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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

ウルトラFESで輝いた生田・星野のフロント空間創出能力、16枚目は異例尽くしの超短縮日程 [21Sep16]

2016-09-21 05:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

生駒ちゃん出演の舞台版「こち亀」が上演中!!
「少年ジャンプ」連載40周年特別企画・舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。生駒里奈が、謎の少女「サキ」役で出演。
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[東京公演日程] AiiA 2.5 Theater Tokyo
09月09日(金) 01日目 (第01公演19:00)
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09月19日(月祝) 11日目 第12公演(13:00)&第13東京最終公演(18:00)
[大阪公演日程] サンケイホールブリーゼ
09月23日(金) 1日目 第1公演(19:00)
09月24日(土) 2日目 第2公演(12:00)&第3公演(17:00)
09月25日(日) 3日目 第4公演(12:00)&第5大阪最終公演(17:00)
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09月21日(水) 22 : 00 〜 23 : 55 [AM] RCCラジオ『ラジプリズム』に、佐々木琴子、中元日芽香、和田まあやが出演。広島のラジオ局で、翌日から始まる中国地方アンダーライブの前哨戦

09月22日(木祝) 白石麻衣が出演する映画『闇金ウシジマくん Part3』が全国ロードショー
09月22日(木祝)『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016 〜中国シリーズ〜』第1日目 in 広島・広島文化学園HBGホール(第1公演18:30〜)

09月23日(金) 高山一実、齋藤飛鳥、中元日芽香が、東京ビッグサイトで開催中の『東京国際ブックフェア』でトークショー。雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載「乃木坂活字部!」つながりによる登壇で、「女性アイドルと本のはなし」がテーマ
09月23日(金)『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016 〜中国シリーズ〜』第2日目 in 岡山・倉敷市民会館(第2公演18:30〜)

09月24日(土)『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016 〜中国シリーズ〜』第3日目 in 山口・周南市文化会館(第3公演15:00〜)

09月25日(日) 15枚目第1回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

09月27日(火) 西野七瀬の2ndソロ写真集『風を着替えて』が、集英社から発売。マルタ共和国とイタリアを舞台に、川島小鳥氏が撮影

桜井若月W主演の舞台がスタート!!
09月29日(木) 舞台『嫌われ松子の一生』の初日。桜井玲香が「赤い熱情篇」、若月佑美が「黒い孤独篇」に、Wキャストで主演。


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)

 

『MUSIC STATION ウルトラFES』の「ぐるぐるカーテン」、乃木坂らしいキュートさが炸裂していて、良かったですね。

披露するのがデビュー曲と分かった時点で、この歌が持つ「甘酸っぱい」独特の空気感を、成長した今のメンバーが出せるのか、正直、やや不安を感じる面はありました。

何と言っても、4年半も前の楽曲で、当時、白石麻衣や松村沙友理は19歳、生田絵梨花は15歳の中学3年生、星野みなみは14歳になったばかりの中学2年生。

圧倒的な若さ、というか幼さに、デビューしたての初々しさが加わり、しかも、それらを存分に生かした形で、曲、衣装、ダンスが作られているので、4年以上経った現在、どんなステージになるのか、想像がつかなかった。


ところが、いざ音楽が始まると、齋藤飛鳥、いくちゃん、みなみのフロントはもちろん、橋本奈々未、高山一実、まいやん、さゆりんの2列目お姉さんメンバーも、違和感なく衣装を着こなし、曲の雰囲気に上手く乗っていて、感心しました。

デビュー以来培ってきた、ステージでの表現力によって、今のメンバーに合った「ぐるぐるカーテン」に仕上がっていた気がします。

さすがに、当時の何とも言えない「甘酸っぱさ」は薄めだったけど(笑)、洗練された「明るい可愛らしさ」といった風味が出ていて、魅力的なパフォーマンスだったと思います。


