ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

新刊本 お知らせ

2015-12-07 23:51:12 | イベントその他


5・少年写真新聞社から新しい絵本を出しました。これでシリーズ5冊完結。このシリーズを描いている間は、例えば数か月間毎日のようにミカンの絵を描き続けたり、家に野菜があふれかえっていたり(今回の場合はキノコの宅急便が舞いに日のように届いたり)という日々を送ってきましたが、ようやく一区切り。が、実は次の企画を考え始めているわけで・・・。また○○の絵を描き続ける日々が当分つづきそうです。

ヒューマンルネッサンス研究所というところのてら子屋というページで、ゲッチョのコラムという欄を隔月で連載しています。その最新記事「焼き芋の記憶」がアップされました。よろしければ、ごらんください。
12月19日は浦和コミュニティーセンターで「浦和こどもの本連絡会」主催の講演会に出る予定です。

小学校授業その2

2015-12-07 23:48:39 | イベントその他
3・那覇の小学校3年生に虫の授業。「毛虫は足がいっぱいあるからムカデの仲間?」今度は、こんな小学生の声を拾うことができました。同じ内容の授業でも、学校によって反応が違うから面白いなあ。



4・市場に通う暇がなかなかとれないのですけども。今回目を引いたのは、真っ赤なおさかな。ヒシダイです。値段はびっくりするほど安かったです。まあ、スケッチして、骨をとって、残りを食べてみたら、値段に納得したのですが。いったい誰がこんな魚を買うんだろう(僕は買ってしまったわけだけど)。



畑の収穫祭

2015-12-07 23:41:34 | イベントその他
1・学生たちと畑の収穫。キャッサバの出来は見事だったのですが、長年、適当に育てていたせいで、イモに苦みがでるようになってしまいました。残念。一方、タイショウガのできはよかったので、勝手に生えてきたシマトウガラシと一緒に、グリーンカレーを作ってゼミ生たちと賞味しました。

 

2・石川岳に、自由の森時代の教え子のミユキの子供が通っている学童の子らと一緒に自然観察へ。おだやかな気温の中、一緒にドングリを探したりしました。スケッチは、男の子が見つけてくれたタテオビフサヒゲボタル。冬場に成虫がでてくる、光らないホタルです。おかげでひさびさに姿を見ました。観察会が終わって、さあ帰ろうというときに「ゲッチョ先生、変なガが変なことしてる」の声。行ってみると、あら。スキバドクガのオスメスペア。全然違う姿なので、知らなければ同種のペアとは思えません。メスがさなぎから羽化するところを、そばでオスが待っていた…という状況のようです。


   

講演会 IN 沖縄子どもの国

2015-12-02 23:06:14 | イベントその他
   

 沖縄こどもの国でひらかれた、動物園や水族館の教育普及にかかわる人たちの研究会に参加しました。
会議の前にゾウの散歩タイムの見学。みんなくいついていました。本当に動物の好きな人たちの集まりなのですね・・・。
うちの学生たちも何人か見学に参加したのですが、こどもの国の飼育員の方のはからいで、ゾウに触らせてもらい、感激していました。

     

 研究会が終わって、参加していた北海道・旭山動物園のヒデと飲み会へ。珊瑚舎スコーレがかかわる
ロイヤルミャンマー
ミャンマー料理を賞味。
ヒデは教育畑から飼育員へという道を進んだというちょっと変わり者。結構意気投合してついつい、深酒。

今日このごろ

2015-12-02 22:52:58 | イベントその他
     丸山さんの断蟲亭日乗を読んでいたら、コスタリカのビワハゴロモの出す甘露にゴキブリやカタツムリがくる話がでていました。ふと、やんばるの森のシダスケバモドキという大き目の半翅類のことを思い出し、見に行ってきました。前から、この虫のお尻に、ケブカアメイロオオアリが随伴しているのは気が付いていたので、他にも何か来ていないかと思ったわけです。すると、いました。サツマツチゴキブリが甘露めあてにやってきているではありませんか。夜の森で、夢中になって2時間ほど観察しました。

  

 神戸大学のミエコが学会で沖縄に。ちょうど入試で学会のほうは参加できなかったのですが、学会が終わった休日、ミエコのサンプリングのお手伝いに名護まで行くことに。ミエコはサルの昆虫食の研究をしています。今、気になっているのは枯れ枝の中に巣作りするアリ。屋久島ではこうしたアリをサルが食べているのだとか。「枝折びより!」うららかな陽気だったので、ミエコはたびたびそんなことを口走っていました。飛行機の時間の関係で、あまりゆっくり時間が取れず、お目当てのアリは見つからなかったのですが、それでもアカヒラズオオアリなんかは見つかりました。このアリの兵隊は、頭の先が平たくて、枯れ枝の巣穴の直径にぴったりはまるサイズになっています。自分の頭で蓋をするなんて・・・と、つい思ってしまうわけですが。

  

 沖縄も北風が吹くようになり、少し肌寒さを覚えることも。風が強くなると、漁は難儀します。そのため、市場の魚の顔ぶれも変わったりします。ただ、こうしたときには、普段は見向きもされない魚が並べられたりもするんだよと、魚大好きな大学院生マオちゃんに教わりました。そこで、朝一で市場へ。いつものいろんな魚を売っているM水産に行くと・・・いた!前々から、丸ごと買ってみたかった魚が並べられていました。通常は大きいため、解体されてしまうのですが、並べられていたのはたまたま小ぶりだったので丸ごと一匹で売られていたのです。47センチで1000円。即買いでした。大学の実験室に運んでスケッチ。カラーと白黒と両方描いて・・・とやっていたら、これだけでかなりの時間に。それから大慌てで解体し、胃袋の中を確認、肉は煮つけて、骨を取って・・・。満足。

   

 地人書館の塩坂さんが、担当されていたという本を送ってくれました。なんだかすごいぞ、この人。アカマンボウは僕も一度丸ごと買って、骨を取ってみたいと思いつつ、まだかなわなかったもの。見事に先を越されました。長い長いタチウオの仲間を、七輪を並べて焼き上げるなど、「あっ、ばからしいけど、すんごくおもしろい」と思ってしまいます。ひとつひとつの作業が本気なのです。ぜひ、本屋さんで見てみてください。