kaeruのつぶやき

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「てんがらもん」232回 鹿児島に期待して。

2016-09-01 21:11:35 | 「てんがらもんラジオ」

   今日のゲストさんは若い男性が2人、伊敷団地の隣の団地にある千年メディカルタウンの職員さんでした。メディカルタウンとは同じ敷地内にクリニック、デイサービス、リハビリテーション施設、老人ホームなどを設立した一大施設です。この施設は今年4月にオープンしたのですが、さらに今日小規模多機能棟が事業開始になったそうです。

   上床さんの問いかけに答える二人の話を聞きながら頭に浮かんできたのは昨日の岩手県岩泉の高齢者施設での被害です。施設の近くを流れる川の氾濫で9人の入居者が亡くなっています。高齢者は全体として災害弱者です、まして施設に入居している多くの方は自分ひとりでは身体の自由が利かない方でしょう。それだけに施設がどのような場所にあるかが災害時には決定的になる場合があるのです。

岩手県岩泉の施設をマップで見てみました。

被害前の様子です、左側の平屋が9人が居た「楽ん楽ん」でしょう。

上空から見ると、

普段は川あり山あり国道沿いで役場も近い、絶好の場所だったでしょう。

それがこうなってしまうのです。

建物を覆うように流木が重なっています。


千年メディカルタウンはどんな場所にあるのか、

   赤風船が当施設の場所ですが、このマップが写された時期には空き地だったのですね。マップでここを検索しますと施設の写真は見られます。こうして見ますと改めて高齢者施設の設置場所は多くの人々の暮らしの中になければならないと強く感じます。それはこれを見ても分かります、写真の右側・伊敷中央公園の隣の「てんがら」は老人ホーム「七福神」なのです。

   さて、お話を伺いながら思い出したのは鹿児島県はひとり暮しの高齢者の率が全国で二番だったということです。平成17年の国勢調査では一番でしたが、前回22年では東京の次でした。そういう地域だけに是非高齢者施設のあり方の手本を示し続けて欲しい、と思うのです。

   施設だけでなく以前放送された「ナカノ在宅医療クリニック」などの活動も含めて先進的な高齢者福祉・医療活動を全国に発信して下さい。「てんがらもんラジオ」がその声と姿を地元と全国に知らせ続けてもらいたいと思います。