ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

お知らせ

2016-01-29 22:18:50 | イベントその他
3日間、ほぼ家にこもって、東北の川の生態画を描いていました。腕と肩が・・・。





少年写真新聞社から発刊していた食卓の探検シリーズ(と自分では命名していました)が
5年間で5冊出来上がったのを記念して、セットケースができあがりました。重い。うーん、
これだけ描いたんだねえと、ちょっと感無量。


スズメの独りごと

2016-01-22 22:40:40 | イベントその他
久しぶりに編集人スズメは独り言を言いたくなった。
実は夕べ、久しぶりにピアノのコンサートに行った。
そのピアノ、「広島の被ばくピアノ」。
大雨、強風、しかもイベント会場は高台にあるため濃い霧に包まれて
2M先も見えないほど。ちょっと心細くなりながらも会場へ。

友人からのお知らせで、今沖縄にそのピアノが来ている、お話し会&
コンサートだからどうぞ、というのでなかなかない機会なので、大雨の
中車を走らせた。



アップライトのピアノ。爆風を受け、体中にガラスの破片が刺さったあとが。
ピアニストの弾き語り、地元小中学生や先生方による演奏、ジャズメンたちの
ピアノとサックスのハーモニー。とても心に響くひと時だった。

このピアノと一緒に旅をし、様々なところを巡回されている矢川さんという方は
ご自身が被ばく2世の方なのだそうだ。今回、車でそしてフェリーで運んできた
ピアノは最初に矢川さんの手元にやってきたピアノで、現在80歳ほどだとか。

ほろを付けた軽トラックにアップライトピアノをぴったりと入れ込み、全国
これまで45県回られているという。

矢川さんは言う。「たまたまピアノを運べる状況にあったということです」と。
それでも20年近く、たったおひとりでピアノを運び、各地いろいろな場所に
回られるというのは並大抵の事ではないと思う。

また来年1月にピアノとともにいらっしゃるとか。ぜひ、また出会いたい
そしてつなげていきたい、平和の音色である。



観察会 in 大阪

2016-01-17 15:18:40 | イベントその他
1・大阪へ。石清水八幡宮で開かれた、地衣類ネットワークの山本先生による地衣類観察会に参加してきました。おだやかな陽気。お散歩気分で地衣類を観察。何度教えていただいても、なかなか見分けられるようにはなりませんが、少しずつ、わかるようになるといいなあ。写真はトゲウメノキゴケアツミダイダイゴケ


翌日は、大阪在住の河合さんご夫婦と一緒に、矢田丘陵で行われている休耕田クラブに参加。休耕田の真ん中でお餅を焼いて、イモを焼いて……という、これまたすてきな時間をすごさせていただきました。おみやげは、ナラガシワアベマキといった関西の雑木林ならではの落ち葉でした。



2・北九州へ。北九州大のタケカワ先生の紹介で、大学の先生相手にFD研修会の講師をすることに。ええええっという思いでしたが、この機会にギョブ基地を見に行けるということで、ええいとお引き受けすることにしました。大学の授業を終えて、夕方の便で福岡へ。新幹線に乗り換えて小倉につくと、ギョブのイノウエ先生が迎えに来てくれました。初ギョブ基地。すごくひろくて、明るくて。夕食会をひらいてくださったのですが、参加しているギョブ員に女性が多いのにまたびっくり……。これからあれこれ、かかわらせていただけたら楽しいな。
翌日は、なんとか研修会の講師、終了。スコーレのお話しをさせてもらったのがなんとかいった秘訣かも。スコーレさまさまです。その後、この冬一番の寒波?の中、イノウエ先生にガサガサに連れて行ってもらいました。ヒメドロムシが見たい……などといってしまったので、そのリクエストに応えてくださったのです。ねらいはセマルヒメドロムシ。なんと体長1・5ミリ。老眼にはとてつもないハードルです。これまた初めてギョブスーツ(胴長)をはかせていただき、川につかること1時間半。ようやく自力で1匹、セマル君を見つけることができました。
写真は川の中のイノウエ先生の雄姿です。それとイノウエ先生が見つけ出したアカザ。おお、これがアカザですか……。水系は初めてが多いなあ。

 

出版のご案内

2016-01-17 15:12:27 | イベントその他
1・ヤマケイでかつて単行本で出していた『昆虫の?が!になる本』が、文庫版になりました。文庫版になるにあたって、若干文やイラストに手を入れました。表紙はなかなかきれいじゃないかなあと思っています。




2・今年は国際マメ年だそう。以前、『土をつくる生き物たち』などの本を一緒に作らせていただいた、日本農業新聞の谷本雄治さんに教えていただきました。その谷本さんが、わざわざ沖縄まで取材にこられて、僕とのやり取りを記事にもしてくださいました。写真は大学の理科室裏の畑で、収穫直前の池間島在来の大豆、ウツマミを手にしているところです。


ゲッチョブログ 2016

2016-01-05 22:39:52 | イベントその他
新年あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします


年末年始でしばらくばたばたしていました。この間のことを少し報告します

年末恒例となっているゴンチチの沖縄ライブがありました。チチさんからご招待をいただき、ライブを見に行ってきました。ゴンチチのライブは、CDとはかなり違ってアクティブな感じで、とにかく圧倒されます。本当に堪能しました。



こちらも一応、年末恒例の大学のゲッチョゼミの忘年会を我が家で行いました。前日から料理の仕込みをし、宴会中も料理を作り続けてたのが楽しかったです(どうやらかなり料理をするのが好きなようです)。卒業生も参加してくれて、どうもありがとうでした。



忘年会の翌日、がんばって6時起きをして上京、千葉の母親のところで年を越しました。ついでに2日、3日と東京・埼玉で自然観察。今度、ヤマケイで、前に出した単行本の文庫版がでることになったので、その打ち合わせもしてきました。
4日からはもう、大学スタート。ゼミでは葉脈標本をあれこれいじることに。というのも、あらためてヒイラギの仲間が気になったからです。キンモクセイとヒイラギが近縁であることに初めて気づいたり、セイヨウヒイラギがヒイラギとは全く別の仲間であることに気づいたり。で、キンモクセイセイヨウヒイラギでも葉脈標本を作ってみました。セイヨウヒイラギ、アメリカヒイラギ、シナヒイラギというモチノキ科の諸種は葉脈標本がつくりづらく、キンモクセイもヒイラギ同様、葉脈標本はつくりやすいことがわかりました。
写真はセイヨウヒイラギ、アメリカヒイラギ、シナヒイラギ各種です。