孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
Vancouver CANADA
KAORU OFFICIAL BLOG

ロッキー番外編vol.20

2007-10-30 13:24:21 | ロッキー番外編 2007
焼酎バンザイ、冷凍バンザイ

バンフの町のマックにスキーを持って入店する。

どうなんだろう?

いくらバンフと言えどもマックにスキーを持ち込んでいいものなのだろうか?なんて考えながらハンバーガーをオーダーして席に着く。


せっかく早く帰ってきたからこれからBTS(バンフともだちサービス)のユウジさん(仮名)のところに挨拶に行こう

カルガリー⇔バンフのドライバーをしてくれたタカノさん(仮名)の所属会社の社長さんだ。

ユウジさん(仮名)のところで談笑してお土産にDVDをもらってヤオキ邸に帰る。


今夜はヤオキくん(仮名)の帰りも早いという、おれも夕食を済ませて早く帰るとするかな。外があまりにも寒いのでスキージャケットのまま夜の町へと出掛ける。

今晩は海鮮どんぶりを食べることにしよう。

ヒロチ(仮名)の仕事が終らない。
6pmの約束も無理らしい、おれは9pmには帰ってヤオキくん(仮名)と明日のバックカントリーの作戦や話がしたかったので「今日はやめよっかな」と思ったところで「仕事終りました」の連絡が入る。

仕事なんて終らせる気になりゃ終んだよ


恩義ある大先輩を1時間も待たせたと言うことで「お酒を奢らせて下さい」と申し出てくる。

よかろう、よかろう、今晩は飲まないつもりでいたけれど「奢らせて下さい」とまで言われて断る訳にもいくまい。


こんな寒い夜は焼酎のお湯割りだな
焼酎のお湯割りと海鮮どんぶりで至福のときを過ごす。

山ん中でこんだけの海の幸を食べさせてくれるんだからたいしたもんだ、冷凍バンザイ

ロッキー番外編vol.19

2007-10-29 14:44:58 | ロッキー番外編 2007
感謝


ロッジから出てPtarmigan Quad(ターミガンクワッド)に乗る。
一緒に乗ったお姉さんとお話をする。


<キャサリン(仮名)イメージ>


英語での話しのきっかけはすっごく簡単「How's your day?(どう調子は?)」
たったこれだけで会話は始まる。


karl「どう調子は?(英語で)」


キャサリン(仮名)「ええ、とってもいいわ、あなたは?(英語で)」


karl「悪くないけどすっごく疲れた、でも天気も良くって気持ちいいね(英語で)」


キャサリン(仮名)「そうね、天気がいいし最高よ(英語で)」「あたし今日カルガリーから来たんだけどいつもはノーケイで滑ってて今シーズン初めてレイクルイーズに来たの(英語で)」


karl「そうなんだ、おれはね先週も来たんだ、友達と(英語で)」「新雪がたくさんとっても楽しかったよ(英語で)」


キャサリン(仮名)「そうなんだ、あたしも新雪大好き(英語で)」。「今日はほとんど滑るチャンスがなかったけど・・・(英語で)」


karl「おれはね今ラーチのリフトからハイクアップしてあそこ歩いてきたんだ(対山のラーチエリアを指差して)そんであのヘンを滑ってきたんだ、だから疲れてんだ(英語で)」


キャサリン(仮名)「あんなところいったの!? すっごいわねー でもパウダー滑ってきたんだ、いいなあー(英語で)」


karl「でもね今日は滑走禁止なんだって、パトロールに帰りなさいって言われちゃった(英語で)」


キャサリン(仮名)「そうね、滑走禁止は滑っちゃだめよね、気を付けてね(英語で)」

なーんて話してるとリフトもお終い。

Have a Good Day!」なんて言ってお別れする。



さあ、ここから猛ダッシュ


Eagle Medow(イーグルメドウ)、Juniper(ジュニパア)なんて整備のビッと効いたコースを風のごとく滑っていく。
そしてベースのWhiskyjack Lodge(ウィスキージャックロッジ)に到着だ。なんだかんだいろいろあったけど今日も無事に滑り終えることができた


おれは2000年4月に大怪我に遭って以来、一日を無事に滑り終わることができると神に感謝している
無神論者なんだけど無事に滑り終えたこの瞬間だけは神に感謝するんだよね。
矛盾してるんだけど。 
だから年間120回、怪我以降だけでも700回以上この瞬間だけは神に感謝してんだ。


