Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ

かいなってぃーのMorrissey・The Smithsに関するよしなしごと。

モリッシー、リマ公演にて"Sheila Take A Bow"を演奏

2012-03-16 14:31:53 | Morrissey Live

3月14日、モリッシーは無事にペルーのリマでの公演を終えました。

「今日はとうとうコロンビアに着いたど~!」

と、先ほどボズがツイートしてらっしゃいました。

 

南米ツアーもそろそろ大詰めですね!

ペルーのリマでは、モリッシーとしては・じ・め・て

スミス時代の名曲"Sheila Take A Bow"を演奏

したと聞いて大コーフン。

 

You Tubeの中ではこの映像がけっこうはっきりしてました。

2 : 25くらいのところで"Alma Matters"に続いていきなり始まります。

 

 

モリッシーは、

なぜこの曲をいきなり演奏したのか??

 

"Sheila Take A Bow"は1987年4月に発表されたザ・スミスのシングルです。

UKシングルチャートで第10位まで行き、

彼らの発表したシングルでは、チャート的には人気1位の曲でした。

カバースターはキャンディー・ダーリン

 

このカットは1971年の映画"Women in Revolt"のシーンより。

この映画、アンディー・ウォーホールプロデュース、

監督はポール・モリッシー(!!)さん。まさかの同じ苗字。

遠い親戚か??

ウォーホールと奥のモジャモジャがポール・モリッシーさん。

 

スティーブン・パトリック・モリッシーさんはポール・モリッシーさんの映画が

好きですね。

 

1968年の"Flesh"の1シーンをジャケットに使った

デビューアルバム"The Smiths"。

街角で男娼をして生計を立ててレズビアンの妻を養う

麻薬中毒者のジョーのおはなし。

 

先ほどのキャンディ・ダーリンはファクトリーファミリーの一員、

ウォーホールが「スーパー・スター」と呼んだ、伝説の性転換女優。

 

本当に美しいのです。

彼女の前では「男」とか「女」とか性別が無意味であると感じます。

 

 

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの"Candy says"

キャンディとはこのキャンディ。

この歌、静かで美しくて悲しくて…本当に好きです。

 

Candy says I've come to hate my body
And all that it requires in this world
Candy says I'd like to know completely
What others so discretely talk about

Candy says I hate the quiet places
That cause the smallest taste of what will be

Candy says I hate the big decisions
That cause endless revisions in my mind

I'm gonna watch the blue birds fly over my shoulder
I'm gonna watch them pass me by
Maybe when I'm older
What do you think I'd see
If I could walk away from me

 

ルー様の「ワイルドサイドを歩け」では

Candy came from out on the island
In the backroom she was everybodys darling
But she never lost her head
Even when she was given head
She says, hey babe, take a walk on the wild side
Said, hey babe, take a walk on the wild side
And the coloured girls go

「裏ではみんなのをくわえさせえられてたけど

頭は確かだった」

キャンディが出てきます。

 

ワイルドサイドを歩いてきたかっこいい彼女は29歳で白血病で

亡くなってしまいました。

 

写真家ピーター・ヒュージャーの代表作

「死の床にいるキャンディ・ダーリン」

静かで、美しくて。

儚い一瞬の夢が永遠みたく心に刻まれる。

モリッシーの美学に通ずる1枚。

 

ところで"Sheila Take A Bow"は、モリッシーの恋愛観を初めて歌った歌、

とかいうけど子どもの頃はまったく意味がわなんなかった。

「You're a girl and I'm a boy」とかなんであえて言うんだ??

それがなんなんだ?とか。

でもキャンディのこと考えながら聞くとまた一味違います。

すぐに家を出て、ワイルドサイドを歩きたくなります!

 

日本ふうに一言で言うと

「書を捨てよ、町に出よう」by寺山修司

な感じ。

 

↓ スミスのジャケにもイケそう??な寺山ッシーさん。

「以下、歌詞引用長いけど、

最後にオチがあるから見てね!」

とついでにお知らせしてくれる寺山ッシー。

 

Is it wrong to want to live on your own ?

No, it's not wrong - but I must know

How can someone so young

Sing words so sad ?

Sheila take a, Sheila take a bow

Boot the grime of this world in the crotch, dear

And don't go home tonight

Come out and find the one that you love

and who loves you

The one that you love and who loves you

Oh ...

Is it wrong not to always be glad ?

No, it's not wrong - but I must add

How can someone so young

Sing words so sad ?

Sheila take a, Sheila take a bow

Boot the grime of this world in the crotch, dear

And don't go home tonight

Come out and find the one that you love

and who loves you

The one that you love and who loves you

Take my hand and off we stride

Oh, la ...

You're a girl and I'm a boy

La ...

Take my hand and off we stride

 

で、最初の疑問に戻ります。

 

なぜ、ペルーで、

モリッシーはいきなり

この曲を歌ったのか?

 

それは…

 

21世紀の「女装の麗人」から、

20世紀の女装の麗人キャンディ・ダーリンのこと思いだし、

この歌を思い出し、歌ったのではないかと

かいなってぃーは推理します。

 

違うか…?

 

モリッシーのインスピレーションの源。

リマ公演での、21世紀の女装の麗人

ボズ子・ブーラー・ダーリン。

 

…違うねwww。

 

いんや。

おまえの女装も

いいぞ、ボズ!!

だんだん堂に入ってきた「ボズ女装」に

ご満悦なモリッシーさん。

 

リマ公演ではペーズリー??柄シャーツでいえいいえい♪

ますますノリノリ。

 

あ、かいなってぃーは明日よりちょっと旅してきます。

南米ではないのが残念だが・・・

来週までブログはお休みです!

またね~ん♪


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (@punkls1968 (松丁奈緒))
2012-03-16 20:58:02
しばらくお休みなのか。残念www
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松丁さま (かいなってぃー)
2012-03-16 22:27:31
すぐに帰ってきまた騒ぐよ(^_-)-☆
返信する
Unknown (nob3nob3nob3)
2012-03-17 15:44:00
あ,Antony and the Johnsonsの"I Am a Bird Now"のジャケット写真のヤーツ。
有名な写真だったのですね・・・勉強が足りませんでした!!!
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nob3nob3nob3さま (かいなってぃー)
2012-03-23 00:20:26
そうそうそう~
スミス学、モリッシー学、
いろいろつきつめるといろんな世界が
広がって見えてきて、
奥深いですよね~
やめられない!
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