見た。
彼は一つの壺を、何日もかけ模写していたのだ。
人生は一生「学び」なのですね。
１０週間のロンドンの私の休暇が終わりました。