ロッキーのゲレンデで滑るのも今日で最後だから最後に一枚写真を撮っておこうと思って周りにいた1番おっかなそうなお兄さんに「カメラのシャッター押してもらえませんか?(英語で)」ってたんのだらやっぱり最高に優しい笑顔で「いいよ(英語で)」ってやってくれた。



4:30pmのバスで帰ろうと思っていたけど1本早い3:30pmに乗ることにする。

コインロッカーに荷物を取りに行ってバス停に行く。平日だからかほとんどひとはいない。バスに乗り込み1日を振り返る。

「あ~~疲れた、それに昼メシ喰ってねえよ、町についたらマック行こう(日本語で)」つぶやいて眠りに落ちる

ロッキー番外編vol.18

2007-10-27 15:25:55 | ロッキー番外編 2007
今日はやっぱここ滑走禁止なんだ
雪崩の危険性がないかと言われれば素人のおれは怖かったよ。
でも滑走禁止といえども撮影団と一緒にパトロールがきてるってことで少し安心できたけどね、本当に危なかったらパトも撮影もこないだろうからね。

「さあどのラインを滑ろうかなぁ?」と考えて斜面に飛び込む
まだ森林限界よりも高いのでオープンバーンを滑ることができる。
数本トラックは入っているけどまだまだノートラックを滑ることができる。




何度滑ってもノートラックバーンは気持ちいい!



赤を登って、青を2本滑った

ここを滑りきるとラーチエリアのリフト降り場にでる。
さらにラーチエリアを滑りきりへろへろだったおれはTemple Lodge(テンプルロッジ)で休憩をすることにする。


なんかもう今日は全然だめだよなあ~なんて思いながら席に座り帽子を脱ぎ水を口にする。
甘いお菓子なんかも食べてみるけど気持ちは上がってこない。




あ~~今日はもう帰ろう、そう決めてから早かった。
これから3:30pmのバスに間に合うためには結構急がなくてはならない。

ロッキー番外編vol.17

2007-10-26 15:17:49 | ロッキー番外編 2007
快心の一撃

karlいきま~~~~~す!
誰も聞いちゃいないけど思いっきり宣言して自分を奮い立たせて滑り出す。

イ~~~ヤッホー!

雪も斜度もバッチリ、このままスピードも上げて行く。
ひとターン、ふたターン、さんターン、よんターン、滑り込む場所の確認、なんでこういう時って妙に冷静なんだろう
あらかじめ決めておいた次の斜面へ出るための最良の場所へ滑り込む。
快心の1本だった。



振り返り自分のシュプールを振り返る。「うん」とひとり頷く。
今日はじめて滑って良かったと思える1本だった。


「さてと次は何処の斜面を滑り降りていこうかな、ちょっとくらい登ってから滑った方が面白いかな?」



なんて思っていると数人のグループがスキーを担いで登っていく。
「おっっあっちに楽しい斜面があるのかな?」なんてついて行くとパトロールが後ろから登ってくる。


<パトロールイメージ>


パトロール「おい、キミキミここは滑走禁止なんだぞ、知っているのか?(英語で)」


karl「へっ?滑走禁止?そんなことないでしょ、たくさん足跡もあるよ(英語で)」


パトロール「いま私は滑走禁止だと言ったんだ、キミはすぐここからゲレンデに戻りなさい(英語で)」


karl「だってこの人たち(登って行く一団)は?(英語で)」


パトロール「彼らはこれら撮影なんだ(英語で)」


karl「撮影?(英語で)」


パトロール「そうだだからキミはここからすぐに立ち去りなさい(英語で)」


karl「撮影でなら登ってよくて、撮影でないと登ってはいけないって何で?(英語で)」


パトロール「今日はここは滑走禁止なんだ、パトロールがOK出さないと滑ってはいけないんだ(英語で)」


karl「なんで彼らにはOKが出て、おれは駄目なの?(英語で)」


パトロール「彼らは撮影なんだ(英語で)」





どう考えたって矛盾しているパトロールの言っていることだけど、これ以上つっかかったところで意味もないので

はーい、帰ります(英語で)」と言ってやり過ごした。

ロッキー番外編vol.16

2007-10-25 15:01:17 | ロッキー番外編 2007
勇気ある撤退

一体何メートル損をしただろう、一体何分損をしただろう。
そしてようやくブーツパックの跡まで戻りおれもやっぱりツボあしでスキー担いで登っていくことにした。

ちなみにマイク(仮名)の姿はどこにも見当たらない
ごめんよ~マイク(仮名)、バディにはなれんかった



<マイク(仮名)イメージ>


しっかし疲れた、朝から全然駄目なのに、、、更に精神的に、肉体的にガッときた。

しかもここから山頂まで1時間歩いて、稜線伝ってボウルを滑るのかぁ、1時間で歩けると聞いているけど見た目1時間じゃ済みそうにないし、ああ~辞めようかなぁ~~(今日は一日じゅうこんな日です)。



