ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

諫早ワークショップ続き & お知らせ

2016-11-30 23:34:03 | イベントその他
諫早に行くのはこれで二度目。最初は『おしゃべりな貝』の取材で干拓地に行ったとき。このときは、ひたすら干拓地まわりで貝殻を拾って歩いていただけ。今回も、講演会とワークショップがいそがしく、あまりゆっくりと見て回るひまはなかった。ただ、こどもの城あたりを、観察会の下見で少しばかり歩く。ひさしぶりに、ゴマダラカミキリから発生したボーベリアを発見。今年はドングリが不作だというので、ついつい樹幹の地衣類なぞの解説(といっても、あいかわらず種類はよくわからないのだけれど)をしたり。リトマス試験紙の色素も地衣類ですよ・・というと「へええ」。で、そういえばロウソクを染めるのに使ったロウソクゴケなんていうのもありますよと解説をして、その後気にしてみたのだけれど、ロウソクゴケ、見当たらず。東京や大阪の都市部でも見つかるような地衣類だけど、いったいどのあたりまで「普通」なのだろうと、気になった。そういえば、沖縄でも見たことないし・・・。


おしらせほか
『ぎょぶる』5号できました。

今回は種子島特集。種子島、長いこと行っていないなあ。読んでたら種子島に行きたくなってしまった。種子島のゴキブリの話を書いています。
そして、宮城県の南三陸町からメール。ついに南三陸町の海のビジターセンター完成とのこと。昨年一年間取り組んでいた生態画も、無事展示されているとのこと。これまた、見に行ってみたい。


ワークショップ in 長崎・諫早

2016-11-30 23:28:41 | イベントその他
11月26日・27日
 長崎・諫早のこどもの城で、大人向け講演会と、親子ワークショップを開催。
呼んでくれたのは、ネイチャーゲーム協会の指導者講習会で知り合った、こどもの城の職員、福ちゃん。うれしそうに、うんこのコレクションを見せてくれる、うんこガール兼ホネガールである。彼女の影響で、こどもの城に出入りするお母さんたちにも、だいぶあやしい趣味が蔓延しているようで、講演会のスタッフや参加者の方とのやりとりが、なかなか楽しかった。写真は講演会場の一角に設けられていた福ちゃんのウンコレクションコーナーと、ワークショップのひと時の様子


やんばるの森へ 2

2016-11-17 22:55:24 | イベントその他
11月13日 

  
朝いちばんで、奥の山へ。クニマサさんによる、猪垣見学。途中、「ここは僕が子どもの頃はお茶畑だった」とか「パイン畑だった」という解説を聞くが、いずれも今は樹々に覆われている・・・。石垣の「かえし」の部分に、テーブルサンゴがおかれているけれど、これは往時、女性が浜から運んだのだという。一個、落っこちている珊瑚を持ち上げてみたが、重い・・・。
猪垣ウオッチを終えて、ミカン農家のシマダさんのところに顔をだしたら、完熟したシークヮーサーをお土産でたくさんいただいた。
天気もおだやかな、充実した二日間であった(3晩、ケムリとよく飲んだなあ)。

やんばるの森へ

2016-11-17 22:48:01 | イベントその他
11月12日 
千葉からケムリがやってきた。ヤンバルにいって、二人で植生調査。ヤンバルでは一番、冬虫夏草が見つかっているシイの林が、どのくらい奄美の森と異なっているのかを見てみようと、シイの太さを図ったり、樹幹に着生している植物を調査したり。おまけとして、タカツルランの芽生えを発見できたのはうれしかった。これから、成長の様子を見てみよう・・・(写真)。

調査が終わって、ケムリが興味を持っているヤドリギの仲間の観察に。ヤンバルでは、ヒノキバヤドリギを見ることができる。しかも、場所によってホストが異なっているのだけれど、この日観察したポイントでは、エゴノキにばかりヒノキバヤドリギが寄生していた(写真)。

ヒノキバヤドリギは常緑樹に寄生することが普通だと、ケムリがいたくおもしろがっていた・・・。ついでにヤッコソウの実も観察(写真)。


夜は奥へ移動。この日はツールド沖縄で宿が満杯だったのだけれど、奥出身のクニマサさんが、知り合いの家に泊まれるように手配をしてくれていた。そこで、飲み会。途中、クニマサさんの同級生が加わって、ハーモニカの演奏を披露してくれる一幕も。

久しぶりの投稿です。大学祭~千葉~講演会 etc.

2016-11-17 22:41:32 | イベントその他
11月4日 学際の準備日で授業はなし。朝一で、小学校に実習に行く1年生を引率。その後、ゼミ生と一緒に、琉球大学の風樹館へ。ジュゴンの全身骨格の見学である。これで、この前、西表の海岸で拾った謎の骨のかけらの内2つはジュゴンのものであることが判明。ジュゴンのほほ骨は、極太であった。そして残りの不明骨はジュゴンでないこともよくわかった。結局この骨のほうは手持ちの骨と見比べて、ウミガメの骨が破損したもの・・とわかり、なるほど。


11月5日 大学祭。ゼミの学生たちが、小学生向けの授業を行っているのを見学。うちの大学の学生は、子供たちの扱いがうまいなあと、いつもながら思う。写真は、いろいろな頭骨をみせているところ。授業自体はサンゴを食べる魚の糞がサンゴ礁特有の白い砂を作るんだよという話と、そのあとの砂絵づくり。思った以上に、子どもたちは砂絵にはまっていた(下準備で、ゼミ生たちがカラーの砂を作るのに手こずっていたのを見ていた分、おおよかったなと思う)。


11月6~7日 いつものごとく、千葉の母親の様子伺い。結局これで3週連続上京していたことに・・・。
実家に戻ったついでに、実家近くにある、沼のサンゴ層の観察を(写真)。縄文時代のサンゴ礁の化石だ。ついでに帰り道は久しぶりに内房線の鈍行に乗って、途中下車してかつて化石を拾った海岸によってみることにした。が、これはあえなく敗退。海辺歩きは久しぶりなので気持ちよかったけれど。へえと思ったのは、館山の沖ノ島および、鋸南の保田と、ともに内湾的な浜で、それぞれモモタマナの散布体を拾ったこと。こんなところにも流れ着くのだねと思う。
ともあれ、東京へ。そして羽田を最終便で出ると、沖縄の自宅に戻るのはもう11時半だ。


11月8日 大学の畑で収穫したタイショウガをつかっての、ゼミでのグリーンカレー作り。昨年から恒例になりつつある。


11月9日 午前中はノリさんの「生物保全」の授業見学をしてから、教務課や教職支援センターを走りまわって、職員さんとあれこれうちあわせ。午後からは授業。その後、大学執行部の一員としての4年間の総括を壇上で報告する会議に出席。さらに学部教授会。終わって、夕方から県立芸大の市民講座の講師に。今回のお題は「沖縄の季節」。沖縄の季節の概観を紹介した後、八重山で気象観測を行った岩崎卓爾について紹介し、ついで卓爾も生物季節観測の対象としていたクモタケから、冬虫夏草は何ものか…という話の展開にしてみた(自分でも変な流れだと思うけれども)。こんな話なので、ずいぶんと久しぶりに三線も会場にもちこんで、岩崎節のイントロ(あくまでイントロのみ)をつまびいてみたり。これはまあ、笑いがとれたので、よしとしたい・・・。
家に戻って翌日のご飯のおかずを作って、最近始めた石のスケッチを1時間ぐらいしたら、もうどうしようもなく眠くなってばったんきゅー。