ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

与論島 フィールドワーク

2018-12-26 23:27:39 | イベントその他
与論島へ。
今回は、化石のカタツムリと地衣類探索。一日、雨にたたられたこともあって、思ったほどの成果はあげられなかった。それに、与論、小さい島だけれど、ピンポイントで何かを探そうと思うと、なかなか広い・・・。
それでも、いくつかの出会いが。
 
細長いカタツムリは、古砂丘の中から顔をだしていた、今は与論からは絶滅しているキセルガイの仲間。丸っこいほうは、石灰岩にはりついていたシュリマイマイの化石。シュリマイマイも一度絶滅したようだが、その後、移入されたものが島に定着している。
しばらく、おじい、おばあの話という記憶・・・思い出の化石をきき集めていたのだけれど、今回はこうして森のあった時代の自然の実態をうかがわせる、カタツムリの化石を追った。

新春 1月の新刊本は・・・ 

2018-12-18 23:53:45 | イベントその他

岩波ジュニア新書、『めんそーれ化学』の見本ができたと、出版社から写真つきのメールがあった。
それにしても、化学の本を書くとは思わなかった。もともと、別の企画を進行中、担当から「最近、化学の本がだせていないのだけど、だれか執筆できる人を知りませんか?」といわれたのが、はじまり。執筆者は思い当たらず、かわりに自分が書くとしたら・・・と、以前担当していた夜間中学の化学の授業の記録を引っ張り出して再構成して送ったら、なんと、採用。で、ついに出版にたどりついたというわけ。
もちろん、僕の専門は生物なので、内容的には不十分なところもいろいろある。ただ、今回の本で一番伝えたかったのは、夜間中学生の知のありどころ。できるだけ、授業中のやりとり・・・特に夜間中学生の思い出を書き記したので、そこを見て欲しいと思う。
書店にならぶのは20日過ぎ。もし見かける機会があったら、手にとってもらえれば嬉しい。
個人的には、亡くなった父がジュニア新書で化学の本(『実験大好き!化学はおもしろい』現在は電子版のみ)をだしていて、それとジョイントするような形になったのが、すごくうれしい。まあ、父からしたら、笑ってしまうような内容だろうけれども。


PS。では、本来の企画のほうは?・・・うーん。どうなるかまだわかりません・・・。

地衣類 観察会 in 屋久島

2018-12-17 22:55:51 | イベントその他
山本先生との観察会、二日目からは一泊の予定で屋久島へ。ちょうど屋久島学ソサエティの大会もひらかれていて、そのエクスカーションに地衣類観察会も組み込まれる。とりあえず、二日目は地衣類ネットワークのメンバープラス、現地のコケの会のイケダさんと一緒に島をめぐる。写真家のヤマシタさんも、予定の合間をぬって、1時間ほど合流。川沿いや海岸で地衣をさがす。絶滅危惧種のヒョウモンメダイゴケや南方系の地衣、ナミガタウメノキゴケモドキなんかが見つかる。
 

夜は一行とわかれて、自由の森卒業生のタカシと会う。先日、何年かぶりに、突然タカシから電話があって「屋久島に地衣類見に来るんだって?」といわれて驚いた。いつのまにか、タカシは屋久島に移住し、ガイドをしているのだそうだ。夕飯をとりに、ヒトメクリというレストランへ(タイ風ラーメンがおすすめ)。このお店、胡椒屋ノリトの純胡椒がおかれていたり、自由の森卒業生のフーマが働いていたりと、なにやら関連が深い。ともあれ、数年前、伊佐であっていらいごぶさたしていたタカシと旧交をあたためる。


翌日。ソサエティの会場に行くと、ケンシさんやケンゴら何人も、見知った顔が。そして、あいにくの雨の中、エクスカーションへ。さすがにきびしい観察会となったけれど、「いつでも地衣、どこでも地衣」だけあって、何種類かの地衣類を見ることができた。
あっというまの三日間。ちょっと充電気分で沖縄へ。

地衣類 観察会 in 鹿児島

2018-12-17 22:48:10 | イベントその他
山本先生と、地衣類の観察会。
一日目は鹿児島県、指宿。海岸の岩場にはりついて、イソカラタチゴケなんかを観察。今回の観察会には韓国からもフー先生や、その院生の中国籍のドンさんらもいて、国際的。宮崎からはヤギさんらも参加。北風が吹いて、鹿児島といえども結構寒くはあったし、思ったほどは地衣類がなかったのだけれども、久々に生き物だけを追いかける時間で幸せ。