だいぶ寒くなってきたけど、昼間、仕事の移動中に街中を
陽光をあびながらブラブラする時間はいっときのココロの休息になったりします。
それも嵐の前の静けさ。
来週からいよいよ年末の納期に向けてバタバタしだすのDEATH。きのう、
お仕事先にうかがって帰るとき、猛烈に牛丼が食べたくなって
手近の松やに。この松やのお品書き上では
牛丼でなくて牛めしという名前なのですが
うめえのなんの。
空腹なときにタイムリーに胃に送り込む
こういう定食メニューは、脳にしみるのを自分で知覚できるほどオイシイですね。
用事で取引のある方の家に言ったらちょうどツリーの飾りつけが
終わった頃合。それを見ながら一杯いただいたら
気分的に一足先のクリスマスみたいになってしまったのですが
まだまだ年納めの本番は先なのだった。
新宿も渋谷も街路樹のネオン取り付け作業が
せかせかと作業の人たちが専用車で木の上に上がり
日中行われている。11月も過ぎると師走はじきですね。。。
てなわけで盛り上がったパチサミも終わったのですが、同じ新宿では
キュートなソフビたちの新たな祭典が続いております。
新宿マルイワンのカイジュウブルーさんで開催中の
ITOKIN PARKさんの展示を拝見してきました。
デザイナーズソフビメーカーとしてとにかくソフビの質感を生かした、
丸っこくカワイイ、ほのぼのとしたキャラクター表現を
追求してきたメーカーさん。
ファンタジー系からナノSF風、妖怪、メキシカンモンド系まで
毎回テイストの違う切り口でプロダクツを生み出すアイデアの豊富さに
驚かされます。
ITOKINさんは日本の昭和のまったりとしていた時代のアニメーション表現に
自分のイマジネーションの原点をお持ちで、
オリジナルの「カワイイ」に主眼を置いたアイテムを
現代のソフビ成形表現、塗装表現をフルに生かし具現化してきました。
最近は海外のアーチストさんに注目され、
コラボレーション活動の機会も増大しています。
BED MONSTER.海外アーチストさんとのコラボプロダクツ。
ITOKINさんは男の子とくまのぬいぐるみなどの製作を担当。
ほわんと眠りについている夜のまどろんだ時間の情景表現がスバラシイ。
実物の質感もきれいです。
ルチャ・ベアのカスタム。マスク塗装でかなり緻密な
ルチャ・ベアマークがマスクやタイツ部分に施され、
決定版的なアイテムといえます。
ガルル。眠たそうな顔をしてるけど、首飾りはしゃれこうべという
モンドビザールなキャラクター。
ガーガメルさんの個展でも販売されたことがありますね。
今回は会場限定品で各ディティールにキッカリとマスク塗装の施された
ブラックのカラーのガルルも販売。かなり見栄えがしてオススメです。
KAWADOUJI。淡い色調が美しい妖怪?妖精系のキャラクター。
サンガッツさんにおけるSUIKOちゃん的位置づけのキャラだろうか。
河童系のキャラクターは個々のソフビクリエイターさんで解釈が違って
見比べるのも面白いかもしれません。
ハイテクとファンシーのハイブリッドキャラクター、NANO(ナノ)。
ITOKINさんキャラのスタンダード、ヒマランとミカズキン。
しかし気づけばキャラクターがたくさん出てるんだなあ。
ルチャベアもいままで販売したカラバリが勢ぞろい。
ヒーローカラーとしてタイガーセブンver.なんてのもありましたね。
こちらが今回の限定品ルチャベア。表面がキラキラコートで
通常品ながらカスタムアイテムなみに見栄えのするアイテムです。
カイジュウブルーさんは新宿発信の新鮮なおしゃれとカルチャーの今を切り取って
アピールしているのですが、その見せ方、提案の仕方が面白く、
毎回ソフビ関係の展示ならずとも
何か発見がありますね。1階の他店の店頭もブリーチの劇場版公開記念
特別グッズの販売とか、アグリードール関係の製品紹介、年末らしく
インテリアチックにおしゃれなカレンダーの展示など
幅広いポップカルチャーカテゴリーから切り取ってきたアイテムを
偏執性をもって魅せるオールレンジ攻撃で仕掛けており、
1階は今、クリスマスの街中を見るように、かなりにぎやかです。
アニメ関係のグッズもこちらの店頭で紹介されると
アニメとしての枠で見たときと違った視点で面白さに気づいたり。
ここでの見せ方が、素材がそのジャンル内でくくられているときには
気づき得なかった新たな美味さを引き出している・というか。
TOKYOの様々なカルチャーも他国からの関心を受けて
より多義的に変わってきているのでしょう。
そしてインディーズソフビもそのさなかにあって「今を伝える」
商材としてカイジュウブルーさんから選ばれた存在といえます。
カイジュウブルーさんはクリスマスに向けて、ソフビ関係でも
催事がまだまだ続くようなので、引き続き年内の
店頭展開に注目したいところです。
回りの小物もイイカンジ。
回りの小物的な、木工xトールペイントな
モン作りたいな。
ドイツオモチャ的な。
トールペイントカラーと、江戸小物のつや消し不透明の色彩が好き。
ブルナーカラーはさらに分かりやすくて良い。
2~3色。センス問われる。