もう 3月、早いですね。あっという間に時間が流れてしまいます。
今日はスケートやカーリング、ジャンプ等毎日TVで応援していたカナダでの冬季オリンピックの閉会式、メダルに届いても届かなくても、選手の皆さんの精一杯力を出し切って戦っている姿にたくさんの感動を頂きました。本当にありがとうございました。
そして今日は県立高校の卒業式でもありました。若い力の旅立ちに多くのエールを送ります。
そして3月といえば、お雛祭りの月でもあります。我が家では子どもたちが巣立ってからしばらくの間は頑張って段飾りを飾っていたのですが、最近億劫になってしまい、簡単に出せるお雛様で間に合わせてしまっています。お雛様は箱から出してあげないと暴れるとか・・・来年は頑張って出してみようと思います。(今年も省略でごめんなさい。)
今年は静岡県稲取の「つるし雛」も下げてみました。
常楽院の簡素だけれど可愛い、玄関のお雛様です。下は稲取のつるし雛です。
つるし雛は子や孫の初節句に無病息災や良縁を祈願して、雛壇の両脇に下げられるもので、昔は雛飾りを用意できる裕福な家庭でなくても、せめて手作りの雛飾りで子や孫の節句を祝ってあげたいと言う優しく切実な背景があったようです。着物や帯の和布の端切れで心をこめて作られたようです。
最近あちこちの地域で飾られているようですが、3大つるし飾りといわれている九州柳川の「さげもん」、伊豆稲取の「雛のつるし飾り」、山形酒田の「傘福」が有名で、歴史的な背景や由来、文献等が現存するそうです。
柳川のさげもん : 人生50年といわれた時代、女性は一歩下がって49年、その数に習って49個の細工物と中央に特大柳川まり2連加え総計 51個とし、長生きできるようにとの願いをかけ対に飾るそうです。
稲取のつるし飾り : 桃(長寿)・猿っこ(魔除け)・三角(薬袋や香袋)を基本とし、紅白の竹ひごの輪に5本の糸をつるし、この糸に様々な和裁細工を55個そろえ対に飾ります。飾りの数は縁起物なので割り切れない奇数と摺るそうです。
酒田の傘福 : 酒田では古来より傘の中には魂が宿ると言われていて、庶民が安産や我が子の成長等を祈願して、観音堂に宝珠や小槌等の細工を奉納する習慣があり、飾られる細工は61種類にもなるそうです。
私も来年に向けて作ってみようと思っていますが、思うだけで終わる可能性が高いかな?
またお話をたくさんきかせてください!
日記の更新を楽しみにしています。
そういえば実家のお雛様もどうなっているか…今夜あたり実家に電話してみようと思いました。
奥様手作りの雛を、来年は拝見できることを心待ちにしています(笑)