KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

中野貴雄 大怪獣サロン

2011年02月24日 | モンド・トラッシュ












2月23日のTOKYO怪獣モンド地帯ルポその3!

閉店するお店あれば、新たにオープンするお店あり。
何かせつなくも新たな律動におしもどされる、
そんなソフビ界諸行無常の1日を、いやがおうにも目にするタコ。
新宿マルイワンさんのカイジュウブルー閉店イベントを目撃し
感傷にひたる間もなく新たな怪獣にまつわるお店のスタートが。

サブカルチャーの街、中野に突如出現した怪獣マニアの要塞、
秘密組織ギャルショッカーのアジトともいうべき
怪獣ファンが戦慄する新メッカが出現。

お店のオープンに華を添えるのは
ピンク色のナンバー1美人怪獣ホステス、ムーチョ!
初日からインディーズソフビ関係者、インディーズモンド
映像関係者が続々と顔を出す、恐怖の怪獣無法地帯。

甘美にしてデンジャラス!スーパーモンドなそのお店の名は。。。
(ここで突然の攻撃があり音信不通)





















お店の外で客引き。女性の怪獣なので
お店に遊びに来た仮面ライライことナオーミンさんが
いろいろアドバイスのようなものも下す。ナオーミンさんとってもまめ。

そして大怪獣サロンの呼び込みを開始するムーチョだったが
目前に怪獣がいるのに気づいてびっくりするのあまり
手にもっていた本をポテッと落とす中学生とか、何あれ!とびっくりして
立ち止まるコ、自転車であわてて目前を走りさるコなど、
リアクションが演劇的な怪獣映画のようで、目が離せない。
商店街バトルがあるシルバー仮面のキマイラ星人の回みたいですね。

やがておかあさんにムーチョとツーショットで写真撮影をせがむ男の子や
楽しそうに近づいてくる買い物の主婦や会社帰宅途中のお父さんなども
現れて、地域になごむムーチョ。この溶け込み具合は
この愛らしい容姿ゆえだろう。







タコ「どうしてサンガッツさんのSUIKOちゃんといい
美人怪獣とかって皆、どことなく井上和香に似るんでしょうね」
PICOPICOさん「たんにどちらも唇があついからだけじゃないの?」

















初公開の店内。
しかし店内に置くところがないので、仮にもお店のホステスというのに
稼働時以外は外に置かれている風景がなんともシュールだ。。。
ちょうどいらしてたお客さんたちの協力もあって
お店のごったがえしてる雰囲気がなんとなく撮れました。
まだ未完成らしいけど、人間大の怪獣キグルミや中野監督の
私物のぬいぐるみなどがごろごろしているこの中でお酒を飲んでいると
「裸のランチ」の一シーンみたいである.
ここはインターゾーン、すべてが許されている。
怪獣へのおさわりも(笑)。

きぐるみに魅せられた男PICOPICO、そして怪獣と女闘美に魅せられた男
中野貴雄監督が生み出した怪獣たちのかくれ家にして、スーパー
秘密組織のアジトである!

オープンの23日はこのお店ルナベースの
レギュラースケジュール時の店主、河崎実監督も
いらして常連のお客さんたちと談笑していた。

ほとんど氏の作品は拝見しているしイベントでも遠目で
見ているけどじつはあいさつするのははじめてのタコ。

明るい笑顔と大きなほんわりした手で握手を求めてくれる河崎監督。
ほんとにこの方は永遠の若大将ですね。
中野監督、河崎監督といろいろ秘蔵の映像コレクションを
さっそくお客さんに披露しつつ、
特撮やアジアのモンド映画についての話が咲く。

初日も80年代のインディーズ怪獣映画の傑作に参加した
スタッフさんやスーツアクター関係のヒトなどもいらしてて
話しているといろいろ当時の話など聞けたり。
特撮ファン、怪獣ファンがメッカのようにこの「ルナべース」の
名を挙げる理由がよくわかりました。そこが今度は
ソフビ関係と結びついたんですからね。

本当か冗談かわからないですけれど、中野監督「大怪獣サロン
限定ソフビ、なんてのもいろんなメーカーさんとコラボで
リリースするかもしれないですよ!とか」
たしかに盛り上がりそう。でもお店も怪獣ソフビの
ファンはコアだから発売前はいろいろたいへんだぞ(笑)

入店すると昔なつかしの「ようかいけむり」のカードを改造した
メンバーズカードがもらえて、10点集めて抽選で、上の
消しゴムやビニール模造動物セットが当たる仕組み。
消しゴムセットにはなんと人生をリセットする消しゴムが入ってるのだそう。
今後お店のカギを握る人生リセット消しゴムの争奪戦が展開するのかもやいかに。





これが事前にWEBでも宣伝してた怪獣アイス。
怪獣のパーツが冷たいアイスの中に埋もれている仕様。
なかなか見栄えしますね。開店時に食べず、とっときにしようと
カイジュウブルーのイベントに行ってまた戻ったら
初日は完売してしまったとのこと。残念。
思わずオーダーが出るとスタッフ、お客が集まって記念撮影して
なかなか口に入らない。
中野監督「新マンのステゴンを意識して作った特製です」