とくに、フロントを形成した、生田絵梨花、齋藤飛鳥、星野みなみの組み合わせは、それぞれが方向性の異なる美少女感を発散しつつ、相互に絶妙なバランスを保っていて、眩しいほどキラキラと華やかに輝き、最上級の「可愛い」が超絶なハーモニーを奏でている、そんな感動を覚えました。

クールで天使感の漂うあしゅが、元気で力強さのあるいくちゃんと、柔らかく甘いみなみの間で踊っている構図は、目が釘付けになるほどインパクトがあって、新しい時代を切り開く、アイドル像の「ファイナルアンサー」を見せられたような気分になります(笑)。

生駒里奈のセンターは、ぜひ見たかったけど、舞台によるやむを得ない欠席が、思い掛けず、乃木坂のもう一つの可能性を引き出したかのようです。


思うに、生田絵梨花と星野みなみが、3人フロントの両端にいて、センターを挟む構成は、現代アイドル界における最強のフォーマットじゃないでしょうか(笑)。

どちらも信じられないほどの美少女ながら、タイプが全然異なり、その対照性が複雑で豊かな「空間」を生み出し、中に入るセンターを、光り輝かせる触媒の役目を果たしている。

生駒里奈や齋藤飛鳥といった、ある意味、独立独歩の魅力を持ったメンバーも、多様な座標軸によって、上手く内部に取り込み、「フロント」という、有機的にまとまったグループを形成することが出来る。

1番と3番が生田星野であれば、2番のセンターに、佐々木琴子や鈴木絢音を置いても、あるいは堀未央奈や渡辺みり愛を持って来ても、それぞれの個性に応じたフロントになる気がします。


「制服のマネキン」では、攻めの姿勢を前面に出せる生駒里奈がよく合っているし、「ぐるぐるカーテン」では、齋藤飛鳥の儚くも高貴な美少女感がフロントに漂う。

楽曲に応じて、センターを変えれば、1番いくちゃん、3番みなみの3人フロントで、かなり広い範囲のイメージをカバー出来るんじゃないでしょうか。

月曜日のMステ特番は、そういった乃木坂の可能性をも考えさせられる、実りの多いステージだったと思います。


しかし、ちょっと辛口のことを言うと、事前の踊り込みが足りない印象を受けました。

移動の段取りや、ダンスのフリが十分入ってなくて、一瞬戸惑ったり、動きがバラバラになるシーンが、ところどころあって、もう少しダンスを合わせて、スムーズに踊れば、より魅力的だったんじゃないかと。

まあ、オリジナルではないメンバーが参加したり、普段慣れないポジションに入るメンバーがいる上、2分半のテレビサイズ「ぐるぐるカーテン」は、ほとんど初めての経験だろうし、他アーティストのトークに、かなり長く参加した後での、生放送のステージなので、相当にキツかったと思います。

全体ダンスの練習を、もっと積み重ねて本番に臨めば、さらにステージに磨きが掛かった筈ですが、桜井玲香と若月佑美が佳境に入っている舞台稽古を抜け出して参加しているように、それぞれ忙しい外仕事を抱えながらの出演だったので、むしろ、よく頑張っていると褒めるべきなのかもしれません。


私のような、取り返しのつかない乃木坂ファンにとっては、中田花奈がMステに出ていることで、すでにグッとくるものがあり、川村真洋、能條愛未、西野七瀬が並んだ画に「スゲェ〜!」とシビレ、いくあしゅみなみのフロントが、五臓六腑に染み渡り、もう、ボーナスポイントだらけのステージでした(笑)。

ただ、一般の視聴者は、そういった物語性や意外性を汲み取ってくれず、ダンスの精度が低いと、美少女、美人揃いだけど、パフォーマンスはヌルいグループだと判断されてしまいます。

これほど大きな音楽祭に出演する以上、十分な練習時間を用意して、万全の体制で臨まないと、何回チャンスを貰っても、乃木坂の楽曲に対する評価は、なかなか上がってこないと思います。


