ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

館山の海

2016-10-27 22:26:11 | イベントその他
10月22~23日
実家の母親の様子うかがい。いつものように、買い物をして、一緒に夕飯を食べて、翌日は畑と庭の手入れ。少し時間があったので、少年時代に足しげく通った沖ノ島に行ってみた。何度通っても、あれこれ、見たりていないことに気づく。この日は、砂州にカラスが多いなあと思っていたら、ウミガメの死体も打ちあがっていた。

その後、毎年恒例になっている、母校、千葉大でのマテバシイのドングリ拾い。あいかわらず、いくらでも落ちていて、すぐにザックがずっしり。



10月24日
朝いちばんで大学に行って、ドングリを洗ってゆでて冷凍して・・・。その間にあれこれ、仕事。帰ってからは、最近はまっている、石やらサンゴやらのスケッチ。


10月25日
夜。美ら海水族館のハナさんがやってくる。白保で拾って名前のわからなかったサンゴについて教えてもらって……。と、そのうち、ゼミ生が4人やってきて、あれこれハナさんに質問コーナー。山口でいただいて帰ってきた獺祭が宴に花を添えてくれた。

やんばる~石垣島~

2016-10-23 22:16:39 | イベントその他
10月15日
大学で、一日卒論中間発表会。終わって、夜の7時からやんばるへ。といっても、森を歩く時間はなかったので、コンビニの灯の虫をチェックして、夜の1時に帰宅。
おっ・・・と思ったのは、体のきゃしゃな、ガガンボみたいなアシナガサシガメの仲間。この仲間は図鑑を見てもよくわからないので、農大の石川さんへ送付することに(後日、カマブトアシナガサシガメの有翅型ですという返信をいただいた)。ゾウムシもきていた。こちらは、先日同じ種類を見つけて、福島のタムラさんに送付済み。同定結果はウスチャメカクシゾウ。調べてみたら、近年、デイゴヒメコバチでやられて枯れたデイゴの枯れ木にたくさん集まるとかなんとか。そういえば、以前、末吉公園で枯れたデイゴにたくさんきていたゾウムシがいたっけ・・・。


10月16日~17日
卒論生のイッケーの研究の補佐と、白保のNPO夏花との協働事業のうちあわせのため、朝いちばんの飛行機で石垣へ。さすがに眠い。空港からはタクシーに乗って離島桟橋へ。さらに高速船で西表の大原港、そこからレンタカーに乗り換え、目指す海岸へ。このところ八重山には台風が来襲していたのでねらいめかなと思ったのだ。探し物はジュゴンの骨。遺跡から洗い出されたものが海に流れ出し、それが再びうちあがる・・・というものをねらっているのである。
ほとんどは、イノシシやウシの骨。どうやらヒト?と思える骨も二つあった(手足のどこかと、肩甲骨のかけら)。なんやら正体を決めきれない骨も見つかる。これはそのうち、博物館に展示されているジュゴンの骨と比較しなくてはと思う。で、同行していたアキちゃん(自由の森の1期生。うちのゼミの環境学習のコーディネーターをあれこれお願いしている)が、「これ何?」と一つの骨を拾い上げた。これが、明らかにジュゴン。後頭部の一部である。かなり摩耗して、うっすらと藻で色づいている・・・。
イッケーは八重山のジュゴン伝承について卒論で扱うのだけれど、実物の骨を手にとれて、よかった、よかった(写真)。

翌日は、打ち合わせの後、白保のおじい、おばあから聞き取りをしようともくろんだが、なかなか連絡がつかず、ぼやっとした時間がすぎる。
夕方近くになって、夏花の職員をしている、ゼミの卒業生のモトキが、「そうだ〇〇おばあに会いに行こう」と言い出し、イッケーをつれて聞き取りに。1時間ほどして帰ってきたら「おもしろかったー」と口々に言っている。
「ジュゴンって言っても、はぁ?と言われるし、ザンと言っても、知らんと言われたんで、スマホで写真を見せたら、ああ、ピトゥイユね・・というんだよ」
ピトゥイユ・・・つまり人魚。で、子どもの頃、食べたことがあるんだとか。
ただ、これがジュゴンかどうかははっきりしない。八重山のジュゴンは明治から大正にかけて捕殺され、ほぼ壊滅したからだ。ジュゴンの生き残りだったのか、ゴンドウクジラとかだったのか。しかし、残念。そんな話がでるのなら、一緒に話を聞きに行けばよかった・・・。
久しぶりの石垣、西表。この時期なのに30度近くあって、本島から行っても暑さにへばってしまった。日焼けで痛いし。でも、この暑さは、ちょっと異常。

