かけっこ倶楽部

ランニングを楽しむ仲間のぶろぐ

NYCハーフマラソン (TH)

2008-07-29 11:20:21 | サブ3倶楽部

 フライト大幅遅れの混乱とその後の心身疲労をものともせず、真夏の「NYCハーフマラソン」を楽しく走ってきました。以下、写真中心の速報レポートです。

 まだ3回目の開催で、知名度の低い「NYCハーフマラソン」ですが、主催者のNYRR(ニューヨークロードランナーズ)と冠スポンサーのNIKEの意図は明確で、「数年以内にNYCマラソン並みのイベントに育てる」という意気込みが随所に見られました(とはいえ、今回日本からの参加は、まだ驚くほど少なく、エントリーデータベースによれば、10,000人を超える全参加者のうち、たった23名でした)。


[写真1:NYナイキタウン隣に併設された、受付会場とEXPO。まだ規模は小さい]

 その現れのひとつが、キャサリン・ヌデレバ選手を始めとする、オリンピックメダリスト級の男女ランナーの招聘です。日本からは、加納由里選手と島原清子選手(ともにセカンドウィンドAC)が参加です。さらに開催時期を、夏休み客がニューヨークに集中する7月末を狙ったことも、戦略の一環でしょうか?


[写真2:今大会の目玉招待選手、キャサリン・ヌデレバ選手(右)]

 もうひとつは、コース選定の素晴しさです。NYCマラソンが、ブルックリンやクイーンズを長時間走るのに比べ、NYCハーフマラソンは "100% in Manhattan" です。前半は緑あふれるセントラルパーク周回、中盤は七番街からニューヨーク随一の繁華街タイムズスクェア、そして42丁目通りを西へ駆け抜けたあとハドソン川沿いを一気に南下、最後は自由の女神像を遠望するマンハッタン最南端のバッテリーパークでフィニッシュする、とても変化に富んだコースです。


[写真3:緑あふれる雨上がりのセントラルパーク内を走るTHさん(中央)]


[写真4:地下鉄路線9本が集中するタイムズスクェアも、この日ばかりはランナー天国]

 早朝、恵みの雨が降ったので、かなり気温は下がりましたが、それでも蒸し暑さは変わりなく、走行中ずっとサングラスが曇っていました(笑)。完走後のバッテリーパークでは、ホノルルのカピオラニ公園を思わせる暖かい太陽のもと、それぞれの真夏の午後を楽しんでいました。


[写真5:フィニッシュ後は海沿いの公園でのんびりくつろぐ。背景はニュージャージー]

 大会記録データベースによれば、今大会の完走者は総計10,506名、(意図的な抽選結果かどうかは判りませんが、)男子5,405名、女子5,101名と女性の比率が高いのが目立ちます。女子優勝は、(北京への足慣らしか?)おなじみのキャサリン・ヌデレバ選手。加納由里選手が僅差の3位、島原清子選手は10位にそれぞれ入賞です。全記録検索は、こちら


[写真6:なんともユニークなデザインの完走メダル]

 取り急ぎ、THさんの完走タイムはネットで1:49:55。一見平凡なタイムですが、これでも「5歳刻み男子年代別38名中 3位」、「日本から参加の23名中 5位」という、なかなか立派なものだったのです♪