以下に、演奏時間と出演メンバーをまとめておきます。

(表1) テレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES』における乃木坂のステージ内容

『MUSIC STATION ウルトラFES』
テレビ朝日 2016/09/19(月祝) 生放送

2 : 29 = 乃木坂46「ぐるぐるカーテン」

一部変更された1st選抜
(3列目) 川村真洋 能條愛未 西野七瀬 若月佑美 斉藤優里 桜井玲香 井上小百合 中田花奈 衛藤美彩
(2列目) 橋本奈々未 松村沙友理 白石麻衣 高山一実
(1列目) 生田絵梨花 齋藤飛鳥 星野みなみ

# 舞台出演で欠席の生駒里奈に代わって、センターに、1st3列目の齋藤飛鳥
# 齋藤飛鳥のポジション3列目左4番目に、1stアンダーの若月佑美
# 卒業した市來玲奈のポジション3列目左9番目に、1stアンダーの衛藤美彩


上述の通り、2分29秒のテレビサイズで、歌唱はほぼ「口パク」、生歌が入ったとしても、少人数パートにおける「カブセ」だったと思います。


さて、ダンスの練習にもっと時間を取って欲しいという話を書きましたが、16枚目のスケジュールは、今、どエラい状況に陥りつつあります(笑)。

まず、次回、9月25日(日)深夜の『乃木坂工事中』でも、16th選抜の発表はなく、新選抜のテレビ披露は、10月2日(日)以降の可能性が濃厚です。

(表2) 16th選抜発表とCD発売の日程シミュレーション

凡例
選抜発表[候補日] =(その場合の間隔)=> CD発売[11/09(水)]

選抜発表[10/02(日)] =(5週+3日)=> CD発売[11/09(水)]
選抜発表[10/09(日)] =(4週+3日)=> CD発売[11/09(水)]


最も早い、10月2日(日)の選抜発表であっても、CD発売まで5週プラス3日しかなく、これはデビュー曲「ぐるぐるカーテン」より短い期間で、過去シングル中、もっとも遅い新体制のスタートが確定しつつあります。

10月9日(日)までずれ込むと、4週プラス3日で、根拠はないものの、さすがにこれはない気がしますが(笑)、現時点ですでに、従来のケースから遠くかけ離れた、異例尽くめのスケジュールに突入していると言えます。

(表3) 乃木坂歴代シングルにおける選抜発表とCD発売までの期間

凡例
選抜発表からCD発売までの時間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)

10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 3回 (07枚目, 14枚目, 15枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)


選抜発表からCD発売までの期間が短くなると、まず危惧されるのが、MVを制作する時間があるのか、という点です。

以下の表は、13、14、15枚目の表題曲について、YouTubeでのMV公開と、選抜発表及びCD発売の日程関係を示しています。

(表4) 表題曲MVの公開スケジュール

凡例
シングル番号 : 選抜発表[日付] =(間隔)=> MV公開[日付] =(間隔)=> CD発売[日付]

#「間隔」欄の「d」は日数
# 13枚目の「日付」は2015年、14、15、16枚目は2016年

13枚目 : 選抜[08/30(日)] =(37d)=> MV[10/06(火)] =(22d)=> 発売[10/28(水)]
14枚目 : 選抜[01/31(日)] =(31d)=> MV[03/02(水)] =(21d)=> 発売[03/23(水)]
15枚目 : 選抜[06/05(日)] =(33d)=> MV[07/08(金)] =(19d)=> 発売[07/27(水)]

 

表題曲MVの公開からCD発売までは、13枚目「今、話したい誰かがいる」が22日前、14枚目「ハルジオンが咲く頃」は21日前、15枚目「裸足でSummer」で19日前。

少しずつ遅くなっているのが気になりますが(笑)、大体、20日前が公開の目安に見えます。

13、14枚目の表題曲MVは、発売日を境にショートバージョンに切替られたのに対して、15枚目はそのままフルバージョンの公開が続けられたので、単純に比べることは出来ないけど、発売前のプロモーションに重要な役割を果たす映像作品なので、20日程度の無料公開は確保したいという発想が、根底にあるのかもしれません。


では、この期間を16枚目に当てはめると、どうなるでしょう?