10月19日
授業を終えて、会議のはしごをして、家に帰って、夜の9時からやんばるへ。10月、11月は週末にやんばるに行く時間がとれそうもないから・・・。今回も森に入る時間はなく、灯をチェックするぐらい。しかし、虫がいない。さすがに時期が遅くなったのかしらん。
シンジュサンは久しぶりに見たけれど(写真)。

で、1時過ぎに帰宅。眠い。

よもやま話し~あれやこれや~

2016-10-14 22:13:11 | イベントその他
10月11日
ゼミ生の何人かが、生き物の標本づくりにチャレンジ中。写真はウミヘビを解剖する女子と、センニンフグの頭骨標本作りを始めた男子。センニンフグの頭、なかなか、かっこいいです。
盛岡大学のイカワ先生からは、ウミアメンボ調査のサンプルが届きます。ウミアメンボが食べていたり、ウミアメンボの見つかった海面近くで見つかった虫たちの同定作業。中には1ミリ大のものもあって、ええっと思いましたが、正体がある程度分かるものもあって、なかなか面白い作業です。
 

10月12日
夜、大学から帰る途中、ばったりと自森卒業生のシンゴと会いました。シンゴは那覇で「バー黒」を営業中。もう9周年ですよといわれて、へぇ。今度やるというイベントの告知をうけました。そういえば、シンゴと一緒に行こうとしていた大阪の骨サミットが台風で行けずじまいになったことがあります。来年2月に大阪自然史博物館で骨サミットが開かれるということです。僕も行く予定なので、ネタを仕入れなければと思っているところ。

10月13日
夜、大学から帰る途中、電話が鳴ります。出ると、小笠原で漁師をしているポンからでした。「300キロのイタチザメが捕まったんだけど、あごの標本どうやって作ったらいい?」とのこと。いきなりだったので、的確かどうかは?ですが、いくつかアドバイスをします。
一度、家に戻って夕飯を作って食べました。その後、再び、外出。今度は久々にスギモッチと会う用件です。ついつい、夜中の12時まで、モスバーガーで話し込んでしまいました。

フィールドワーク&講演 in 山口県

2016-10-14 22:01:27 | イベントその他
10月8日、9日
森林インストラクター山口会に招かれ、山口で講演会です。翌日は秋吉台をフィールドワーク。秋吉台は初めてでしたが、沖縄の石灰岩地とはまた違った雰囲気で、いろいろと考えることがありました。

沖縄の石灰岩地ではドングリをほとんど見ないのですが、ここでは種類は限られているのかもしれませんがブナ科が普通に生えていました。林床で見つけたハイイロチョッキリの落としたシラカシのドングリの写真です。

また、ゴボウの名産地ということで、お昼ご飯はゴボウ定食。

夜は、『生き物屋図鑑』に登場するやまんばさんちに久しぶりにお邪魔し、獺祭をいただきました。感謝。

フィールドワーク&講演 in 山口県

2016-10-14 21:53:54 | イベントその他
10月10日
山口最終日。
まずはやまんばさんところのマツタケ山に行きました。マツタケは見つけることができませんでしたが、あれこれ、キノコが生えていました。


その後、里山でトリノフンダマシさがし。残念ながら卵のうしか見つからず。ちょっと遅かったのでしょうか。


秋晴れの気持ちのいい一日をすごすことができました。最終便で沖縄へ。


お知らせ
『土を作る生き物たち』の台湾版が出版されました。