ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

フィールドワーク in 徳之島 その3

2018-02-19 22:37:09 | イベントその他
翌日は、午前中、面名和小学校の3年生と、つづいて山小学校の全校生徒相手に授業。
「徳之島の動物といえば?」
「アマミノクロウサギ!」
「ほかには?」
「牛!!」
やりとりが、けっこう、おもしろかった。
山小学校は全校生徒14名。授業の後に、給食もいただく。
終わって、山集落と手々集落で聞き取りをする。徳之島の魚毒漁のバリエーションは、ほんとにあれこれある。今回また、初めて聞く話があった。モッコクの実を魚毒として利用するという話も、初めて聞いた。魚毒として利用した植物のひとつは、方言名だけ教えてもらったので、まだ正体不明……。夜は聞き取った話をひたすらパソコンに打ち込む。
翌々日は、天城岳登山。徳之島ではほとんど学校と公民館しか行ったことが無かったので、森歩きが新鮮。沖縄の森と違って、アオキとかあるし。テンナンショウ(アマミテンナンショウ)やカンアオイなんかが生えているのも、沖縄と違うなあと思ってしまうところ。
夕方からは東伊仙と目手久で聞き取り。これまた、違った話を聞き取れる。
初対面の人とはなすのはあいかわらず苦手なのだけれど、お年寄りの方々からうかがう話は、本当に貴重だなと思う。
最終日、再び一日かけて、飛行機を乗り継ぎ、沖縄へ。ふう。
写真は、天城岳で見たイボイモリとコショウノキ。
 

フィールドワーク in 徳之島

2018-02-19 22:25:27 | イベントその他
2月8日~
徳之島で聞き取り調査。
沖縄から飛行機で徳之島に行こうとすると、奄美大島で乗り換えに時間がかかって、結局、つくのは夕方に。初日は聞き取りはできず、代わりに虹の会の方に、希少生物のパトロールに連れて行ってもらう。一定ルートを車で走って、特定の生き物を見つけたら、発見地点をGPSで落としていく。
寒さが一時ゆるんだせいか、あれこれ、生き物がでてくる。
なにしろ徳之島にはクロウサギがいる。しかも、ちょうど子ウサギが巣穴から出て、自活を始めた頃に当たるのか、まだ毛色もすっかり黒くなっていないちびウサギを何匹も見た(写真)。


アマミアオガエルも産卵のために、側溝の沈砂池に集まってきている。で、それを食べに、ヒメハブも何匹もトグロをまいていた。

ビーチコーミング

2018-02-12 22:28:41 | イベントその他
さむい。
そんなことを言うと怒られそうだけど、沖縄も、今が一番寒い。
で、寒くなるとやってきるのが、漂着物。
半日、時間があいたので、2月7日に本部の海岸へゴー。
思ったほどは、よりものがなくて、うーん。
それでも、波打ち際にあやしい物体が。

透明な塊。なんじゃこりゃ?
おお、オオサルパだ。浮遊生のホヤである。不思議な生き物。
オキナガレガニやカツオノエボシも来ている。残念ながら、ウミアメンボは見当たらず。
外洋の魚がおちていないかな?と期待したのだが、トビウオが二匹だけ。あとは、イノーのモンガラたち。それでも、バット一杯拾えた。

あとで解剖したら、胃が空っぽ。寒さでこごえたの?
また、魚を拾いに行きたいけど、寒の戻りは無いかしら。