(表5) MV公開をCD発売の19日前に固定した日程シミュレーション

16枚目 : 選抜[09/18(日)] =(33d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]
16枚目 : 選抜[09/25(日)] =(26d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]
16枚目 : 選抜[10/02(日)] =(19d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]
16枚目 : 選抜[10/09(日)] =(12d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]


上表では、前作15枚目と同じく、CD発売の19日前金曜に、表題曲MVが公開されるとし、選抜発表の候補日を複数取って、スケジュールを比べています。

実は、前回、9月18日(日)深夜の『乃木坂工事中』で、選抜が発表されると、MV公開までが33日となり、15枚目と同じパターンで進む可能性があったんですね。

しかし、選抜発表は、現時点で、10月2日(日)以降とほぼ確定しているので、MV公開までは19日以下しか、時間が取れないことになります。

(表3)に示されたように、新選抜の発表から、表題曲MVの公開までは、3シングルとも30日以上の余裕を持たせていて、これは、準備、フリ入れ、撮影、編集のプロセスが、全部で30日は欲しいということじゃないでしょうか。

16枚目において、その期間が19日以下になるとすれば、表題曲MVの公開は、大幅に遅れるのではないかとの心配が頭を過ります。


では、選抜発表が異様に遅れている16枚目において、CD発売の20日程度前に、表題曲MVを公開するのは、本当に無理なんでしょうか?

それとも、まだ何とかなるんでしょうか?

それを判断する一つの方法は、どんなに頑張っても、これだけは端折れない期間を見つけることです。

そして、メンバーが参加する撮影ロケが完了してから、編集を経て、MVを公開するまでの時間は、簡単には短縮出来ないと思います。


幸いなことに、15枚目に関して、表題曲とアンダー曲のMV撮影を行った場所と日付が、目撃した方のツイートとメンバーの記述や発言から、次のように分かっています。

(表6) 15枚目の表題曲とアンダー曲のMVについて、撮影ロケを行った日付と公開までの期間

撮影(沖縄ロケ)[06/20(月)] =(18d)=> MV[07/08(金)] : 15th表題曲
撮影(茨城ロケ)[06/23(木)] =(28d)=> MV[07/21(木)] : 15thアンダー曲


15枚目アンダー曲「シークレットグラフィティー」のMVは、28日という、比較的、長めに見える編集時間が確保されています。

このフルバージョンMVは、公開がたった6日間で終わるという、窮屈なスケジュールでしたが、編集時間に余裕を持たせたから公開が遅くなったのか、表題曲MVの公開と、十分間隔を空けたいがために公開が遅れ、結果として、編集時間が長めに取れたのかは分かりません。

一方、表題曲「裸足でSummer」のMVは、沖縄ロケから18日で、YouTubeにアップされている。

「仮歌」と現地でのフリ入れといった、押せ押せのロケだったことから、編集作業も、おそらく、突貫工事的なスケジュールを強いられた可能性が高いですが、それでも何とか、CD発売の19日前に公開することが出来た。

つまり、撮影ロケからMV公開は18日が限界で、それより短くすることは難しいと見ていいんじゃないでしょうか。


以下に抜粋した(表4)シミュレーションのように、16枚目の選抜発表を10月2日(日)に行い、表題曲MVを、前作と同じく、CD発売の19日前に公開するならば、選抜発表からMV公開までの期間は19日です。

16枚目 : 選抜[10/02(日)] =(19d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]

15枚目表題曲MVの日程を基に、撮影から公開までの限界を18日とすれば、16th選抜を発表して、間髪を入れずロケを敢行すれば、発売20日程度前の公開に、なんとか間に合います(笑)。