幸い天気はいいし、風も穏やかで気持ちがいいので行けるとこまで行っときますか?的な気分でハイクアップをスタートする。
何人かすでに歩いてくれているお陰で登り易いし結構スタスタといい感じで登れる。

それにしても暑いな、天気がよすぎる。
さっきから気になってるのは昨日までと打って変わっての温度の上昇だ。急な温度変化は雪崩を誘発するからね。

この先ずっと歩いてボウルに出た頃状況はどうなっているのだろう?
今日は独りだ、もし何かあったらタダでは済まない。
雪山をナメたらいかん。


このツアーが始まるちょっと前にも青森の style="line-height:160%;">八甲田で雪崩があった
通常一般のひとも滑るような雪崩の危険性の比較的低い場所で起こった事故だと聞く。登りながら行くべきか、行かざるべきか、ノートラックの斜面を睨みながら考える・・・「勇気ある撤退」。



『必ず元気に帰る』ということが何よりも重要だ。
ここで頑張る必要はなし、と言うことで手ごろなノートラックパウダーを探して滑ることにする。


更に登ること10分。
セッピが終わりボウルの入口へと辿り着く。ここにしよう。エントリーをこの場所に決め滑る支度を始める。

実は何度かウィスラーでも雪崩を起こしたことがあるので雪崩に対する恐怖は持ち合わせている。適当な急斜面や降り積もったばかりの雪は怖さを倍化させる。

喉も乾いているのでボトルの水を飲みながら安全かつ楽しいラインを選ぶ

コレだ!

ドロップインがもっとも緊張する場面だ、ここで問題なければこの斜度と距離なら逃げ切れる。

Beautiful ‐‐‐ 綺麗

2007-10-24 16:40:56 | スキー
モンブランがでっかくなったんだと

モンブランつってもあっちの紋舞らんじゃないよ。
注)わかってもわからなくてもそのまま流すこと



- - - - - <引用初め>- - - - -
 
モンブラン、2メートル高く修正

 
フランスとイタリアの国境にあるアルプス山脈の最高峰モンブランの標高が、2005年の測量時より2.15メートル高い4810.9メートルに修正された。

モンブランの標高は従来4807メートルとされていたが、01年以降、全地球測位システム(GPS)を使った2年置きの測量で繰り返し修正されており、05年の前回測量時は4808.75メートルだった。


- - - - - <引用初め>- - - - -



06年3月に行ったよねえ

キレかったぁ~

壮大だったぁ~



欧州ナンバーワンの山(4810.9メートル)


Beautiful
(きれいだよねぇ)

Listen up ‐‐‐ きいて

2007-10-22 07:09:45 | ENTRI(エントリ)
ENTRI GUIDES(エントリ ガイズ)からのサービス特典第1弾
東京・神田 ワンゲルスポーツ特別値引!!


いよいよ冬到来。
日本でもイエティってスキー場が日本一早くオープンしたんだってね。
スゴイね。

「いつ初滑りにいこうか?」「何処へ滑りに行こうか?」なんて話をしてるだけでもニヤニヤできちゃうこの季節ですが、「スキー買い換えちゃおうかな」って方に朗報です!!

去年(06年)に引き続きまして東京・神田のスキーショップ
ワンゲルスポーツから特別値引のお知らせです。
 
50,000円以上ご購入下さった場合→ 1,000円値引
75,000円以上ご購入下さった場合→ 1,500円値引
100,000円以上ご購入下さった場合→ 2,000円値引

スキーまたはブーツをご購入下さった場合
その製品の送料を無料とさせて頂きます。


こ~んな素晴らしい特典をいただきました!!


ワンゲルスポーツご来店時に吉田GM(実名)若しくは米田店長(実名)へ「カナダのカオルの紹介できました」とお伝えください。
事前にカオルへ連絡くれればこちらから吉田GM(実名)へ一報入れておきます。

いいですか~ワンゲルスポーツのBLOGへ載る事も可能性大なのでメイクも気を抜かずご来店下さいませ。
(**今日のBLOGは『Red Bull のかわいいお姉さん』です。)



吉田GM(実名)とは2004年春にウィスラーでご一緒させてもらいました。
実はスキーは一緒に滑ってなく、春で天気も良かったのでスタバのフラッペチーノを飲みながらスキーの事、お店の事、ご家族の事、スキー業界の事、たくさん話をさせていただいたのを覚えています。


