かけっこ倶楽部

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よこはま月例マラソン、もう一つの報告 (TH)

2008-12-22 16:00:00 | 練習会

 すでにTSさんから速やかな報告がありましたが、12月の「よこはま月例マラソン」は、天候にも恵まれとても楽しい大会(兼)練習会でした。

 私は今回、以下の3レースに参加しましたが、参加料はまとめて800円ですので、とてもお買い得です(笑)。このほかにも、5Kと10Kがあるのですが、20Kと時間帯が重なっており参加は難しい状況でした(大笑)。

  1. 09:00   1K     5:19 朝一番のウォームアップ
  2. 09:15   3K     14:09 ほぼ全力走
  3. 09:40 20K 1:43:59 フルの後半をイメージしたペース走

 なぜこのような参加方法を取ったか不思議に思われる方も多いと思いますが、狙いは「疲れ切った後の20Kペース走」を試したかったからです。

 これに加え、前日・前々日にはかなり速いペースで合計34K走り込んでおり、当日朝1Kに参加する前にすでにかなりの疲労が溜まっていました。

 おまけに、上記のように直前(10分前に!)ほぼ全力で3Kを走ったため、20Kスタート時には、足が重く、息切れがして疲労困憊、その結果、先行するTSさんにスタートから一気に引き離されてしまったのです。

 普通なら、レースの前は極力疲労を抜き、軽い身体にしてスタート地点に立つべきなのに、なぜこのようなバカなことをやったのでしょうか?

 実は、ここに「フルマラソンの後半でペースダウンしない秘法(=秘密の練習方法)」の一端があるのです。すなわち、疲労しきった状態でさらに負荷を掛けることによって、フルマラソン後半の身体的・精神的ダメージを克服する練習をしようと言うわけですね。

 このような練習方法は、過去半年のハーフマラソンでも取り入れており、手賀沼、湘南月例、所沢シティの前日にかなりの長距離走り込みをしたにもかかわらず、ハーフのタイムは着実に改善されて来ています(すなわち、疲れ切っていてもハーフならペースが落ちないようになった!)。

 もちろん、この方法はフルマラソンの「練習過程」で実施すべきものであり、狙ったフルのレースの前週は充分休養して、しっかり疲労を抜くべきこと言うまでもありません。

 その結果、湘南国際やつくばでは「前半は疲労を抜いた身体の軽い走り、後半は疲労を溜め込んだ後のハーフマラソンの走り」を実践でき、終盤も全くペースダウンせずに走り切ったのです。

 フルマラソンで、よく「前半は快調に走れたが、後半一気に疲れが出て(脚筋が痙攣して)ペースダウンした」という話を聞きます。この理由はいろいろ考えられますが、私は「疲労した状態で走る練習をしていなかったこと」が原因の一つだと考えています。

 ここからは私の独断と偏見ですが、来年のフルマラソンに備え、以下のような練習方法をお勧めしたいと思います。当然のことですが、この通りやってみてうまく行かない場合でも、筆者は何の責任も負いませんので念のため(笑)。

 土曜日に、20-30キロのペース走。フルマラソンの前半だと思って、レースペースに近いスピードで走る。最後の20%の距離は、全力走(=ビルドアップ!)。

 翌日曜日に、ハーフマラソン大会に参加。フルマラソンの後半だと思って最初からレースペースで走る。

 上記の練習を、月2回以上繰り返す。

 ハーフマラソンの前に疲れを抜くのは、ハーフマラソンのタイムを良くするのには役立っても、フルマラソンの練習には全く役立ちません。すなわち「疲れを抜かずに練習する」ことがカギなのです。

 もちろん「フルマラソンの後半でペースダウンしないための秘法」は、これだけではありません。また機会を見て、続編を投稿しますので、ご期待ください。