そして、10月2日(日)の15枚目京都個別握手会から、10月8日(土)『GirlsAward 2016 AUTUM/WINTER』までは、少なくとも、表面上のスケジュールがほとんど入っていない、5日間になっている。

ここが撮影の最後のチャンスで、もしこの週までに、乃木坂メンバーが動いている気配がなければ、表題曲MVの公開は、通常より遅くなる可能性が出て来ます。


もちろん、選抜発表の前に、MV撮影を行う選択肢もあります。

ただ、そうであれば、さっさと選抜発表してしまえば良いわけで(笑)、ここまで引き延ばしているのは、まだ本格的に、レコーディングやMV制作に取り掛かれない、やむを得ない事情があると考えたくなります。

AKB48の46枚目が、乃木坂16枚目の1週間後に発売とアナウンスされ、しかも、早め早めに仕掛けてくる印象の強いグループなのに、CDリリースまで2ヶ月を切った現時点で、楽曲やパフォーマンスはおろか、珍しく、タイトルすら「未定」のままであることから、全体的に、楽曲の提供が遅れている可能性は十分あると思います。


ところで、10月2日(日)に新選抜をテレビ発表して、すぐにMV撮影に突入するスケジュールには、一つ問題点があります。

ほぼ間違いなく選抜入りするだろう桜井玲香と若月佑美が、主演舞台『嫌われ松子の一生』の公演真っ最中で、一切、参加出来ないことです。

そして、10月10日(月祝)の千秋楽を待っていたら、表題曲MVの公開は、1週間以上遅くなってしまう危険がある。


対策としては、キャプテンと若様だけ、舞台が始まる前に、シーンを別撮りしておくことが考えられます。

初日である9月29日(木)までは、1週間以上あるので、稽古との兼ね合いを見ながら、都合の良い日に、二人だけでロケなり、スタジオなりで、使えそうな分を撮影しておく。

10月3日(月)からの1週間は動けないので、まさに今、何か手を打たないと、選抜入りしているのに、表題曲MVに登場しないという、切ない状況に陥ってしまいます(笑)。

逆に言えば、もし、ダンスなど、全員参加のシーンをどうしても撮影したいならば、選抜発表前ではあるけど、これから来週木曜までに敢行するしか、方法がありません。


16枚目の選抜に関しては、テレビ発表後に、本格的なMV制作を始めるとしても、それが10月2日(日)であれば、まだCD発売の20日程度前に公開へ持っていくチャンスが残されています。

もちろん、タイトな日程の中で、作品のクオリティを高められるかどうか、音楽番組での新曲披露が十分可能かどうかは、全然別問題で、むしろ一番頭の痛い点かもしれません。

ただ、16枚目を巡って不思議なのは、選抜発表だけでなく、個別握手会の応募開始も、通常より遅くなっていることです。

(表7) 16枚目個別握手会応募開始の日程シミュレーション

凡例
個別握手会第1応募[候補日] =(オリコン初動にほぼ確実に算入される応募次数分)=> 初動算入の締切[11/13(日)]

応募開始[09/22(木)23(金)] =(7次算入)=> 初動締切[11/13(日)]
応募開始[09/29(木)30(金)] =(6次算入)=> 初動締切[11/13(日)]


先週応募がスタートしなかったので、第1次受付は、早くとも今週以降ですが、明日からの22日(木)〜23日(金)だと、初動に流し込めるのは7次応募分まで、来週だと6次応募分までに留まってしまいます。

以下の表は、1週間に1回、木曜金曜の応募が確立した、8枚目「気づいたら片想い」から15枚目「裸足でSummer」までの各シングルで、初動に算入された応募次数を示しています。