こんな感じで私物のコレクション、紙モノでも古モノ怪獣ソフビも
問わずに持ち込んでおおいに自慢してくれい!とのこと。
このワッペンは中野監督がローカルなお店で発見したものらしい。




開店祝いに仕事が終わって飛んできたというヤモマークさんは
最近お気に入りの謎のザリガニ(2パーツ、ひげは別部品)を
もってきて見せてくれた。ヤモさん「こういうのを見つけて
一杯売っているともう大人買いしちゃいますね」
ヤモマークさんは27日に大阪のサイケデリアに限定ソフビの販売に
行くのだとか。ギガラメ仕様の怪人ミニソフビがあたる懸賞付きなので
是非近くとも近くなくともおこしを!ぼくがキノコ汁男のコスプレもします!
との話。とってもはりきってたよ。

「こんな感じでソフビメーカーさんにも訪れてもらい、ソフビ関係の
お客さんとの情報交換や感想のやりとりなどにもお店を活用して
ソフビ関係のコミュニケーションスペースにしてくれるといいですね」と
中野監督の話。












お客もスタッフさんもよってたかって
ムーチョのお店広報用写真撮影。
綺麗に撮ってネ!
ペットのゲビタスもお店に連れてくるあまえんぼうな
ムーチョ(人間のホステスみたいにペットをマンションに
放置して餓死させないんだから、まあやさしいやつなんだね)
なんだかムーチョのほうがお店の繁盛を目指す人間たちにたじろいでいて
人間の世界に怪獣が来てしまって見世物になるという
ウイリス・オブライエンの「キングコング」以来の
あの物悲しい状態になっている。

セカイで初めて、ここでしか見れない妄想宇宙の
怪獣ホステス物語は今、幕を開いたばかりだ!

タコ「ナンバー1ホステス怪獣ということは
しのぎを削りあっているほかのホステス怪獣なんかもいるんでしょうね」
中野監督「じつは構想下にあります」

タコ「ライバル意識満々でいろいろお店でもホステス同士で
殺伐としたお客のとりあいなんかも見れるんでしょうね」

中野監督「そんなストーリーも組み込んでお客さんの
接待ができたらと思いますね」

PICOPICOさん「同伴とかもあるんでしょうね」

タコ「ホスト怪獣とかもいるんでしょうね」
中野監督「このお店の外に迎えに来るとかあるかもしれませんね」

タコ「ホスト怪獣がムーチョたちを拝み倒して、
まとまった金がいるんだよ~とか言って彼女たちに対し
わけのわからないビデオの『出演許諾書』にサインさせたりする
風景なんかも見れたりするといいな~ホワホワ」

(だんだん話を歌舞伎街チックセカイにありそうな
ドス黒暗黒方向へと導いていきたがる困ったタコ)



いちおうお店のパブリシティ用として
決められたセクシーポーズで扇情するムーチョ。





そして夜の部。テーブルで接客開始したムーチョ。
入口につっかかって入るのもたいへん。
お客にサポートしてもらったりするが
実は客のあつかいに長けている巧い演出なのかも・
ソファについても、電車の椅子に6人がけのところを
1人多くムリヤリすわっちゃった状態みたいだ!





「というわけで、新しいお店がスタートしました。
東京・中野に23日オープンした
毎週水曜日開店する大怪獣サロンをよろしくおねがいいたシマス!」
ぺこりと一礼するムーチョ。
怪獣ファン、ソフビファンの新名所、大怪獣サロンの誕生、
そしてムーチョの初出勤、大怪獣サロンFIRST NIGHTルポをお送りしました。

つ【小悪獣ムーチョの日記・ブログ】
美人怪獣ホステスさんなので客寄せのブログまであったりする。
芸が細かすぎる。
http://blog.livedoor.jp/besamemuchomucho/

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2 コメント

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Unknown (中野貴雄)
2011-02-25 11:49:25
どうも来てくれてありがとうございました!パチ怪獣カルチャーに特化して、まだまだ進化していくつもりですので、引き続きよろしくお願いします!
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Unknown (タコペッティ)
2011-02-25 13:15:23
>中野貴雄監督

こんばんわ。23日のオープンの時は
たいへんお世話になりました。
ご協力の甲斐あり初日の模様はだいたい
空気として伝えられたと思いマス。
といっても自分もお客として一体どんな
お店になるんじゃ?と興味しんしんだったの
ですが。

オープンでじゅうぶんもりだくさんに
面白い、サプライズを提供しており
さすが中野監督肝いりのお店、ぬかりないな~。
と思いました。
河崎監督もいらしててひととき
楽しい時間をすごさせていただきました。
新しい怪獣カルチャーのメッカ、
それでいてあらゆる怪獣好きにとって親しみやすい
場所になりそうな予感。今後の展開も
楽しみにしています。
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