ここ数年スキーショップ街・神田もスキー人口減少によりずいぶん大人しくなったなーって思っていたんだけど、「ワンゲルスポーツ」だけは別でした、10年前を思い起こすようなお店の賑わいでとてもビックリしました。

「やっぱ思いって通じるんだなぁって」、吉田GM(実名)やショップのスタッフがスキーが大好きだったり、用具への思い入れが強かったり、そこへ来る人との交流を楽しんでいる姿がお客さんへ伝わりまたここへみんな足を運ぶんだなあって思いました。
なんか「仲間」って感じがしてとても居心地のいいお店です。
行ったらお店の感想も聞かせてね。


ワンゲルスポーツ」へ行けば優しくかっこいい吉田GM(実名)に会えます、専門店ならではの質の高い話が聞けます、BLOGに載るかもしれません、特別割引もあります、きっとみんなも「ワンゲルスポーツ」のファンになることでしょう。


ワンゲルスポーツウェブサイト
http://wangel.jp/


ワンゲルスポーツ・スタッフBLOG
http://wangelsports.no-blog.jp/

このブログスキーする人も、しない人も楽しいから見てね。


Listen up, please.
(ちょっときいてよ)

ロッキー番外編vol.15

2007-10-22 00:56:18 | ロッキー番外編 2007
マイナス

かなりの急登になってきてスキンが噛まなくなってきた
ジグザクに登って体力温存しながら行くか、とブーツ跡から離れて歩き出したとたん新雪の量が減って下のアイスバーンがもろに出てきた

右へ下がっている斜面を歩いてきたんだけどどうにもならない、ずり落ちて行く。表面を使って歩こうと試みるけどうまくいかない、さらにずり落ちて行く


(karl心の中で)「おいおいここで雪崩なんて起こったらやばいんじゃない、さっさとこの場所から動こう」って思いながら進んで行く。
前にも進んでいるけど下にもずれ落ちて行く。


マイク(仮名)
「おーいどっちに行ったらいいんだ、ここからふた手に分かれているんだ?」ってはるか上から聞いてくる。


karl
「とにかく山頂目指して歩いてくれ、今は右側のコースを取って歩いていけばいいよ」見えないけど言ってみた。



(karl心の中で)「けっこうマズイよね、気温もぐんぐん上がってきてるし、斜度的にも雪崩しやすそうだし、ここから落ちたらタダじゃ済まないよな」的なマイナス志向。


こうなったらしょうがないマイク(仮名)にはもう行けないって言っておこう。
「マーイクっ!(仮名)」もう一度大きな声で「マーーーイク!(仮名)」 返事はないね。


<マイクイメージ>


こんなところで大声出して雪に影響が出たら洒落にもならないのでマイク(仮名)に呼び掛けるのはもう止めにして、この急斜面で先ずスキーを片方外してスキンをはずす、更に片方のスキンもはずす。


そして反対向きでスキーを履きなおし進んできたコースを元に戻る




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ロッキー番外編vol.14

2007-10-20 10:21:00 | ロッキー番外編 2007
ハイクアップ


ラーチのリフトを下りた所から登り始めようとするんのだけれど『CLOSE(入るな!)』って書いてある。
これはスキー場が責任持てないから入るなって言ってるのか、本当にやばいから入るなっていってるのか悩むところである。チラチラとリフト小屋を見ながら「この看板がマジで入るなって意味だったら怒られるよなあ」って思いちょっと進んだ奥から入ることにした。
そしたらあるじゃん、あるじゃん足跡が。これで安心して登っていける。

みんなツボ足(ブーツ)で登って行ってるみたいでしっかり足跡がついてる。これをたどって行って山頂まで行き、その稜線を歩いてPurpleBowl(パープルボウル)まで約1時間、頑張ってみるか。時計はすでに1pmを過ぎている、のんびりしている場合じゃない。

さあここでいよいよワンゲルスポーツさんからお預かりしているアトミック・スヌープダディーに搭載されているNAXO(ナクソー)のツアービンディングを試す時が来た! 
今日はこの為にここに来た訳でもあるからね張り切って行ってみよう!