(表8) 8枚目から15枚目までのシングルにおける、オリコン初動への個別握手会セールスの算入応募次数

凡例
オリコン初動に算入された応募次数 [その次数受付の最終日] : シングル番号 発売日 タイトル

08次 [2014/03/28(金)] : 08枚目 04/02(水) 気づいたら片想い
09次 [2014/07/04(金)] : 09枚目 07/09(水) 夏のFree&Easy
09次 [2014/10/03(金)] : 10枚目 10/08(水) 何度目の青空か?
08次 [2015/03/13(金)] : 11枚目 03/18(水) 命は美しい
11次 [2015/07/17(金)] : 12枚目 07/22(水) 太陽ノック
11次 [2015/10/23(金)] : 13枚目 10/28(水) 今、話したい誰かがいる
10次 [2016/03/18(金)] : 14枚目 03/23(水) ハルジオンが咲く頃
08次 [2016/07/22(金)] : 15枚目 07/27(水) 裸足でSummer

07次 [2016/11/04(金)] : 16枚目 11/09(水) タイトル未定
06次 [2016/11/04(金)] : 16枚目 11/09(水) タイトル未定


つまり、初動に計上する応募が7次分以下というのは、こういったシステムを採用して以降、最も少ない次数です。

11月9日(水)発売とすでに決定しているのだから、個別握手会の応募を早く始めた方が、オリコン初動をアップするには、より有利になります。

にも関わらず、過去最少の算入次数となる時期に達しても、応募は始まっていない。


「裸足でSummer」の個別握手会を、まだ一つも消化していないのは確かですが、9月25日(日)にパシフィコ横浜で行われる第1回個別握手会を待っていたら、流し込めるのが6次分にまで下がってしまい、連続での初動前作割れを、自ら引き寄せかねません(笑)。

初動より累計が大事という発想は、収支面では一理あるかもしれないけど、分かり易い第1週の数字に、ファンやメディアの目が向くのは毎度のことで、だからこそ若干無理をしてでも、乃木坂は、それを伸ばしてきたのだと思います。

そもそも、シングル発売前に、個別握手会の応募を8回以上も行ってきたのは、まさに初動アップが目的で、乃木坂が考案した商法と言っていいでしょう。

もし、次作の初動が少々下がっても気にせず、今作のセールスを最後まで伸ばしていくということであれば、それは乃木坂運営の方針転換と言うべきで、組織内部で何が起こっているのか、別の興味が湧いてきます。


16枚目を巡るスケジュールが、ここまで明快に遅れると、運営が何をやろうとしているのか、あるいは、不可抗力的な災難だったとしても、どうやって乗り切るつもりなのか、かえってワクワクしてきます(笑)。

ただ、神宮ライブの後、病気や怪我のメンバーが続出したり、シングル制作時期のど真ん中に、トップメンバーの舞台が入ったり、乃木坂のスケジュールは、最近、チグハグを通り越して、「破綻」しかけているんじゃないかとすら思いたくなるほど、窮屈なものになっている気がします。

BSプレミアム『46SHOW!』で、百合坂46が長い尺で紹介されたのも、全国ツアーと神宮ライブの密着取材を『乃木坂工事中』に取られて空いた穴を、埋め合わせるだけのコントやスタジオライブを収録する時間が、乃木坂になかったからではないか、そんな風にも見えてきます。


実際、「裸足でSummer」をVTR披露したNHK総合『シブヤノオト』では、番組側が乃木坂の生放送出演枠を設けてくれたにも関わらず、2ndアルバムの特典である「ボーリング大会」で時間が間に合わず、ほとんどが移動バスからの中継で終わってしまいました。

あまりに多くの、特典イベントや外仕事を一度に詰め込んで、その結果、重要なテレビ番組への出演時間が削られているのだとすれば、本末転倒じゃないでしょうか。

本格的なヒットに辿り着くため、16枚目でさらに上げなければならない楽曲指標が、この状態で本当に上がって行くのか、答えの出る11月以降が、若干、怖いです(笑)。


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