青島太平洋マラソン2010その5です。
宮崎神宮前のロータリーを折り返すと、今度は来た道を帰ることになります。
気分的には半分終ったような錯覚にとらわれますが、まだ、17キロ地点にも到達していません。
去年と比べると、ペースは同等か、少し速いくらいですが、走っていて体が重く感じます。
心配された、腹の具合は大丈夫で、この調子なら全く問題なく、ゴールまでたどり着けそうです。
宮崎神宮に入る、一の鳥居のちょっと前くらいから、自分の少し前をスイカのかぶり物をした、ランナーが走っています。
やはり、かぶり物は目立ちます。
「あ、スイカ!!」
「キャー!スイカ!!」
「スイカ!がんばれぇ~」
といった具合に、応援の方やボランティアの視線は、スイカに集中し、人気を全部さらって行きます。
また、そのスイカランナーと自分のペースがドンピシャと一致しており、目立つし、ペースメーカーに持って来いです。
人気を全部かっさらわれるのは、少し癪に思いますが、
今回目標にしている、「年甲斐もなくボランティア女子高生相手にはしゃぎすぎない」には絶好の環境が作れます。
17km地点キロ4分41秒
一番応援の多い宮崎神宮の一の鳥居から神宮前ロータリーの往復路を、何とか理想的なペースで切り抜ける。
しかし、去年と比べて、体重は2kg増えているとはいえ、走っていて軽さを感じない。
むしろ、重く感じる。
この先、どうなるか分からないが、とにかく37kmまでは、今のペースで頑張ろうと心に誓う。
18km地点キロ4分40秒
応援の方の人気は、全てスイカランナーに集中し、その後を走るオッサンとしては、少しつまらないが・・・
スイカランナー、絶好のペースで走ってくれる。
19km地点キロ4分43秒
宮崎のメインストリートである橘通りのデパート前交差点を過ぎ、
切れることの無い応援が続く。
しかし、人気は全てスイカランナー。
僕にとっては素晴らしいペースメーカー。
そして、橘通りを一旦左折し、再び県庁のクス並木通りに。
インチョーとすれ違ったが、気がついた時には通り過ぎており、声をかけれず。
なんか、インチョーは調子が良くなさそうに見えた。
クス並木通りを折り返し、直ぐに20km地点(確か?)。
20km地点キロ4分40秒
相変わらず、スイカは人気だ。
しかし、素晴らしいペースで引っ張ってくれる。
クス並木通りを左折し橘通りに戻る。
すぐに、右手に宮崎市役所そして橘大橋を通り、大淀川を渡る。
ここまで、給水ポイントでは必ずドリンクを1杯飲み、
補食があれば摂るつもりでいるが、今まで補食を置いていたエイドは1ヶ所だけ。
今回のエイドで、2ヶ所目。
例年より、少ないような気がする。
「アミノバイタルゼリー」と「ここでジョミ」を携帯していて、正解だったような気がする。
エイドで、ドリンクとバナナを摂取。
橘大橋を渡ってから、賑やかな応援は少し落ち着いてきた。
21km地点キロ4分51秒
スイカのペースが少し落ちてきたような気がする。
もう少し、後ろをついて行こう。
22km地点キロ4分42秒
相変わらず、スイカは人気だ。
源藤の交差点手前で、再びキクちゃんママとキクちゃん、涼子さんの応援を受ける。
往路で応援をもらった時より、自分の体調は良化している。
だんだん体が、軽く感じ始めてきた。
源藤の交差点を過ぎると、国道220号の南バイパス。
しばらくなだらかな上りが続きます。
23km地点キロ4分46秒
体は、だいぶ軽くなってきたが、長い上りなのでペースを抑えながら・・・
スイカのペースが、明らかに落ちてきた。
スイカに見切りをつけ、追い抜かす。
24km地点キロ4分51秒
長い上りを考えると、上々のペース。
しばらく走っていると、前半にペースメーカーとした女性ランナーが前を走っているのに気付く。
しばらくは、彼女をペースメーカーとして、走ることにした。
25km地点キロ4分49秒
宮崎インターを過ぎ、スタート地点の運動公園を目指す。
スイカがいなくなって、ボランティア女子高生の応援の視線が、自分にも向くようになった。
ちょっぴり嬉しい・・・
いかん、いかん。
マイペース、マイペース。