孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

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ロッキー番外編vol.17

2007-10-26 15:17:49 | ロッキー番外編 2007
快心の一撃

karlいきま~~~~~す!
誰も聞いちゃいないけど思いっきり宣言して自分を奮い立たせて滑り出す。

イ~~~ヤッホー!

雪も斜度もバッチリ、このままスピードも上げて行く。
ひとターン、ふたターン、さんターン、よんターン、滑り込む場所の確認、なんでこういう時って妙に冷静なんだろう
あらかじめ決めておいた次の斜面へ出るための最良の場所へ滑り込む。
快心の1本だった。



振り返り自分のシュプールを振り返る。「うん」とひとり頷く。
今日はじめて滑って良かったと思える1本だった。


「さてと次は何処の斜面を滑り降りていこうかな、ちょっとくらい登ってから滑った方が面白いかな?」



なんて思っていると数人のグループがスキーを担いで登っていく。
「おっっあっちに楽しい斜面があるのかな?」なんてついて行くとパトロールが後ろから登ってくる。


<パトロールイメージ>


パトロール「おい、キミキミここは滑走禁止なんだぞ、知っているのか?(英語で)」


karl「へっ?滑走禁止?そんなことないでしょ、たくさん足跡もあるよ(英語で)」


パトロール「いま私は滑走禁止だと言ったんだ、キミはすぐここからゲレンデに戻りなさい(英語で)」


karl「だってこの人たち(登って行く一団)は?(英語で)」


パトロール「彼らはこれら撮影なんだ(英語で)」


karl「撮影?(英語で)」


パトロール「そうだだからキミはここからすぐに立ち去りなさい(英語で)」


karl「撮影でなら登ってよくて、撮影でないと登ってはいけないって何で?(英語で)」


パトロール「今日はここは滑走禁止なんだ、パトロールがOK出さないと滑ってはいけないんだ(英語で)」


karl「なんで彼らにはOKが出て、おれは駄目なの?(英語で)」


パトロール「彼らは撮影なんだ(英語で)」





どう考えたって矛盾しているパトロールの言っていることだけど、これ以上つっかかったところで意味もないので

はーい、帰ります(英語で)」と言ってやり過ごした。