実はねこの斜面登って行くのにツアービンディングもクライミングスキンも全く必要ないんだよね。みーんなツボ足(ブーツ)で登っていくんだ、だ~け~ど~明日ヤオキくん(仮名)とバックカントリーへ行くから新用具を事前に試しておく必要があったからね。


それとスヌープダディに合わせてクライミングスキンも新調したからね♪ 
こっちも試しておく必要がある

と言う訳でバックカントリーギア取り付け開始です。
こないだウィスラーで行った4月のスペアーヘッドトラバース以来のギア装着だからなかなかうまくできないんだ。新しいのも手伝って難儀した。

その難儀している最中にもうひとりここを登ってくるひとがいた。
彼はアメリカのフロリダから来てるMr.マイク(仮名)

<マイク(仮名)イメージ>


おれを見つけるなり
ここは登っていけるのか?ここを登ったことはあるのか?」と質問してくる。


おれは
「登ったことないけど友達に教えてもらった、1時間くらい登ったら頂上に着くからそこから稜線を歩いてパープルボウルに出れるって」って教えてあげた。


スキンを着けているおれを見て
「ここは道具がないと登れないのか?」と言うから


「みんなブーツで登ってるよ、おれはちょっと試したいからやってるだけ、ブーツで問題ないよ」と言う。


マイク(仮名)はいろいろと情報がもらえたせいかホッとしている感じだった

そして
「君はひとりか?もし良かったら一緒に行かないか?


こっちとしても願ったり叶ったりの話さ、こんな危ないとこ独りで行くのはやっぱちょっと怖かったからさ。マイク(仮名)に


「ちゃんとビーコン持ってる?」って聞いたら


「大丈夫」って言うし握手をして一緒に行くことにした


おれはまだスキンを着けるのに手間取っていたのでマイク(仮名)に先に行ってもらうことにした。


「あとで追いつくから先に行ってて。とりあえずこのブーツの跡に沿って歩いてたらOKだからさ」



さてとマイク(仮名)追跡だって歩き出したんだけどブーツパックの跡はスキンを着けては歩きずらいんだよね、ちょっと横を歩くことにしてみる。
スイスイ登れる、スキンの具合もいいじゃない♪


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ロッキー番外編vol.13

2007-10-18 23:51:36 | ロッキー番外編 2007
ウエストボウル



稜線を歩いて行く。
最初は結構キツイ登りかと思っていたけど途中から下りが始まる。
右はみんなと一緒に滑った(本当はみんなと滑るはずだったんだけど行方不明者が出たため一緒に滑れなかった)バックボウル。

左側をひたすら進むんだけど岩石地帯を抜けられない。この岩石地帯を抜けようと更に前へ前へと進んでいくとせっかく足で登った分を下りてしまった。



それでも岩石地帯は抜けられない。 おまけに稜線も岩石地帯になりスキーを脱いでの徒降となってしまう。

またまたテンションばり下がり~~ あー全然楽しくない
せっかく登った分を歩いて下りちゃうし、岩だらけで歩くのも危ないし全然滑れると来ない。あー嫌だ。

カナディアンスノーボーダーズが強引に岩の上をゴリゴリいわせながら滑っていく。OKあっち方面に滑り降りて行けば問題ないのね
稜線からせっぴを覗いて飛べるか見たけど独りだしなんかあったらマズイから安パイコースを選ぶ。




なんとか、なんとか滑降スペースに出てこれたけどこれ何処滑んの?
もうギッタンギッタンにトラックアウトされていて大した斜面も残ってないんだよね。そんな中うねっているラインを見つけて滑り出してみる。

2000メートルを超えているだけあって雪はいい、斜度もいい感じでスピードもでる。この喰われ具合といい、お手軽具合といいウィスラーで言うとこのフルートボウルって感じかな。大して苦労しなかった分大した斜面も滑れんと言うことでしょう。

このウエストボウルが終わってからの帰り道が更につまんなかった
ボッコンボッコンのトレールか、スッゲー細い片斜面のツリーを滑るかどっちか。ウィスラーで言うシンギングパスを滑るよりもつまらなかった。って言うかそれほどおれの精神状態が良くなかったって事かな。
もう疲れて滑りながら嫌になってつまんねー、つまんねーって思ってた

20分くらいそんなクソつまんなに斜面を滑ってようやく整地コースに出てきたらこの整地コースの楽しいこと楽しいこと。
「しょーがねーなーもう一本滑りに行くか」とゴンドラに乗りラーチエリアのバックカントリーへ向かうことにする。







Grzzly Express Gondla(グリズリーエキスプレスゴンドラ)を下りてすぐ裏手のバックボウルを滑って行く。
最初は6人乗りリフト→Jバー→バックボウル→ラーチエリアって具合で行こうと思ったんだけど、さっき滑ったWestBowl(ウエストボウル)でテンションばり下がり&お疲れ&時間無くなった、だったので最短距離をとってラーチへ行くことにした。