ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

やってみた!

2020-10-18 22:17:58 | イベントその他
日々、コロナ対応に追われる。
世の中全体をみても、あれこれ困ったことばかり。
茶色の朝という絵本に描かれているとおり。

このところ、ロウソクが気になっている。
ゼミでもハゼろうをとりだしてみた。結構、みんなおもしろがって取り組んでくれた。

今度はナンキンハゼに挑戦してみたい。

やんばるの森へ

2020-10-18 22:12:50 | イベントその他
森へ。
菌類はあまりのぞめないので、夜にしぼって、出歩く。
とはいっても、ここのところ、やんばるの林道は夜間通行止め。
コンビニのあかりをチェックして、田んぼで虫をさがして。
田んぼでは、マメガムシをさがしてみる。神戸大の研究で、カエルに呑み込まれても、生きたままお尻の穴から出てくることで一躍有名になった虫だ。マメガムシを目的として探すのは初めてだったけど、ほどなく田んぼの水面につきだしている雑草の葉の上にとまっているものをみつける。

同じような状態のをつづけていくつか見つけるので、そういう習性があるようだ。
さらに、沢沿いの森へ。キノコにくる虫をチェックしながら歩いていると、ヤンバルヤマナメクジがキノコをもりもり食べていた。


紹介します!

2020-10-18 22:07:53 | イベントその他
出版社に勤めている、自由の森卒業生のツトムから連絡。ウイルスの絵本を翻訳するのだけど、だれか監修にあたってくれる人を探せないかということ。
ウイルスかあ。あれこれ、考え、サイエンスライターをしている友人に相談。無事、その友人の知人が監修者に・・・。で、本が送られてきた。遊び心もあふれる、子ども向けの、細菌やウイルスについての絵本だ。


やんばるへ野外実習

2020-10-17 20:48:17 | イベントその他
ひさしぶりに、学生と一緒に野外実習。7名の学生とゆるゆると森をいく。
チョウを追いかけたり、巨大なナメクジに叫び声をあげたり。
と、足元にツクツクボウシタケ。

「えっ、なんで、こんなので、そうだってわかるの?」と学生が不思議顔。そりゃあ、年の功です・・・。掘ってみせると、ちゃんと地下にセミの幼虫がうまっている。
木の皮をめくると、今度はヒメマルゴキブリの親子も顔をだした。

様子をみて、また、学生を外へつれ出そう。

家に戻ると、八坂書房の編集の三宅さんからメール。
朝日新聞のだしているJornalistという月刊誌の今月号は読書特集「コロナの秋に読む」で、その中の「ひらかれた科学を目指して社会との身近な関係を照らす10冊」と題されたもののなかに『天空のアリ植物』が紹介されているという。
読むとなるほど、紹介してもらっている。あれ、この人、僕のことを「ゲッチョ」と書いているぞ? ん? 自由の森に在籍していた?
ちゃんと読み直して「ああ」。
アヤじゃないか。著者は確かに自由の森卒業生。どころか、一緒にクマを追うという修学旅行を企画して秋田まで一緒に行ったこともある。彼女は卒業後、物理の道に進んで、先には有名な物理学賞まで受賞し、今は千葉大の先生だ。
ありがたいことだなあ。

「ちりぼたん」掲載

2020-10-04 11:48:56 | イベントその他
小さい頃、最初にはまった生き物が貝だった・・・と言う話は何度も書いた。
『ぼくは貝の夢を見る』(アリス館)は、そのころの記憶をもとにして書いた本だ。この本の中に、中学生時代に出会ったイガワ君が登場する。イガワ君は、僕の身の回りにいた、唯一の貝に興味を持っている少年だった。そして彼は日本貝類学会の『ちりぼたん』という会誌を購読していて、ひどく僕を感心させた。

僕はどちらかというと、生き物の特定の分野の専門家にはなれない体質のようで、当時もそうした専門的な団体に所属しようという気をおこすことがなかったし、その後も貝も徹底的に集めたり調べたりする方向には進まなかった。

それからだいぶたって。大阪自然史博物館のマキコとあれこれしているときに、当時高校生だったヒラノ君という貝屋を紹介してもらった。高校生ながらばりばりの貝屋で、これまた僕をひどく感心させた。何度か沖縄の貝を送ったが、その後なんとなく交流がとだえた。
ところが、しばらく前、彼からこのブログをみたよという連絡がきた。なんでも今は東北大学で貝の研究を続けているらしい。で、琉球列島のカタツムリ化石を調べているのだとか。彼が僕のブログに気づいたのは、何かを検索していて、このブログの中で、喜界島の化石カタツムリを紹介しているのにいきあたったからだという。
何度かメールのやりとり。
彼に喜界島の化石カタツムリのポイントをいくつか知らせる。
で、その結果、『ちりぼたん』に報告が載ることになった。中学生のころに仰ぎ見ていた雑誌だなあと、個人的には、感慨が深い・・・。



本当は春、ヒラノ君が学会で沖縄にくることになっていて、再会を楽しみにしていたのだけれど、このコロナで流れてしまった。喜界島を始め、離島もしばらく訪れることができていない。
また、そうした今を、「ああ、あのときは」と振り返る時がくるのだろうか。