「てんがらもんラジオ」に鹿児島の「子ども食堂運動」の方がゲストに出られました。23日(木)でしたが一昨日昨日と他事にかまけて感想をまとめきれずにいました。
そして今日、知人から送られて来たのがやはり子どもの食に関することです。

「子ども食堂」の背景には子どもの貧困があるとゲストの鹿児島大学準教授であり、鹿児島市で最初の「子ども食堂」をつくられた斎藤美保子さんが言われていました。斎藤さんが代表になっている「森の玉里子ども食堂(代表:齋藤美保子)」については、こちらをご覧下さい。
https://kodomoshokudo-kagoshima.jimdo.com/
https://readyfor.jp/projects/kagoshima-morinokodomosyokudou
この中の写真の一枚です。

昔子どもの頃、ちゃぶ台を囲んでの我が家の食事風景を思い出します。又、映画「男はつらいよ」で旅から帰ってきた寅さんが「とらや」の部屋でちゃぶ台に座る姿を思い出します。寅さんの顔は旅の顔から家族の顔に変わるのです。
現在の家庭から全家族が食卓を囲む、ということがなくなってきている、父親ばかりでなく母親が必要な時に母親が子どもと一緒にいられない、食卓を囲めない、そんな家族が増えてきているのです。さらに子どもの食べる物もお母さんの手づくりではないものが多くなってきてしまっているのです。
そんな子どもをめぐる食事状況の変化の学校版として葉山町の給食問題があるのではないでしょうか。子どもへの食事は何処で何を誰と食べるか、が一体のものであり、それが子どもの体と心を作るのでしょう。
それがその家族地域の「明日」をつくり社会の「明日」です。親世代は子どもに明日を託すのですから、今もっている最高のものを子ども世代のために使うことが務めであろうと思います。
「子ども食堂」「葉山町の小学校中学校給食問題」を通じて、親世代ならぬ爺婆世代としての心構えを見直さねばと思います。