ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

新刊本、発行に際して

2021-05-31 21:07:29 | イベントその他
『ものが語る教室』をあちこちに発送。
本に登場した骨つながり、漂着物つながりの友人・知人や理科教育の仲間に。
日教組の理科部会のメンバーである北海道のジンさんからは、「本をよみつつ、ジョー先生の声が思い出されています。ジョー先生のお葬式にはでていないので、いまだに亡くなられた実感がわきません・・・」という感想メール。かつて、理科部会でお会いした時、僕より一歳年上のジン先生から、本の中に登場する、「ジョー先生といえば、ベルト代わりにスズランテープを巻いていた姿」というエピソードを聞いた(今回のメールにも同じ話が書かれていた)。大阪のシライ先生からは、父の葬式に館山駅に降り立った時、ヤマグチ先生やサイシュ先生に落ちあって・・・という思い出話が寄せられた。ヤマグチ先生は、反原発で名高い物理学者であるし、サイシュ先生は水俣病調査に関わったこれまた名高い生物学者(というより哲学者かもしれないが)で、このお二人が父の葬儀会場で醸し出していた雰囲気とスピーチに、かなり気圧された覚えがある‥‥。
沖大の卒業生からもメール。「授業の話がでてるって、カリンが写メしておくってくれたよ」とミレイ。二人とも、本に出てくる元学生たちだ。
本を書き、出版社から本の入った箱がとどき、その箱を開ける一瞬が、たぶん、とてもうれしいひと時なのだけど、それがすぎると、さあ、次の…というふうに思ってしまう。これから岩波ジュニア新書(『ゲッチョ先生と行く沖縄探検』)と少年写真新聞社の絵本(書名未定、木の実の絵本)がでることになっているけれど、その先に、また、何か形を作ることができればと思ってしまうのだ。

やんばるの森では・・・

2021-05-31 21:03:09 | イベントその他
森へ
個々のところ、ようやく少し雨模様。今のうちに森に十分な雨が降ってくれるといいのだが。
シロタマゴクチキムシタケのシーズン。

ただし、昨年より発生数は少なめ。
道を歩いていたら、珍グモのカトウツケオグモを見つけた。

沖縄で見るのはこれで二度目だ。連絡をとったら、東京在住のクモ屋さんが写真を撮りたいというので、発送…。

今日のこと~

2021-05-21 22:10:40 | イベントその他
本日(5月21日)の『沖縄タイムス』「大弦小弦」の冒頭部。
「「なんで168人も出るんだって。バカじゃないか」。細田博之元官房長官が自民党の沖縄振興調査会役員会で、18日の県内の新型コロナウイルス感染者数に触れて持論を述べた。移動手段が飛行機や船などに限られる離島県を念頭に「(感染拡大は)旅行者が持ってくる」「一人の感染者もないようにできる」…」
すごいね。
GOTOトラベルを強行したのは、どこだったのだろう。
そしていま、オリンピックを頑として強行しようとしているのはどこなんだろう。
どの口がバカというのかねえ。

森の中では・・・

2021-05-21 22:04:17 | イベントその他
今年の梅雨は、はいったとおもったら、すぐに梅雨明けのようなさわやかな空気。。これはすごしやすいが、生き物的、特に冬虫夏草は望みがなあ・・・と思う。それでも、ダメモトでもと思い、森にもぐる。
一番、湿気がありそうな森に入ると。まずはハチタケの未熟。つづいて、ザトウムシタケ。これはよさそうなところに、倒木のかけらを立てかけておいて、「ザトウムシタケトラップ」としたら、まんまとそこに発生してくれた(写真)。


さらにアマミセミタケが1本。かなり気合を入れて掘ったのだけど、この個体は小さな幼虫がホストなのか、柄もごくごく細く、あえなくギロチン。むむむ。
シロタマゴクチキムシタケの未熟なものもいくつか。そして、倒木からあやしげなものが。最初はサルノコシカケの未熟? とおもったが、雰囲気が虫草くさい。えっ、ひょっとしてゴキブリタケ? とおもったが、どうも違う。なんとか取り出すと、コメツキムシの幼虫からでている冬虫夏草。

子のう殻はうすいオリーブグリーンだ。沖縄島でははじめてみる。いや、そもそも沖縄では朽ち木からでる冬虫夏草自体、えらくレア。
家にかえってコーヘイ君にサンプルを送り出すとともに、画像もメールで送る。
「西表島で見つかっている、イリオモテクチキムシタケかも」
そんな返事。
うーむ。やっぱり外にいけば、なにかがある。いまだ初めての出会いが、こうして待っていたりするのだなあ。