ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

写真展のお知らせです

2019-04-22 20:47:42 | イベントその他
東京にいったおり、表参道のギャラリーでひらかれていた「STILL PLUS」という7人の写真家によるグループ展を見に行った。
会場のあるビルの前をうろうろしていたら、「モリグチさん!」と声。あっ、そっちか。で、「いやー、すぐにわかりましたよ」と笑いながらモチヅキさんが近寄ってきた。表参道にまったくそぐわない存在だったということだろう。苦笑。
モチヅキさんとはもう何年のつきあいになるだろう。よくよく思い出したらもう25年近く前になるかもしれない。
ビーパルという雑誌でファーブルという携帯型実態顕微鏡のコマーシャルのために、写真家のモチヅキさんと組んで仕事をしたのが最初のこと。
ただ、ここ十数年は、年賀状ぐらいのやりとりだった。


モチヅキさんはスタジオ写真を主な仕事としているが、今回、久々に芸術的な表現に取り組んだのだそう。
何枚もの写真を組み合わせて作ったとおもわれる、壁に掛けられた作品。
机の上にさまざまなモチーフがおかれている。画面の右手には放物線を描いて落下しつつある水。その奥にはヌードの女性がタコをもっている。
画面の左手上方には、絵画のようなシルエットのような人物らしき像が。
なにを説明されなくても、なんだか気になってあれこれ見てしまう力がある。
机の上にはイノシシの骨やアカネズミの食べあとのあるクルミも。
「これ、モリグチさんと一緒に山を歩いたときに見つけたやつですよ」
モチヅキさんがうれしそうに言う。
作品について、そのあと、いろいろと聞く。
ああ。
時間。輻輳。境界線を越える。パロディ。
そして、自己の物語と、自己の奥に眠る無意識。
そうした様々なキーワード。
なんだか、あたらしいことにチャレンジしたくなる話を聞いた。


千葉の実家に向かう前、ちょっと時間があったので、本屋にたちより、ここしばらくとは違った傾向の本を手にとったりする。


*展覧会は4月26日まで
ギャラリー5610にて  以下、詳細です。

 ★   ★   ★   ★   ★

2019年4月20日(土)〜4月26日(金)会期中無休
> Gallery 5610 11:00〜18:00
> 東京都港区南青山5-6-10 5610番館 Tel. 03-3407-5610(表参道駅:B3出口より徒歩3分)


取材旅~インドネシア Vol.13

2019-04-22 20:44:02 | イベントその他
インドネシア

今回のインドネシア旅行は、行きと帰りにそれぞれ3日ずつかかったので、正味は5日ほど。あっというまに、戻る前日に。カリマンタンからジャワ島のスラバヤに移動した夜、ノリトがアヒル屋とタウナギ屋さんに連れて行ってくれる。アヒル料理はおいしかった。
タウナギは、思っていたよりもなんだか普通。(写真)

ミノリと僕は翌朝の便でクアラルンプール経由、羽田だが(朝でて夜中近くまでかかる)、イッセイはこのあとノリトの農場で働き、その後陸路で日本をめざすという。
高校を卒業したばかりで、こうした体験をすることは、彼の人生にどんなふうな土台を創のだろう。
はたまた、僕にとって、この何度かのインドネシア旅行は、どのような意味があったのだろう。
沖縄に戻り、日々のあれこれにまどい、うちのめされる。
合間、インドネシアでの出会いをスケッチにおとす。
写真は、インドネシアで見つけたアリたちのスケッチ。


ゲッチョ先生もびっくり! ありがたいお話です。

2019-04-22 20:40:33 | イベントその他
山本先生からメール


昨年、与那国で採集した地衣類が新種記載された・・・という内容。で、命名者の一人に名が連なっているというので、びっくり。


ヨナグニダイダイゴケ
Faurieu yonaguniensis S.K.Kondr.,M.Moriguchi,Yoshik.Yamam.


Acta Botanica Hungarica61:101-135


ハンガリーの植物雑誌に載っているわけ。
山本先生に感謝、感謝。
写真はこの冬、記載のために必要ということで、与那国までいって撮ってきたヨナグニダイダイゴケの写真。ダイダイゴケの仲間のくせに、まったくだいだい色をしていないというかわりもの。


ハムシ屋のスエナガ君からもメール。
昨年の沖縄での山本先生の地衣類観察会のときに、偶然コガタルリハムシを見つけたのだけど、その記録。本土の普通種だけど沖縄ではきちんとした記録がなかったのだ。これは「さやばね ニューシリーズ」(33号 「沖縄島でコガタルリハムシの発生を確認」末長晴輝、盛口満、重藤裕彬)という甲虫の専門誌に載った。

取材旅~インドネシア Vol.12

2019-04-22 20:32:12 | イベントその他
森の中で見つけた、ヒメハギ科の菌従属栄養植物。(写真)

同じ場所に、ホンゴウソウの仲間や、シャクジョウソウの仲間も生えていた。冬虫夏草は・・・と探したのだけれど、これはかすりもしなかった。残念。

夜、お世話になっていたフィリップの家で、ひろってきた木の実の絵を描いていたら、あかりにヨナクニサンが飛び込んできた。高校生の時に、西表島でヨナクニサンを探したけど見つからなかったというイッセイは、大喜び。ただし、家の中で飛び回ると、ちょっと迷惑なサイズ。(写真)