ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

珊瑚舎スコーレ 体験プロジェクト「子どもがんまり」

2019-01-28 19:57:04 | イベントその他
珊瑚舎スコーレの「こどもガンマリ」の日。
珊瑚舎スコーレの南城市にある農場兼あそび場での、小学生の自然体験プログラムだ。この日は、学生たちにドングリを題材としたプログラムを考えてもらい、やってみることにした。
まずは、ドングリ調理。ゼミで試行してきたドングリムーチーやドングリクッキーをつくってみる。ドングリムーチーは、もち粉にドングリ粉をまぜて水でこね、ゲットウの葉にのせて蒸すというもの(写真)。

砂糖を少なめにしたために、どこか素朴な味に。クッキーのほうはマテバシイのドングリの殻をわって、粉にするところからやってみた(写真)。

ひたすら殻をわるのに夢中になる子や、ドングリをきざむのにはまる子がいておもしろい。
午後はドングリを使った宝探しとこままわし大会。こままわし・・・は勝負にこだわりすぎる子がでたりしたのだけど、学生が本当にうまいこと子どもたちとやりあってくれて、楽しい一日に。

ドゥーチムニー(独り言)

2019-01-22 23:25:48 | イベントその他
次期学長に選出された。

うちの大学の学長選挙は特徴がある。
自薦、他薦などの候補を応募しない。全教職員が、いきなり無記名で「これは」と思う人物の名を二人書いて投票。 この結果の上位三名が候補者となり、政策発表を行う。これを受けてさらに投票。第一候補が規定の投票数を獲得できなかった場合は、再度、投票・・・を繰り返す(今回は政策発表会後、三回、投票が繰り返された)。
大変民主的な仕組みである。
が、見てわかるように、候補者には候補とされることについての意志が確認されることはない。ついでにいうと辞退することも許されていない(慣例上だと思うけど)。かくして、ぜひやりたくないと思う職務の候補者とされ、辞退することもゆるされないまま、最終投票の結果、選ばれてしまった。
重ねて書くが、大変民主的なしくみである。
自分が選ばれるまでは、単純にそう思っていた。
そして自分がその場にあげられて気づいたのは、これは投票する側にもかなり責があるということである。
だって、僕の場合なんかは、本人はまったくこの職に適性がないと思っているわけだから(政策発表会ではそのように申し上げた)。そうした人物を選んでしまうことができるわけである。その結果を、選んだものたちはどこかで分担して負う必要のある場合があるかもしれない・・・。
選ぶほうも、選ばれる方も重大な責がある。
それが民主制だということが、初めて実感でわかった。
4月からどのようなことができるのか、できないのか、正直不安になる。明け方、ふと目が覚めると、そのまま眠れなくなる。
ひさしぶりに週末ヤンバルに出かけたが、やはり、歩きながら、そのことを考えてしまっている。
考えてもしょうが無いことなんだけどと、いいきかす。
それでも、自然はいい。
道ばたで冬虫夏草を見つけた。

普通のツクツクボウシタケと雰囲気の違っているセミ生アナモルフだ。これまた道ばたのクチナシの木の葉には、キイロヒラタカメノコハムシの姿も。

不安に打ち負けそうになったら、人間界とは違った世界に目を向けて、なんとか日々を送ることができたらと思う。

年明けのビーチコーミング

2019-01-22 23:20:32 | イベントその他
年始。
4,5日と宮古島へ。宮古自然クラブのまねきで、骨の授業と観察会。
観察会は漂着物さがし。ちょうど北風が吹いて、外洋性ウミアメンボがたくさんうちあがった。うっかりカメラを大学にわすれ、撮影できず・・・。
翌日から今度は与那国へ。こちらは地衣類の調査。ちゃんとみてみると、あちこちに地衣類があって。
ただ、せっかくの与那国なので、海岸で拾いものもしてみた。
写真はウブドゥマイ浜で見つけたマメたちと、うちあがっていたカツオノエボシ

 

新刊本のお知らせ

2019-01-04 16:33:26 | イベントその他
新年明けましておめでとうございます

年末は恒例の自宅でのゼミ生との忘年会。その後上京し、母親に年越しそばと雑煮をふるまう。で、あっというまにまた、沖縄へ。


新しい本『琉球列島の里山誌』東京大学出版会刊がとどいた。


今回は、生まれて初めての学術本。琉球列島の里山の多様性について、聞き書き調査から明らかになったことをまとめたもの。ただ、できるだけ読み物としてもおもしろくなるように気を遣ったつもり。なにより、おじい、おばあの発言をできるだけ取り込んでみた。
10日すぎから書店に並ぶ予定。
よかったら、手に取ってみてください。