晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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大和路 まほろばの郷/太宰府市の観世音寺

2009年09月21日 | 日記
今日はお風呂屋さんで買ってきた韃靼そば茶を飲みながら、BS-TBSで放送された 大和路 まほろばの郷 #2「緑の奈良を歩く 桜井から室生」を観賞。

ううー。奈良に行きたくなる番組ですね。

様々な古刹の十一面観音が登場しました。

どの観音様もそれぞれに個性があって、姿やお顔に惹かれます。

いつか行ってみたいと思っているお寺のひとつ 長谷寺の様子も番組で見ることができてよかったです。
階段の数に圧倒。
夏以外の季節に訪ねたいです。


観音様がおられるお寺は、山上にあることが多いと、以前、講演会で拝聴しましたが、長谷寺・室生寺のお堂は立派な懸け造りですね。

体力つけなきゃ。


*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*


さて、『源氏物語』「玉鬘」にも登場する長谷寺には、10メートルを超える十一面観音菩薩立像がおわします。
日本最大の木造の仏様だそうです。(室町時代作)


『源氏物語』に名前が登場する観音信仰のお寺は、石山寺(滋賀県大津市)や清水寺(京都市東山区)、長谷寺(奈良県桜井市)が挙げられます。

この3つのお寺はすべて山頂や山の中腹にあり、本堂が懸け造りとなっているという共通点がありますね~。


さらに『源氏物語』「玉鬘」に登場する観世音寺(福岡県太宰府市)もお忘れなく
観世音寺は平地にありますが、かつてあった数々の子院は山すそにあったようです。





現在の観世音寺は規模が縮小され、かつての七堂伽藍が並ぶ華やかさを想像するのは難しいですが、宝蔵におわす仏像のうち3体は5メートル前後の大きさがあり、どれほどの権力者が作らせたのか興味をそそります。

・不空羂索観音立像(鎌倉時代初期作)
・十一面観音立像(平安時代後期作)
・馬頭観音立像(平安時代後期作)


阿弥陀如来坐像と四天王像(平安時代後期作)も素敵なんですよ。

この阿弥陀如来坐像は一説によると、大宰大弐藤原長実(だざいのだいに ふじわらのながざね)が作らせたとか

藤原長実の娘に、鳥羽天皇皇后の美福門院得子(びふくもんいん なりこ)がいます。
得子は近衛天皇の母でもありました。



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薬師寺~白鳳伽藍の一年~

2009年09月21日 | 日記
今夜、NHK[BShi]で放送された「薬師寺~白鳳伽藍の一年~」を見終えたところです。

建築美、仏像の美、そして薬師寺に関わっておられる方々の薬師寺を大事に思う真っ直ぐな気持ちに感動。

むしょうに日光菩薩・月光菩薩・薬師如来にお会いしたいです。

薬師寺はどんな意図で藤原京から平城京へ遷されたのか?
謎は尽きませんが、平城京において天武天皇&持統天皇のシンボルであった薬師寺が必要とされていた・・・のかな。


大好きな東塔に足場が組まれ、解体修理が行われるとのことで、しばらく東塔にもお目にかかれませんね。
平成22年春頃~平成22年秋頃はねらい目のようです。



明日の放送は「シリーズ法隆寺」前編です。
こちらも楽しみ。



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